つる枯病のゴーヤに効く農薬や予防法とは?

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ゴーヤ

ゴーヤは、夏になると良く栽培される野菜の一つで、旬のゴーヤは、夏に弱った体を元気づけてくれます。

 

ゴーヤはつる性の植物なので、狭い庭やベランダなどでも栽培でき、家庭菜園などでも盛んに栽培されています。

 

 

ゴーヤの生長する時期は、気温や湿度が高いことから、様々な病気や害虫に気をつけなくてはなりません。

 

 

ゴーヤ栽培で気をつける必要のある病気の一つにつる枯病があります。

 

 

ゴーヤのつる枯病とはどのような病気なのか、つる枯病に効く農薬や、つる枯病予防について解説していきます。

 

 

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つる枯病のゴーヤは

ゴーヤのつる枯病とはどのような病気なのかについて解説していきます。

 

 

ゴーヤのつる枯病とは、糸状菌(カビ菌)を原因とする病気で、ゴーヤの他、キュウリやスイカなどウリ科の野菜に発生する病気となっています。

 

 

つる枯病とは、ゴーヤなどつる性の野菜の茎の部分に良く発生する病気ですが、葉や実などに発生することがあります。

 

 

つる枯病の原因となるカビ菌は、土壌中に潜んでおり、雨の際の泥などの跳ね返りで、ゴーヤの茎や葉(特に下方部分)に感染し広がっていきます。

 

 

ゴーヤのつる(茎)につる枯病が発生した場合には、茎が淡い褐色に変色し軟化しますが、乾燥すると白くなることもあります。

 

 

葉に発生した場合には、葉が黄色くなり、葉に黒い点々ができていきます。

 

 

つる枯病が広がると、ゴーヤの収量が落ちるほか、進行度合いによっては枯れることもあります。

 

 

つる枯病は、カビ菌を原因としているため、高温と多湿を好み、発生する時期は4月から10月ですが、特に梅雨時期や秋の長雨の時期に多発する傾向にあります。

 

 

カビ菌が活動する温度は、20度から24度程度ですが、良く感染する気温は、24度程度となっていますが、湿度が高いと低温でも感染します。

 

 

雨が長く続くと広がりやすいほか、ゴーヤの元気がなくなると広がりやすいと言われています。

 

 

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つる枯病に効く農薬は

ゴーヤのつる枯病に効果の高い農薬について解説していきます。

参考にしてみてください。

 

 

【STダコニール1000】

STダコニール1000は、TPNを有効成分とする総合殺菌剤で、水で希釈して使うだけなので使いやすくおすすめです。

 

 

強力な殺菌成分によりカビ菌を殺菌するので、つる枯病の予防効果が期待できます。

治療効果は無いので、あくまで発症前に使用する必要があります。

 

 

STダコニール1000は、つる枯病のほか、黒星病、炭疽病、うどんこ病などカビ菌が原因の幅広い病気に使用することができます。

 

 

STダコニール1000は、ゴーヤやきゅうりなどのウリ科の野菜の他、トマトやナスなどのナス科、レタスなどのキク科、キャベツやハクサイなどのアブラナ科の野菜に使用することができます。

 

 

野菜の他には、きくなどの花卉類、バラやつつじ、茶などにも効果があります。

 

 

耐光性や耐雨性を有しているほか、残効性があるので、比較的長い間効果が持続します。

 

 

使用方法としては、ゴーヤに対しては散布ですが、植物の種類によっては土壌灌注や種子消毒などの方法も選択することができます。

 

 

使用にあたっては、使用方法をよく確認し、保護具を着用するなどして使うようにしましょう。

 

 

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つる枯病の予防とは

カビ菌由来の病気は、予防することが大切です。

つる枯病の予防方法について解説していきます。

 

 

つる枯病に限ったことではないのですが、カビ菌を原因とする病気の予防の第一歩は、ゴーヤの周囲の湿度を低く保つことです。

 

 

ゴーヤを栽培する場所は、水はけを考えた場所にしましょう。

土壌の水はけを改良できない場合には、ゴーヤを栽培する場所を高畝にして、ゴーヤの周囲に水が溜まらないようにします。

 

 

ゴーヤ栽培の際は、風がよく通る場所を選ぶと良いでしょう。

ゴーヤを植える際は密植を行わないようにし、ゴーヤの株の間に湿気が溜まらないようにすると良いでしょう。

 

 

地面付近は、どうしても風の通りが悪くなりがちなので、葉を少し切り取っても良いでしょう。

 

 

ゴーヤに水を与える時には、ゴーヤの葉に水をかけるのではなく、根の近くに直接与えると良いでしょう。

 

 

つる枯病のカビ菌は、雨天時の泥の跳ね返りでゴーヤの葉につくことがあるので、マルチングを行って、泥の跳ね返りを抑えると、つる枯病の原因の一つを取り除くことができます。

 

 

連作をするとつる枯病のほかの病気や害虫が多く発生することがあります。

 

 

ウリ科の野菜の連作は避け、ナス科の野菜などとの輪作を行うと良いでしょう。

 

 

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まとめ

1.つる枯病のゴーヤに効く農薬や予防法とは?

ゴーヤのつる枯病とはどのような病気なのか、つる枯病に効く農薬や、つる枯病予防について解説していきます。

 

 

2.つる枯病のゴーヤは

ゴーヤのつる枯病は、カビ菌を原因とする病気で、きゅうりやスイカなどのウリ科の野菜に発生します。

 

 

つる枯病になると、茎が淡い褐色となり軟化するほか、乾燥すると白くなることもあります。

 

 

葉に発生した場合は、葉が黄色く変色し、黒い斑点ができます。

つる枯病が進行するとゴーヤが枯れてしまうこともあります。

 

 

3.つる枯病に効く農薬は

STダコニール1000は水で希釈して散布する総合殺菌剤でつる枯病の予防に効果を発揮します。

 

 

つる枯病のほかカビ菌を原因とする病気に有効のほか、様々な野菜や、花卉などにも使用できます。

 

 

4.つる枯病の予防とは

つる枯病の予防方法としては、水はけを考慮する事、高畝、密植を避ける事、地面付近の葉の切り取り、水の与え方を考慮すること、マルチング、連作を避ける事、などがあげられます。

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