アーティーチョークの育て方でうどんこ病の農薬でおすすめと対策は

スーパーなどで見かけない野菜の中にも、食してみるとおいしいものが多くあり、手に入れたい場合には通販などの方法も可能ですが、家庭菜園などで育ててみるのも良いものです。

アーティーチョークは、近所のスーパーなどであまりみかけない野菜の一つですが、聞いたことがあるという方も多いかと思います。

アーティーチョークを自分で栽培する方法について解説していきます。

アーティーチョークの栽培で注意する必要があるうどんこ病と、うどんこ病に効く農薬、うどんこ病の対策についても解説します。

アーティーチョークの育て方は

アーティーチョークの育て方について解説していきます。

アーティーチョークはキク科の多年草で、日本名はチョウセンアザミと言いますが、地中海沿岸原産です。

食用になるのは、つぼみの部分で、外観はまつぼっくりのような形をしています。

家庭菜園の他に大きめのプランターでも栽培することができますが、大きく生長するので株間を十分確保することが大切なポイントとなります。

種をまいて育てる方法のほかに、苗を購入する方法、株分けなどでも育てることができます。

種まきの時期は、春と秋ですが、秋まきは苗の状態での冬越しがあるので春まきの方がおすすめです。

水はけと日当たりの良好な場所を選んで種をまき、発芽したら間引きや定植を行います。

アーティーチョークを育てていく上で気をつけなければならない病気にうどんこ病があります。

葉の表面に、白い斑点状の病変ができる病気で、粉状になっていることが病名の由来とも言われています。

初期のうどんこ病を放置しておくと、葉全体に広がることがあり、光合成を阻害するので、弱っていき最悪の場合には枯れてしまうこともあります。

うどんこ病は、カビ菌が発生原因で、カビ菌が葉にくっつき広がります。

原因のカビ菌は、糸状菌といい、畑などの土や落ち葉に紛れているので、風などで舞い上がり、アーティーチョークの葉にくっつき広がります。

カビ菌は高温や乾燥状態でも発生し、５月から１１月に多く発生します。

うどんこ病はほうっておいても治るわけではなく、早期発見、早期対策が必要となります。

うどんこ病の農薬でおすすめは

うどんこ病の農薬でおすすめをご紹介していきます。

アーティーチョークに効く薬剤ですので参考にしてみてください。

【アーリーセーフ】

水で希釈して散布するタイプの農薬で、比較的簡単に使うことができます。

ヤシ油を原料とした脂肪酸グリセリドが有効成分で、有機ＪＡ規格（オーガニック栽培）に適合した安全性の高い農薬です。

うどんこ病のほか、アブラムシ、コナジラミ、ハダニ等にも有効で、収穫前日まで使うことができます。

【ベニカマイルドスプレー】

スプレー容器で販売されており、購入して即座に使用できるのが大きな特徴です。

還元澱粉糖化物という自然由来の成分で、オーガニック栽培にも適合した安全性の高い農薬の一つです。

うどんこ病の発生広さにあわせて、ワイドと集中噴霧を切り替えることができ使いやすくなっています。

臭気は少なく、収穫前日まで使用できるので使い勝手が良い農薬となっています。

【カリグリーン】

炭酸水素カリウムを主成分とする環境負荷の低い農薬の一つで、野菜類であれば収穫前日まで使うことができます。

うどんこ病の予防効果はあまり無いのですが、発症した後の治療に力を発揮します。

カリ肥料としても効果もあり、暑さや寒さに対する抵抗力をあげてくれます。

有機ＪＡＳ規格（オーガニック栽培）に適合しており、安心して使用することができます。

うどんこ病対策とは

うどんこ病対策について解説していきます。

うどんこ病の原因となる糸状菌は、風などで舞い上がり飛んでくるので、菌の飛来を抑えることは困難です。

飛んできてうどん粉病のカビ菌が葉に付着しても発症しない対策や、広がって行かない対策を行う必要があります。

うどんこ病が良く発症する環境としては、多湿の状態に加え、株同士が密集している場合があげられます。

種まきや苗の定植は日当たりや水はけを考慮しましょう。

プランター栽培の場合には、日当たりを考えてプランターを配置する様にしましょう。

乾燥しすぎの場合にも、うどんこ病が発生しやすくなるといわれています。

適度な水やりにより、乾燥しすぎないように心がけましょう。

雨が降った際の土の跳ね返りによって、土の中のうどんこ病の菌がアーティーチョークの葉に付着することがあります。

マルチング等を行うと、土の跳ね返りによる付着を抑えることができます。

万が一うどんこ病の病変を見つけた場合には、うどんこ病になった葉を取り除き、ビニール袋などに入れ捨ててしまいましょう。

窒素を多く含む肥料を施肥しすぎると、うどんこ病の発生が多くなると言われています。

バランスの良い施肥を心がけましょう。

うどんこ病の発生初期には、木酢液や酢を希釈した液体、重曹で症状が緩和されることがあるので、試してみてください。

まとめ

１．アーティーチョークの育て方でうどんこ病の農薬でおすすめと対策は

アーティーチョークを自分で栽培する方法について解説し、

アーティーチョークの栽培で注意する必要があるうどんこ病と、うどんこ病に効く農薬、うどんこ病の対策についても解説します。

２．アーティーチョークの育て方は

アーティーチョークは家庭菜園のほかにプランターでも栽培でき、水はけと日当たりを考慮する必要があります。

春まきがおすすめの種まき時期で、発芽の後に間引きや定植を行います。

うどんこ病は、カビ菌が原因白い粉状の斑点ができる病気です。

放置しておくと光合成を阻害し枯れてしまうことがあります。

早期発見、早期対策が必要です。

３．うどんこ病の農薬でおすすめは

うどんこ病のおすすめの農薬としては、アーリーセーフ、ベニカマイルドスプレー、カリグリーンがあります。

いずれも安全性が高く有機ＪＡＳ規格に適合しており、収穫前日までの使用が可能です。

４．うどんこ病対策とは

うどんこ病対策としては、株間を広くし日当たりや水はけを考慮して植える事、適度な水やり、マルチング、早めの病変の除去、適切な施肥、木酢液や酢、重曹の使用などがあります。