|
ゴーヤは暑い夏に盛んに生長する野菜の一つですが、独特に苦味が人気で、家庭菜園などでも多くの方が栽培を楽しんでいることが知られています。
栽培が比較的簡単で初心者でも作りやすいのがゴーヤの特徴なのですが、高温で湿度の多い時期には、様々な病気や害虫に気をつける必要が出てきます。
ゴーヤのべと病もゴーヤ栽培で、注意すべき病気の一つとなっています。
ゴーヤのべと病に効く農薬やべと病の予防方法、そしてべと病対策についてご紹介していきます。
ゴーヤのべと病に効く農薬とは
ゴーヤのべと病に効く農薬について解説していきます。
参考にしてみてください。
【STダコニール1000】
|
STダコニール1000は、カビ菌を原因とする植物のたくさんの病気の予防に効果を発揮する総合殺菌剤です。
べと病の原因もカビ菌を原因とする病気の一つで、STダコニール1000の予防効果が期待できます。
STダコニール1000はべと病の他、黒星病、うどんこ病、斑点病、褐斑病などカビ菌を原因とする様々な病気の予防に効果があることが知られています。
また使用できる植物も幅広く、ゴーヤやきゅうりなどのウリ科、トマト、ナスなどのナス科、キャベツ、白菜などのアブラナ科、ユリ科、マメ科などの他、果樹や花卉などにも使用可能です。
基本的な使用方法は、水で薄めて散布するのですが、植物の種類によっては土壌灌注や、煙霧剤として使用することもでき、使い方が幅広いのも特徴となっています。
耐光性や耐雨性に優れており、残効性もあるので、比較的長い間効果が持続するほか、抵抗性がつきにくく卓越した効果を発揮するのもおすすめできるポイントとなっています。
使用にあたっては、説明書をよく確認し使用量や使用時期を守るとともに、必要な保護具を適切に着用することをおすすめします。
ゴーヤのべと病に効く予防方法とは
ゴーヤのべと病に効く予防方法について解説していきます。
ゴーヤのべと病はカビ菌を原因とする病気なので、多くのかび菌由来の病気と同様の予防が効果的です。
ゴーヤのべと病は梅雨の時期や、秋の長い雨の時期に良く発生する病気なので、この時期には水の与えすぎに注意するように心がけましょう。
ゴーヤを栽培する際には、土壌の水はけに注意し、ゴーヤの周囲に長い間水が溜まらないようにしましょう。
水はけのよい土地を選んでゴーヤを栽培するか、土壌改良により水はけを良くするようにしましょう。
水はけを良くすることができない場合には、ゴーヤを植える際に高畝などにし、水が溜まらないようにしましょう。
ゴーヤの周りの湿度が高くならないようにしましょう。
ゴーヤを植える際には、十分な間隔を確保し、密植とならないように、かつ風通しが良くなるように心がけましょう。
べと病はゴーヤの株の下の方から発症することもあるので、下の方の風通しを良くするために、密になっている部分の葉を取り除いても良いでしょう。
べと病の原因となるカビ菌は、土の中におり雨などの際の泥はねでゴーヤの葉にべと病を発症させることがあります。
ゴーヤを育てる際には、ビニールマルチや敷き藁などを行うことで、泥はねによるべと病の発病を抑え、べと病を予防するように心がけましょう。
ゴーヤのべと病対策とは
ゴーヤのべと病対策についてご紹介していきます。
参考にしてみてください。
ゴーヤのべと病は、ゴーヤの葉の部分に少しへこんだ斑点ができ、ゴーヤの葉の裏側にカビができていく病気です。
降雨など湿度が高いときに湿ったようになることからべと病と呼ばれています。
べと病が広がっていくと、ゴーヤの生長を阻害しますが、ゴーヤが枯れてしまうこともあります。
カビ菌を原因とする病気の多くは、ほうっておくと他の葉や、他の株などに広がっていくので早めの対策が望まれます。
症状としては、まず最初にゴーヤの株の下の方から発症する場合が多いので、ゴーヤの葉をよく観察しべと病の病変のある葉を確認したら、早め取り除きましょう。
取り除いた葉は、ビニール袋などに入れ密封して廃棄するようにしましょう。
取り除いた葉を畑の隅などに放置しておくと、べと病が他のゴーヤの株や、他の野菜などにうつってしまうことがあるので注意しましょう。
ゴーヤの葉を切り取る際に、ハサミなどを用いた場合には、使用したハサミについてはきちんと消毒するなどしましょう。
ハサミから他の野菜にべと病が広がる場合もあります。
べと病が広がりすぎたゴーヤの株については思い切って抜き取ってしまうことで他の株への広がりを抑えることができます。
まとめ
1.ゴーヤのべと病に効く農薬や予防と対策方法とは?
ゴーヤのべと病に効く農薬やべと病の予防方法、そして、べと病対策についてご紹介していきます。
2.ゴーヤのべと病に効く農薬とは
STダコニール1000は、カビ菌を原因とする病気の予防効果を発揮する総合殺菌剤です。
べと病のほか、黒星病、うどんこ病、斑点病、褐斑病などに効果が期待できるほか、多くの植物に使用できます。
水で希釈して散布する他、土壌灌注、煙霧剤としての使用など幅広い使用方法があります。
3.ゴーヤのべと病に効く予防方法とは
ゴーヤのべと病に効く予防方法としては、水を与えすぎない、水はけに注意する、高畝、風通しに注意、密植を避けること、ビニールマルチや敷き藁の使用、などがあげられます。
4.ゴーヤのべと病対策とは
べと病の葉の取り除き、葉を切り取ったハサミの消毒、べと病の株の抜き取り、などがあげられます。
|
コメント