春菊のうどん粉病に効く農薬とうどん粉病予防と対策とは?
春菊
キク科の野菜である春菊は、鍋料理やお浸しなどに使われることが多く、様々な栄養成分を含むことから人気のある野菜です。
春菊栽培は、種まきの時期によって、3月から5月に種をまく春まきと、9月から10月に種をまく秋まきがあります。
育てやすいので、人気がある春菊ですが、畑の他に、プランター栽培も行うことができます。
春菊を栽培する上で、気をつけるべき病気の一つとしてうどん粉病があげられます。
春菊のうどん粉病に効く農薬や、うどん粉病の予防方法の他に、うどん粉病対策について解説していきます。
春菊のうどんこ病に効く農薬とは?
春菊のうどんこ病に効果の高く、おすすめの農薬としてカリグリーンをご紹介します。
【カリグリーン】
カリグリーンの有効成分は炭酸水素カリウムですが、食品の他に医薬品にも使用されており、人や環境に対して安全性が高いのが特徴となっています。
炭酸水素カリウムが分解した、カリウムイオンや炭酸イオンは自然の中に広く存在しています。
有機JAS規格に適合しており、オーガニック栽培が可能となっており、野菜の場合にはカリグリーンの散布翌日に収穫ができるという特徴があります。
カリグリーンの作用は、うどんこ病などの原因である病原菌の中に入り込み、病原菌の細胞のイオンバランスを崩すことで、病気を治療していきます。
スポンサーリンク
うどん粉病の予防方法について解説していきます。
参考にしてみてください。
うどん粉病の原因はカビ菌であることが知られていることから、予防方法としては湿気を避けることがポイントとなります。
春菊を育てる場合は、水はけの良い場所を選んで植えるようにしましょう。
水はけが悪い場合には、土壌改良を行うことをおすすめしますが、できない場合には、高畝などにして、春菊の苗の周囲に水が長い間とどまらないようにしましょう。
風通しの良い場所を選んで春菊の種をまいたり苗の定植を行うようにしましょう。
春菊を育てる際は、株間を十分に確保するようにしましょう。
密植を行うと、どうしても風通しが悪くなることから、株間に湿気がたまりがちになります。
水やりには注意が必要です。
水やりで春菊の葉が濡れてしまうと、うどん粉病などの病気が発生しやすくなるので、株元に水やりをするようにしましょう。
うどん粉病の原因菌は、土の中に潜んでおり、降雨の際に土と一緒に跳ね上がることがあります。
マルチングを行うと、土の跳ね上がりを抑えることができるので、うどん粉病対策とすることができます。
窒素成分を過剰に施肥すると、うどん粉病が発生しやすくなることがあります。
バランスの良い施肥をこころがけるようにしましょう。
うどん粉病の対策方法とは
うどん粉病の予防をしていても、発生することがあります。
うどん粉病が発生した際の対策方法について解説していきます。
うどん粉病とは葉に白い斑点ができ、その後斑点が広がっていき、最後には葉は黄色くなっていく病気です。
うどん粉病が、春菊に発生したさい、そのままにしておくと春菊の株自体がかれてしまうこともあります。
うどん粉病が春菊に発生したのを確認したら、うどん粉病がそれ以上広がらないような対策を打つ必要があります。
うどん粉病はカビ菌の一種なので、そのままにしておくと、まわりにどんどん広がっていきます。
うどん粉病の葉を確認したら、なるべく早く葉を取り除きましょう。
うどん粉病は、地面に近い部分から広がることも多いので、地面近くの葉の裏側もよく確認しましょう。
取り去るのは、うどん粉病の葉だけではなく、うどん粉病の葉の周囲の葉もあわせて取り去るようにしましょう。
春菊が小さいうちに、うどん粉病にかかってしまったら、春菊の株ごと抜いても良いでしょう。
取り除いた葉は、畑の隅の方に置いておくのではなく、ビニール袋などに入れ、廃棄しましょう。
畑の隅などに置いておくと、うどん粉病の葉から飛び出した胞子により、他の春菊の葉や、野菜にうどん粉病が広がっていきます。
まとめ
1.春菊のうどん粉病に効く農薬とうどん粉病予防と対策とは?
春菊のうどん粉病に効く農薬や、うどん粉病の予防方法の他に、うどん粉病対策について解説していきます。
2. 春菊のうどんこ病に効く農薬とは?
カリグリーンは、炭酸水素カリウムを有効成分としており、人や環境に対して安全性の高い農薬です。
うどんこ病の予防効果は無く、治療効果が期待できます。
水で希釈して散布するだけなので、使い勝手も良く、収穫前日まで使うことが可能となっています。
3. うどん粉病の予防方法とは
うどん粉病の予防方法としては、水はけの良い場所を選んで育てること、土壌改良や高畝などがあります。
ほかには株間の確保、水やりに注意すること、マルチング、バランスの良い施肥、などがあげられます。
4.うどん粉病の対策方法とは
うどん粉病になった葉を見つけたら、なるべく早く葉を取り去ることが大事で、うどん粉病の周囲の葉もあわせて取り去る必要があります。
取り除いた葉は、畑の隅に置いておかず、ビニール袋などに入れ廃棄すると良いでしょう。
コメント