ズッキーニのネキリムシに効く農薬と駆除・対策方法は

ズッキーニはウリ科カボチャ属に属しており、未熟果を食するのが特徴の夏野菜の一つです。

皮ごと食することができ、炒め物の他に、煮物や天ぷら、ラタトゥイユなど幅広く使うことができるので、人気の野菜となっています。

育てることが簡単で、家庭菜園などでも盛んに栽培されていますが、暑い時期に生長するので、害虫にも注意が必要です。

ズッキーニはネキリムシの被害に遭うこともあります。
ズッキーニのネキリムシに効く農薬と駆除・対策方法について解説していきます。

ズッキーニのネキリムシに効く農薬とは

ズッキーニなど野菜類のネキリムシの被害を防ぐための農薬として知られるネキリベイトは、扱いやすさと効果の高さから家庭菜園でも人気のある薬剤です。

【ネキリベイト】

粉末状のこの薬剤は、ズッキーニの苗を植えた後や、種から育てた若い苗の周囲にまくだけで使用できるため、初心者でも手軽に取り入れられるのが魅力です。

ネキリベイトは「食毒剤」と呼ばれるタイプの農薬で、ネキリムシが好む匂いを発することで、土中に潜む害虫を引き寄せて駆除する仕組みになっています。

独特な香りによってネキリムシを地表近くに誘導し、薬剤を食べさせることで速やかに退治できるため、即効性を求める方にも適しています。

散布のタイミングとしては、日が沈み始める夕方が最も効果的とされており、夜行性のネキリムシが活動を始める時間帯に合わせることで、より高い駆除効果が期待できます。

ズッキーニの苗のすぐそばに集中してまくのではなく、株の周囲に少し広めに散布することで、離れた場所に潜むネキリムシにも対応できるのがポイントです。

ネキリベイトは1kg以下の少量パックでも販売されており、小規模な家庭菜園を楽しむ方にとっても無駄なく使える便利な選択肢となっています。

使用にあたっては、必ず製品の説明書を確認し、使用回数や散布方法などを守ることで、安全かつ効果的にズッキーニを守ることができます。

ネキリムシ駆除方法は

ズッキーニの駆除方法について解説していきます。
参考にしてみてください。

いままで元気だったズッキーニの根元が朝突然切られていた場合、ネキリムシによる被害の可能性を考える必要があります。

ネキリムシは夜間に活発に動き、昼間は土中に潜んでいるため、発見と駆除が難しいとされています。

まず基本的な対応としては、被害を確認した時点で「捕殺」を行うことが最も効果的です。

ネキリムシは地表から数センチの浅い土中に潜む習性があるため、株元の土を掘り返して探します。

スコップや手工具を使い、ズッキーニの根を傷つけないよう慎重に作業することが重要です。

手袋をした手で丁寧に掘り返して探すのも、根を傷つけない方法の一つです。

ネキリムシは、株の周りの広い範囲に潜んでいることもあることを認識しておく必要があります。

株の近辺で見つからなかった場合には、株の周囲だけでなく、少し広めの範囲まで丁寧に調べると発見率が高まります。

ネキリムシはイモムシ状の姿をしており、見た目に抵抗がある方も少なくありません。

そのため、割り箸や手袋などを使ってつかみ、直接触れずに処理すると良いでしょう。

捕獲したネキリムシはビニール袋などに入れて密閉し、家庭ごみとして廃棄するのが一般的です。

こうした手順を丁寧に行うことで、ズッキーニの株を守り、被害の拡大を防ぐことができます。

ネキリムシ対策とは

ズッキーニがネキリムシの被害を受けないようにするには、いくつかの対策を講じることが重要で、特に苗の段階での対策が効果的です。

ネキリムシ対策として有効な手段のひとつが、防虫ネットの活用です。
成虫の侵入を防ぐことで、卵の産み付けを抑えることができます。

ネキリムシによる被害は主に幼虫によって引き起こされます。
成虫がズッキーニに卵を産まなければ、幼虫の発生も防げます。

ズッキーニの種まきや苗植えの直後に、株全体を防虫ネットで覆うようにしましょう。

地際までしっかりカバーするのがポイントです。
ネキリムシ被害が集中するのは苗が小さい時期なので、この段階での予防が鍵です。

苗がまだ小さいうちにネキリムシの侵入を防げれば、後の成長段階での被害を大幅に減らすことができます。
初期対策が肝心です。

もうひとつの有効な予防策として、マルチングがあります。
蛾が葉に卵を産んでも、幼虫が土に潜れないようにする効果があります。

マルチを敷くことで、孵化した幼虫が地中に入り込むのを防ぎ、ズッキーニの根元を守ることができます。
被害の軽減につながります。

ネキリムシはズッキーニだけでなく、周囲の雑草にも卵を産むので
雑草の管理を徹底することで、発生源を減らすことが可能です。

さらに、害虫対策として広く知られているのが輪作です。
同じ場所で同じ作物を育て続けると、害虫が定着しやすくなります。

ズッキーニを育てる際は、連作を避け、他の作物と交互に栽培することで、ネキリムシの発生リスクを下げることができます。

まとめ

１．ズッキーニのネキリムシに効く農薬と駆除・対策方法は
ズッキーニのネキリムシに効く農薬と駆除・対策方法について解説していきます。

２． ズッキーニのネキリムシに効く農薬とは
ネキリベイトは粉末状の食毒剤で、ズッキーニ苗の周囲にまくだけでネキリムシを誘引・駆除できる即効性の高い農薬です。

夕方の散布が効果的で、初心者にも扱いやすく家庭菜園に最適です。

３． ネキリムシ駆除方法は
ズッキーニが突然切られる原因はネキリムシの可能性があり、夜間に活動するため発見が困難です。

根元の土を掘り返して捕殺し、広範囲を丁寧に調べることで効果的に駆除できます。

４．ネキリムシ対策とは
ズッキーニの苗を守るには、防虫ネットやマルチング、雑草管理、輪作などの初期対策が効果的で、ネキリムシの侵入と発生を防ぐことができます。