春菊のハモグリバエに効く農薬と対策と食べても大丈夫?

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春菊

家庭菜園での栽培で人気のある野菜の一つとして、春菊があげられます。

 

 

春菊栽培は春まきと秋まきがありますが、特に種まきから寒くなっていく秋まきが育てやすくおすすめできます。

 

 

春菊は多くのビタミンを含み栄養価も高く、鍋料理などにも欠かせない存在です。

 

 

比較的育てやすいのも春菊の特徴なのですが、気をつけないといけない害虫としてハモグリバエがあります。

 

 

春菊のハモグリバエに効果の高い農薬や、ハモグリバエ対策、そしてハモグリバエがついた春菊は食べられるかについて解説していきます。

 

 

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春菊のハモグリバエに効く農薬とは

春菊のハモグリバエに効く農薬の一つとしてベニカ水溶剤をご紹介します。

 

 

【ベニカ水溶剤】

ベニカ水溶剤は水で薄めて春菊の葉に散布して使用するだけなので使い勝手も良くおすすめです。

 

 

野菜の汁を吸うアブラムシやコナジラミのような吸汁性の害虫のほか、葉を食害するハモグリバエやコガネムシのような害虫にも有効です。

 

 

散布した農薬の成分が、春菊の葉の表面から、春菊内部に入っていく浸透移行性があります。

 

 

このため、農薬がかかっていない箇所に潜んでいる害虫の殺虫効果も期待できます。

 

 

特にハモグリバエは葉の中に潜んで食害していくことから、効果が期待できます。

 

 

浸透移行性があることから殺虫効果の持続期間はアブラムシを例にとると、約1カ月続くことが確認されています。

 

 

使用できる野菜としては、春菊のほかトマトやナスなどのナス科の野菜、きゅうり、メロンなどのウリ科、ネギやニラなどのユリ科、マメ科などのほか、果樹や花卉などにも使用できます。

 

 

適用できる害虫も多く、さまざまな野菜類にも使用できるので、一つもっておくと役に立つ農薬の一つとなっています。

 

 

使用にあたっては、説明書をよく確認し、希釈倍率や使用回数を守るとともに、必要な保護具をきちんと着用することをおすすめします。

 

 

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春菊のハモグリバエ対策は

ハモグリバエが春菊についた際の対策や、ハモグリバエの予防などについて解説していきます。

ハモグリバエによる春菊の食害は主に幼虫によるものです。

 

 

ハモグリバエの成虫は、春菊の葉に産卵しますが、ふ化した幼虫は、春菊の葉の中に入っていき、春菊の中を移動しながら、食害していきます。

 

 

食害の跡はまるで絵のように見えることから、エカキムシなどと呼ばれることもあります。

 

 

春菊のハモグリバエによる被害(食害跡)を見つけたら、葉ごと取り除きましょう。

 

 

ハモグリバエが産卵した後も白い斑点になっていることがあるので、取り除く方がよいでしょう。

 

 

大きい葉の野菜なら、ハモグリバエの食害の跡だけを切りとっても良いのですが、春菊の葉は小さいので、葉ごと取った方が簡単です。

 

 

葉をとりのぞいたら、周辺の葉に小さな食害跡があるかないかについても丁寧に探してみましょう。

 

 

ハモグリバエの予防法について解説していきます。

ハモグリバエの被害の予防は、主として成虫対策となります。

 

 

成虫が春菊に産卵できないようにすれば、被害を抑えることができるからです。

 

 

ハモグリバエ予防の方法としては、防虫ネットがあげられます。

防虫ネットにより、ハモグリバエの成虫が春菊に近づくことを抑えることができます。

 

 

ハモグリバエが黄色い色にひき寄せられる特徴を利用した粘着板が販売されています。

 

 

ホームセンターなどで販売されているので、春菊から少し離れた場所に置いておくと被害を低減することができます。

 

 

重曹を殺虫剤として活用することができます。

重曹は料理などにも使うことができるので、扱いやすくおすすめです。

 

 

重曹小さじ2杯を水1リットルで溶かして、ハモグリバエの成虫に散布することで、成虫を駆除することができます。

 

 

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春菊がハモグリバエに…食べても大丈夫?

春菊がハモグリバエの被害にあった際に、春菊は食べても大丈夫かについて心配になるかと思います。

 

 

せっかく丹精込めて育てた春菊ですから、なるべく食べてみたいと思うことでしょう。

 

 

結論から先にお話しすると、ハモグリバエの被害にあった春菊の株にある葉を食べることは可能となっています。

 

 

食害の部分を取り除いて残りの部分を食することも可能です。

ハモグリバエの食害跡をよく確認し、丁寧に取り除きましょう。

 

 

食害跡が広い場合は、葉ごと捨ててしまうことをおすすめします。

葉の大きな野菜であれば、食害跡を簡単に取り除けますが、春菊の葉は小さいので、葉ごと捨ててしまっても良いでしょう。

 

 

食害跡の葉の部分や、食害跡のある葉を取り除いたら、春菊を食する前に葉全体を丁寧に洗うようにしましょう。

 

 

ハモグリバエの幼虫自体は、人の体に害をもたらすようなものではないのですが、葉にくっついている場合もあるので、丁寧に洗うことをおすすめします。

 

 

春菊は生食する場合もあるのですが、生食の場合には、特に幼虫や成虫が残っていないかについてもよく確認してから食すると良いでしょう。

 

 

鍋や炒め物にする場合には生食の場合より安心して食することができるので、気になる場合には加熱して食することもおすすめします。

 

 

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まとめ

1. 春菊のハモグリバエに効く農薬と対策と食べても大丈夫?

春菊のハモグリバエに効果の高い農薬や、ハモグリバエ対策、そしてハモグリバエがついた春菊は食べられるかについて解説していきます。

 

 

2. 春菊のハモグリバエに効く農薬とは

ベニカ水溶剤は、水で希釈して散布するだけで効果を発揮する浸透移行性のある農薬です。

 

 

ハモグリバエのほか、アブラムシやコガネムシなどにも効果があり、春菊などの野菜のほか、果樹や花卉などにも使用することができます。

 

 

3. 春菊のハモグリバエ対策は

春菊のハモグリバエ対策としては、葉ごとの取り除き、防虫ネットの活用、黄色の粘着板、重曹などがあります。

 

 

4.春菊がハモグリバエに…食べても大丈夫?

春菊がハモグリバエの被害にあっても葉を食することは可能です。

食害跡のある葉を取り除き、よく洗うようにしましょう。

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