春菊のさび病に効く薬剤は?重曹はさび病対策になる

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春菊

春菊は比較的育てやすい野菜の一つですが、味も良くお浸しやなべ物、サラダなどにも使われる人気の野菜です。

 

 

春菊を育てていると、病気や害虫などに悩まされることもあり、対策が遅れると、被害が大きくなります。

 

 

春菊のさび病もそのような病気の一つです。

さび病は、カビ菌が原因の病気で、初期症状としては、オレンジや褐色の斑点から始まり、枯れてしまうこともあります。

 

 

春菊のさび病に効く薬剤を紹介し、重曹はさび病対策になるのか、さび病対策でできることなどについて解説していきます。

 

 

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春菊のさび病に効く薬剤は

春菊のさび病に効果の高い薬剤として、カリグリーンをご紹介します。

 

 

【カリグリーン】

カリグリーンは、炭酸水素カリウムを有効成分とする農薬の一つで、さび病の治療効果が期待できます。

 

 

有効成分の炭酸水素カリウムのカリウムイオンがさび病のカビ菌の細胞に入ることによって、細胞のイオンのバランスをくずし、細胞の働きに障害を起こさせることで、病変を消し去ります。

 

 

カリグリーンは、さび病の予防効果ではなく治療効果を期待できる農薬ですが、病気の発生初期の散布で効果が高まります。

 

 

使用方法は適量を水で希釈して散布するだけなので、簡単でおすすめです。

 

 

炭酸水素カリウムは、食品のほか、薬にも使用されている薬品で、人や家畜に対しての安全性に優れています。

JAS規格の有機農産物にも使うことが可能です。

 

 

炭酸水素カリウムは、さび病の治療効果を発揮した後に、春菊に吸収されることで、肥料としての効果が期待できます。

 

 

カリグリーンは、さび病のほか、うどんこ病、灰色かび病などの治療薬として使うことができます。

 

 

カリグリーンは、野菜類、果樹類や花卉、観葉植物などのカビ菌を原因とする病気にも効果を発揮します。

 

 

収穫の前の日まで使用できるので、散布から収穫までの日数管理も不要で、汚れや臭いも少ないので、家庭菜園向けの農薬の一つと言えます。

 

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さび病には重曹が効く

春菊などがさび病にかかった際には、農薬などの薬を使う方法もありますが、家庭にあるものでも、さび病の治療効果が期待できるものがあります。

 

 

重曹はその一つですが、重曹は食品に用いたり、掃除に用いたりする目的で家庭でも常備している方も多いのではないかと思います。

 

 

重曹はアルカリ性を示しますが、カビ菌はアルカリ性に弱いので、重曹を水で希釈した重曹スプレーをさび病の部分にかけることで、カビ菌退治ができます。

 

 

さび病が進んでしまった時には効果は少ないのですが、カビ菌を殺すことで、春菊の治癒力によって、さび病の進行とさび病からの回復が期待できます。

 

 

さび病の葉を見つけたら、病変部が少ないうちに使用するようにしてみてください。

 

 

重曹は1Lの水に対して1gの割合で希釈したのち、春菊全体に散布します。

 

 

さび病は発病していなくても、カビ菌が春菊の葉についている可能性があるからです。

 

 

使用する重曹は、掃除用でも、食品用でも良いのですが、気になる人は食品用を選ぶと良いでしょう。

 

 

重曹は重炭酸ソーダのことですが、自然にあるものなので、環境にも人体にも影響が少ないのが、大きな特徴です。

 

 

さび病対策として、農薬などを使いたくない場合には、試してみてください。

 

 

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さび病対策で出来る事は?

春菊がさび病にかかってしまった場合や、さび病にかからないようにするための対策について解説していきます。

 

 

春菊の葉にさび病の病変を見つけたら、さび病の葉を切り取りましょう。

 

 

切り取った葉は、ビニール袋などにいれて処分しましょう。

さび病の葉をそのままにしておくと、葉からさび病のカビ菌の胞子が飛び散り、病気が広がってしまうことがあります。

 

 

病変の見つかった葉だけではなく、周りの葉も取り除いておくと、さび病の広がりを抑えることが期待できます。

 

 

さび病が広がってしまった場合は、株ごと抜き取って、廃棄してしまいましょう。

 

 

さび病はカビ菌を原因とする病気なので湿気が多いと発症しやすくなります。

 

 

春菊の周囲の湿度が高くならないように注意しましょう。

春菊を植える場所の水はけを良くしたり、高畝にするなどして、湿気がたまらないようにしましょう。

 

 

風通しの良い場所に植えるとともに、密植をさけるようにしましょう。

 

 

適度な間引きや、葉が茂りすぎている箇所の剪定を行うことで、湿度を低く保つことができます。

 

 

春菊を育てる際は、石灰を適度に使うことで、土壌中の菌の繁殖を抑え、さび病の発症を抑制することができます。

さび病の原因菌は酸性土壌を好むからです。

 

 

水やりの頻度が多すぎると、春菊の周りの湿度が高くなることがあります。

適度な水やりを心がけましょう。

 

 

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まとめ

1. 春菊のさび病に効く薬剤は?重曹はさび病対策になる

春菊のさび病に効く薬剤を紹介し、重曹はさび病対策になるのか、さび病対策でできることなどについて解説していきます。

 

 

2. 春菊のさび病に効く薬剤は

カリグリーンは炭酸水素カリウムを有効成分とする農薬の一つで、さび病の治療効果が期待できますが、発生初期の使用が効果的です。

 

 

炭酸水素カリウムは、食品などにも使用され安全性に優れるほか、肥料としての効果があります。

 

 

3. さび病には重曹が効く

重曹はアルカリ性を示しますが、カビ菌はアルカリ性に弱く、カビ菌退治に有効です。

 

 

さび病の葉を見つけたら、病変部が少ないうちに、使用しましょう。

 

 

重曹は、自然にもあるものなので、環境にも人体にも影響が少ないのが大きな特徴です。

 

 

4.さび病対策で出来る事は?

さび病対策でできることとしては、さび病の葉の取り除き、水はけを良くすること、高畝、風通しを良くすること、密植をさけること、石灰の使用、適度な水やり、などがあります。

 

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