アーティーチョークの育て方で苗立枯病に効く農薬や対策とは

スポンサーリンク
アーティーチョーク

家庭菜園をしていると、毎年必ず栽培する定番の野菜の他に、新しい野菜の栽培に挑戦してみたくなるものです。

 

八百屋やスーパーなどで手に入りやすい野菜を育てるのもとても楽しいものですが、新しい味覚の野菜を自分で作る楽しみもまた格別です。

 

 

そのような野菜の一つとして、アーティーチョークがあります。

アーティーチョークの育て方についてご紹介します。

 

 

またアーティーチョークを育てる上で気をつけなければならない病気の一つである苗立枯病とはどのような病気なのか、苗立枯病に効く農薬と対策について解説していきます。

 

 

スポンサーリンク

アーティーチョークの育て方とは

アーティーチョークの育て方について解説していきます。

アーティーチョークはキク科の多年草で地中海沿岸が原産地です。

 

 

食用となるのは、つぼみの部分でまつぼっくりに似た形をしています。

 

 

アーティーチョークの育て方としては、種まきによる方法や苗を購入する方法などがあります。

株分けでふやすこともできます。

 

 

種まきは春と秋に行うことができますが、春まきの方が育てやすくおすすめです。

 

 

水はけと日当たりに良い場所を選んで種をまき、芽が出たら間引きをするか、植え替え(定植)を行います。

 

 

アーティーチョークはとても大きくなる植物なので、株間は十分に確保しましょう。

 

 

プランターで育てる場合には、十分大きなプランターを選ぶと良いでしょう。

 

 

アーティーチョークを育てる上で気をつけなければならない病気に苗立枯病があります。

 

 

苗の時期に良く発症する病気で、発症すると大きく生長できなくなってしまいます。

 

 

苗立枯病の原因は糸状菌(カビ)で複数の病原菌が原因となることが知られています。

 

 

リゾクトニア菌と、ピシウス菌が良く知られており、リゾクトニア菌は発芽不良となります。

 

 

ピシウス菌は、地表近くの茎の軟化に続き、倒れたのち枯れてしまい、綿毛状のカビが見られることがあります。

 

 

どちらの菌も土壌の中や、被害を被った作物中で長い間残存するので注意が必要です。

 

 

スポンサーリンク

苗立枯病に効く農薬とは

苗立枯病に効く農薬について解説していきます。

アーティーチョークにも良く効くので参考にしてみてください。

 

 

【サンケイオーソサイド水和剤80】

 

 

サンケイオーソサイド水和剤80は、カビ菌(糸状菌)を原因とする多くの植物の病気に効果を発揮します。

 

保護殺菌剤と呼ばれる農薬の一つで、主に苗立枯病の予防効果が期待できます。

 

 

薬剤を散布することで、アーティーチョークの葉の上にくっついているか飛来してきたカビ菌を退治する薬剤となっています。

 

 

カビ菌がアーティーチョークの中に入ってしまった場合には、効果は期待できませんが、葉の上のカビ菌を退治することで、苗立枯病の予防効果を発揮してくれます。

 

 

使用法はとても簡単で、粉末状の薬剤を水で希釈して散布するだけとなっており、初心者でも比較的簡単に使うことができます。

 

 

アーティーチョークなどのキク科の植物の病気であるそうか病、べと病、黒斑病などにも効果を発揮します。

 

 

トマトなどのナス科、キュウリなどのウリ科、タマネギなどのユリ科、インゲンマメなどのマメ科、白菜などのアブラナ科の野菜にも使用することができる汎用性の高い農薬となっています。

 

 

野菜などへの薬害が少ないのもこの農薬の大きな特徴の一つとなっています。

 

 

スポンサーリンク

苗立枯病の対策とは

苗立枯病の対策について解説していきます。

苗立枯病の対策としては、第一にアーティーチョークの種をまく際に苗立枯病の原因となるカビ菌のいない土を使うことです。

 

 

畑に直接種をまく場合には、苗立枯病のカビ菌がいる場合があるので注意する必要があります。

 

 

種まき用の土がホームセンターなどで販売されているので、プランター栽培の場合には使ってみるのも良いでしょう。

 

 

種を種まきポットにまく場合には、水はけを良くして、種まきポットの周りが多湿にならないようにしましょう。

カビ菌は、多湿を好むからです。

 

 

種を畑にまく場合には、間引きをして株間を十分に確保し、定植する場合にも株間を十分に取り、風通しを良くするようにしましょう。

 

 

水はけの悪い場所に植える場合には、高畝にして水はけを良くするようにしましょう。

 

 

水をやりすぎると、苗立枯病が発生しやすくなるので、水のやりすぎには注意しましょう。

 

 

連作をするとカビ菌を原因とする病気が発生しやすくなると言われています。

 

 

アーティーチョークを作ったところと同じ場所で、アーティーチョークを作らないようにすると良いでしょう。

 

 

苗立枯病の発生の抑制には、窒素系肥料をやりすぎないようにすればよいと言われているので、気をつけましょう。

 

 

苗立枯病の苗を見つけた場合には、早めに抜き取り畑の隅に放置するのではなく、ビニール袋などに入れて処分しましょう。

 

 

スポンサーリンク

まとめ

1.アーティーチョークの育て方で苗立枯病に効く農薬や対策とは

アーティーチョークの育て方についてご紹介し、アーティーチョークを育てる上で気をつけなければならない病気の一つである苗立枯病、苗立枯病に効く農薬と対策について解説していきます。

 

 

2.アーティーチョークの育て方とは

アーティーチョークはキク科の多年草で地中海沿岸が原産地です。

食用となるのは、つぼみの部分でまつぼっくりに似た形をしています。

 

 

水はけと日当たりの良い場所を選んで種を植え、芽が出たら十分株間を取って間引くか植え替えします。

 

 

苗立枯病は、カビ菌を原因とする病気で、発症すると発芽不良となってしまい育たなくなり、枯れてしまうことがあります。

 

原因となるカビ菌は土壌の中や、被害を被った作物中で長い間残存するので注意が必要です。

 

 

3.苗立枯病に効く農薬とは

サンケイオーソサイド水和剤80は、カビ菌(糸状菌)を原因とする多くの植物の病気に効果を発揮する保護殺菌剤と呼ばれる農薬の一つで、主に苗立枯病の予防効果が期待できます。

 

 

使用法はとても簡単で、粉末状の薬剤を水で希釈して散布するだけとなっており、初心者でも比較的簡単に使うことができ、カビ菌が原因の多くの病気に効果を発揮します。

 

 

4.苗立枯病の対策とは

苗立枯病の対策としては、カビ菌のいない土を使うこと、ホームセンターなどの種まきの土を使うこと、水はけを考慮し、株間を十分に取ること、水のやりすぎに注意することがあります。

 

 

他には高畝にすること、連作を避ける事、肥料のバランスに注意すること、苗立枯病を発症した葉を早めに取り除くことなどがあげられます。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました