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ジャガイモは比較的簡単に育てることができ味も良い人気の野菜で家庭菜園などでも盛んに作られています。
ジャガイモに限らず野菜を育てる際に大切な点の一つに施肥があります。
ジャガイモをおいしく、そして大きく育てるために、必要な栄養を与えてあげる必要があるからです。
ジャガイモの施肥には、ジャガイモのタネ芋を植える際の元肥と、生長の過程で栄養分を補給する追肥があるのですが、元肥はしっかり与えても追肥は忘れがちということも起こりがちです。
ジャガイモの生長に大切な、追肥のやり方とおすすめの肥料、そして追肥をしないとどうなるかについて解説していきます。
ジャガイモの追肥のやり方は
ジャガイモの追肥のやり方について解説していきます。
ジャガイモの追肥で大切なポイントの一つに、追肥のタイミングがあります。
追肥のタイミングを間違えてしまうと、ジャガイモが肥料分を必要としていなかったり、肥料分が十分にジャガイモに届かなかったりするからです。
ジャガイモの追肥は望ましくは2回行うと良いでしょう。
1回目は、芽かきのタイミング、2回目はジャガイモにつぼみが付くタイミングです。
芽かきの際には、ジャガイモの芽の大きさは概ね10cm位になっており、タネ芋から出た芽が生長しちょうど肥料分が切れかかっているときです。
芽かきをしたら、ジャガイモの芽(茎)の根元の両側に、一株当たり適量の化成肥料を施肥し、土寄せを行いましょう。
できれば、最初に土を少しかけたら肥料と土を良くなじませてから、さらに土をかけておくと、肥料が固まらずに、ジャガイモの根が肥料分を吸収できます。
2回目は、つぼみがつくタイミングですが、ジャガイモのつぼみはすべての株にかならずつくとは限らないので、いくつかつぼみが付き始めたら行います。
追肥を行ったら、1回目と同じように土と良くなじませてからさらに土寄せを行うと良いでしょう。
特に2回目の追肥は、あまり遅くなってしまうと、株が大きくなってしまうので気をつけましょう。
肥料は雨などで溶けて土の中に広がりますが、株が大きくなって広がってしまうと、葉が傘のようになってしまいます。
そうなると肥料が十分に溶けず、ジャガイモを収穫したら、肥料分がそのまま残っていたということもよくあることです。
ジャガイモの追肥におすすめの肥料は?
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ジャガイモの追肥でおすすめの肥料ですが、即効性を求めるなら、化成肥料です。
元肥の場合には長い時間をかけてゆっくりと効くたい肥などを中心とした肥料を用いますが、追肥の場合には即効性が大切になる場合があります。
ジャガイモに限らず植物の生育には、チッソ、リン酸、カリが必要で、これらの養分をバランスよく含んでおり扱いやすいのが化成肥料です。
ただし化成肥料は、効いている期間が短いことや、工業的につくられ土壌改良効果がないこと、与えすぎると根が傷むなどの欠点もあります。
たい肥などの有機物は、肥料分は少なく即効性は無いので、追肥には向いていません。
他には追肥におすすめの肥料としては、配合肥料があります。
配合肥料は、2種類以上の肥料を混ぜ合わせたものの総称で、有機成分の肥料を含んでいます。
土壌改良効果もありまた即効性の化成肥料も混ぜられているので、追肥にも元肥にも向いています。
配合肥料と言っても、混ぜられている肥料によって特徴があるので良く調べて使用しましょう。
野菜全般に使用できるもののほかに、ジャガイモ専用のものも販売されているので、好みのものを選ぶと良いでしょう。
ジャガイモ用にある程度使うのならジャガイモ専用、野菜にも使用したいのであれば野菜用などを選んでおくと良いでしょう。
元肥にも追肥にも使うことができます。
肥料分が効いている期間も長いので、便利に使うことができます。
ジャガイモに追肥をしないとどうなる?
ジャガイモに追肥をしないとどうなるでしょうか?
ジャガイモはタネ芋の養分や、元肥の肥料分を吸収して大きくなるので、ジャガイモはできます。
また、同じ場所でジャガイモを育てた場合や、別の野菜を育てた際の肥料分が結構畑には残っているものなので、それなりに出来てしまいます。
プランターでジャガイモを育てる場合には、購入したプランターの土には肥料分が入っているものもあるので、少し小さいながらジャガイモを収穫することはできます。
しかし適切なタイミングで必要十分に追肥をしたジャガイモと、追肥を忘れてしまったジャガイモは明らかに大きさや味に差が出てきてしまいます。
追肥を行わないでおくと、葉が少し黄色くなったり、葉に元気が無くなったりすることがあります。
追肥を忘れてしまって葉が黄色くなり始めたら、化成肥料などの即効性のあるものを施肥しましょう。
少しは挽回できるかもしれません。
ただし化成肥料を施肥しても雨が降らないと土の中に入っていきません。
その場合には、液体肥料を試してみるのも良いでしょう。
あまり大きな畑の場合にはなかなか難しいのですが、プランターや小さな畑の場合にはぜひ試してみてください。
液体肥料は、規定量に希釈し、じょうろなどを用いて、ジャガイモの株元にかけると良いでしょう。
液体肥料は、どうしても肥料分は少ないので、元気になるまで1回/週のペースで与えれば良いでしょう。
まとめ
1)ジャガイモの追肥のやり方とおすすめの肥料と追肥をしないと
どうなる?
おいしいジャガイモを育てるには、元肥の他に追肥も大切です。
ジャガイモの生長に大切な追肥のやり方、おすすめの肥料、追肥をしないとどうなるかについて解説します。
2)ジャガイモの追肥のやり方は
ジャガイモの追肥は、芽かきの際と、つぼみがタイミングで行います。
追肥をしたら、肥料と土をなじませて、肥料が一か所にかたまらないようにし、土寄せをしましょう。
3)ジャガイモの追肥におすすめの肥料は?
ジャガイモの追肥におすすめの肥料は、即効性のあるものでは、化成肥料、土壌の改良効果も期待できるのは配合肥料です。
ジャガイモ専用の肥料もあるので利用しても良いでしょう。
4)ジャガイモに追肥をしないとどうなる?
ジャガイモの追肥を行わなくても元肥や畑に残った肥料分などである程度の大きさのジャガイモは収穫できます。
ただし、大きなジャガイモや味のよいものはできない可能性もあるので追肥はきちんと行いましょう。
ジャガイモの葉が黄色くなったり、元気がなくなったりしてしまいます。
追肥を忘れてしまったら、化成肥料や液体肥料を施肥すると良いでしょう。
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