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春菊は、日本では古くから食されてきた伝統ある野菜で、独特の香りで人気があります。
春菊には体に良い成分がたくさん含まれており、また栽培に関しても比較的簡単なため、家庭菜園でも人気があります。
春菊の栽培は、3月から5月に種をまく春まきと9月から11月に種をまく秋まきがあります。
鍋料理などでも用いられる春菊は、冬野菜として知られていますが、春先から初夏にかけても栽培が可能です。
春菊栽培で気をつける必要がある害虫として、カタツムリがあげられます。
カタツムリに効果の高い農薬や、カタツムリの駆除方法、家庭菜園でのカタツムリ対策について解説していきます。
カタツムリが春菊に…農薬は?
カタツムリが春菊についた場合に効果の高い農薬として、ナメトックススプレーをご紹介します。
【ナメトックススプレー】
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ナメトックススプレーは、ナメクジやカタツムリの退治に広く用いられている農薬の一つでおすすめできます。
使用方法としては、カタツムリに直接散布しても良く、またカタツムリの潜んでいそうな場所に散布して使います。
春菊にナメトックススプレーを用いる場合には、春菊に直接かからないように使う必要があります。
このため、春菊にカタツムリがいる場合には、使用しないように注意しましょう。
カタツムリに直接かける場合には、春菊の株から離れた場所に潜んでいる場合に用い、薬剤が春菊にかからないようにしましょう。
ナメトックススプレーは、春菊の周囲の土壌に散布しておくと、匂いにつられてカタツムリが近づいてきて、接触や舐めることで退治されます。
持続効果は比較的長く、1から2週間継続することが確認されています。
ナメトックススプレーは、春菊の他、野菜類全般、花卉、果樹にも用いることができるので、準備しておくことをおすすめします。
食用にしない花卉類には、直接散布して使うことも可能です。
使用する際には、説明書をよく確認し、保護具などを着用するようにしましょう。
春菊につくカタツムリを駆除するには
春菊にカタツムリがついた際の駆除方法について解説していきます。
春菊などの野菜にカタツムリなどの害虫がついた場合の対策として基本的に行うのは、捕殺です。
捕殺とは捕まえて退治することですが、カタツムリを捕まえる際には少し注意が必要です。
カタツムリには広東住血線虫という線虫が寄生している場合があり、人間にも寄生することがあります。
カタツムリをつかむ際には、なるべく手で触らないようにし、触ってしまった場合には、手を良く洗うようにしましょう。
ピンセットのようなものを用いて、捕まえても良いでしょう。
捕まえたカタツムリは、ビニール袋などに入れて廃棄すると良いでしょう。
カタツムリが這った跡にも、広東住血線虫が潜んでいる場合があるので、注意しましょう。
カタツムリはお湯に弱いという性質があります。
あまり高い温度の必要はなく、40度程度のお湯をかけると、退治することができます。
カタツムリはナメクジ同様に、塩をかけると体内の水分が抜けて死んでしまうので、試してみるということもできます。
カタツムリはビールの匂いに引き寄せられると言われています。
飲み残しのビールなどを、容器に入れ春菊の近くに置いておくと、カタツムリが集まってくるので、捕まえて駆除しましょう。
家庭菜園のカタツムリ対策は
家庭菜園でのカタツムリ対策について解説していくので参考にしてみてください。
カタツムリはナメクジと同じように、湿った場所を好み近寄ってきます。
春菊を栽培する際には、湿気に気をつけ、湿気がたまらないように気をつけましょう。
水はけの良い土壌を選ぶか、高畝などにして、水が春菊の周囲に長い間溜まらないようにしましょう。
春菊を植える間隔は、適度にとり、風通しがよくなるように工夫しましょう。
春菊に水をやるときは、朝行いましょう。
朝に水をやることで、昼間に春菊の周囲の土の表面が乾燥、カタツムリの産卵を抑えることができます。
春菊の周りに雑草がある時は、こまめに刈り取り管理しましょう。
周囲の雑草により、風通しが悪くなるので、湿度が上昇し、カタツムリが集まる原因となります。
春菊の周囲に、卵のカラや、木灰などをまいておくと、カタツムリは近づけないので、被害を抑制できるのです。
カタツムリはザラザラとしたものの上を通過するのを嫌がるからです。
春菊の周りを防虫ネットなどで覆っておくと、カタツムリは近づいて来ることができなくなります。
カタツムリの嫌う匂いのものを春菊の周りにまいておくという方法もあります。
木酢液を薄めたものを散布するか、あるいはコーヒーかすをまいておくと、カタツムリは嫌がって近づいて来なくなると言われています。
まとめ
1.カタツムリが春菊に…農薬や駆除方法と家庭菜園のカタツムリ対策は?
カタツムリに効果の高い農薬や、カタツムリの駆除方法、家庭菜園でのカタツムリ対策について解説していきます。
2.カタツムリが春菊に…農薬は?
ナメトックススプレーは、カタツムリの潜んでいそうな場所に散布することで、カタツムリをおびき寄せて退治することができる農薬です。
カタツムリに直接散布しても良いのですが、春菊にカタツムリがいる場合には使用しないようにしましょう。
持続効果は比較的長く、1から2週間継続することが確認されています。
3.春菊につくカタツムリを駆除するには
春菊にカタツムリがついた場合の駆除方法としては、捕殺が基本となります。
カタツムリには広東住血線虫という寄生虫がいる場合があるので、手で直接触らないようにしましょう。
他には40度程度のお湯をかける方法、塩をかける方法、ビールで誘引する方法などがあります。
4.家庭菜園のカタツムリ対策は
家庭菜園でのカタツムリ対策としては、湿気がたまらないようにすること、土壌の水はけを良くする、高畝、風通しを良くすること、朝の水やりなどがあります。
他には、雑草の管理、卵のカラや木灰の活用、防虫ネット、木酢液、コーヒーの活用などがあげられます。
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