カブにつくヨトウムシに効く農薬やヨトウムシの対策方法は？

STゼンターリ顆粒水和剤 20g 住友化学園芸 殺虫剤 野菜 園芸 天然成分 ネ… 価格：860円（税込、送料別) (2022/11/20時点) 楽天で購入

 

カブはお漬物や煮物など料理のバリエーションも多く、比較的育てやすいので、家庭菜園でも盛んに栽培されている野菜です。

 

 

ベテランから初心者まで多くの方がカブの栽培に挑戦されています。

 

 

毎年カブの栽培を継続している方や、今年こそ挑戦しようという方も多いことかと思います。

 

 

カブには気をつけなければならない病気や害虫がおり、その一つがヨトウムシです。

 

 

カブにつくヨトウムシとはどのような害虫なのか、カブのヨトウムシに効く農薬、そしてヨトウムシ対策について解説していきます。

 

 

カブにつくヨトウムシとは

カブにつくヨトウムシとはどのような害虫なのか解説していきます。

 

 

カブにつくヨトウムシとは、ヨトウガという蛾の幼虫のことで漢字では夜盗虫と書きます。

 

 

ヨトウムシはふ化した直後はカブの葉の上などにおり、カブの葉を食害します。

 

 

カブの葉を食べるヨトウムシで良く知られているのはハスモンヨトウという種類です。

 

 

大きくなってくると、昼間は土の中などに潜んでおり、夜間に土から出てきてカブの葉を食害していきます。

 

 

ヨトウムシは、サナギになる前の終齢近くになると、５ｃｍ程度の大きさとなって食欲も旺盛なため、カブの葉の多くを食害し、生長を阻害し、場合によってはカブは枯れてしまいます。

 

 

ヨトウムシが発生するサイクルは普通は１年に２回で、初夏となる５月から６月、９月から１１月で、ちょうどカブの栽培時期と重なり、被害甚大となることがあります。

 

 

気温の高い地方では、より多く発生する場合もあり、複数回の世代を繰り返します。

 

 

ヨトウムシの成虫は、カブの葉などに数十個の卵を複数回にわけて産卵するという特徴があります。

 

 

ヨトウムシはカブなどのアブラナ科の野菜の他に、ナス科、マメ科、ウリ科など広い範囲の野菜に被害を及ぼします。

 

 

ヨトウムシの被害は、幼虫だけで、成虫になるとカブの葉を食べることはありません。

 

 

カブにつくヨトウムシに効く農薬とは

カブにつくヨトウムシに効く農薬をご紹介します。

カブ（小かぶ）にも効くので、参考にしてみてください。

 

 

【ＳＴゼンターリ顆粒水和剤】

STゼンターリ顆粒水和剤 20g 住友化学園芸 殺虫剤 野菜 園芸 天然成分 ネ… 価格：860円（税込、送料別) (2022/11/20時点) 楽天で購入

ＳＴゼンターリ顆粒水和剤は、水に希釈して散布するタイプの農薬で使いやすく、おすすめの農薬の一つです。

 

 

ＳＴゼンダーリ顆粒水和剤の最大の特徴は、その主成分にあります。

 

 

有効成分の名称は、バチルスチューリンゲンシス菌の生芽胞及び産生結晶毒素となっています。

 

 

有効成分は、自然界にいる天然微生物（B.t.菌）が作っているもので、特にヨトウムシ、アオムシ、ハマキムシなどのチョウ目の害虫に効果を発揮します。

 

 

ヨトウムシは従来はＢＴ剤では効果が低い場合がありましたが、ＳＴゼンダーリ顆粒水和剤はヨトウムシにも効果が高いのが特徴です。

 

 

天然の成分を使用していることから、環境負荷も小さく、有機ＪＡＳ規格（オーガニック栽培）にも適用できます。

 

 

他の農薬のように即効性は無く、害虫の駆除に時間を要しますが、食害そのものはすぐに止めることができるので、被害の拡大を防ぐことができます。

 

 

ハスモンヨトウに対しては、雨が降らないという条件下では１週間から２週間効果が持続します。

 

 

安全性も比較的高く、野菜類や豆類そしてイモ類などにも収穫の前の日まで使用することが可能となっています。

 

 

ヨトウムシ対策は

カブのヨトウムシ対策について解説していきます。

ヨトウムシやアオムシなどのイモムシ系の対策に基本は捕殺です。

 

 

カブの葉に穴が開いていたら、これらのイモムシが葉の上にいる可能性が高いので葉の裏などをよく観察して見つけたら捕殺しましょう。

 

 

ヨトウムシの幼虫が小さいうちは昼間でも葉の上にいるので、見つける事ができます。

 

 

穴が開いているのにイモムシがいない場合にはヨトウムシによる食害の可能性が高いので、カブの周りを掘り返して、見つけたら捕殺しましょう。

 

 

ヨトウムシは卵のうちに退治しておくことも大切です。

ヨトウムシの成虫は、カブの葉の裏などに卵を産むので、ガムテープなどで取り除きましょう。

 

 

カブの葉が大きくなっており、一枚とっても影響が少ないと判断される場合には、葉ごと取っても良いでしょう。

 

 

ヨトウムシの成虫が、カブの葉に卵を産まなくなるようにするのも対策となります。

 

 

カブの種を植えたら、間引きをするときを除いて、防虫ネットをかけておくと良いでしょう。

 

 

コーヒーをまいておくのとヨトウムシの防除に効果があると言われています。

 

 

ヨトウムシはコーヒーに含まれている成分を嫌うので、濃い目に入れたコーヒーを、カブの周りに散布しておくと、ヨトウムシの被害を軽減することができます。

 

 

木酢液も効果があります。

適量に薄めた木酢液を、カブに散布しておくと、ヨトウムシが近寄ってこなくなるといわれています。

 

 

カブの周りの雑草から、ヨトウムシが移ってくることもあるので、雑草の刈り取りをこまめにするようにしましょう。

 

 

まとめ

１．カブにつくヨトウムシに効く農薬やヨトウムシの対策方法は？

カブにつくヨトウムシとはどのような害虫なのか、カブのヨトウムシに効く農薬、そしてヨトウムシ対策について解説していきます。

 

 

２．カブにつくヨトウムシとは

カブにつくヨトウムシとは、ヨトウガの幼虫のことで、昼間は土の中に潜んでおり、夜の間にカブの葉を食害します。

 

 

５月から６月、９月から１１月の間に発生し、ちょうどカブの生長時期と重なることから被害が大きくなることがあります。

 

 

３．カブにつくヨトウムシに効く農薬とは

ＳＴゼンダーリ顆粒水和剤は、自然由来の成分を使用しており、比較的安全性が高く、オーガニック栽培にも適用できます。

収穫前日まで使用できるのも特徴の一つです。

 

 

４．ヨトウムシ対策は

ヨトウムシなどイモムシ系の害虫の対策は捕殺です。

小さいうちは葉の上に、大きくなったら土の中にいるので、見つけたら捕殺しましょう。

 

 

防虫ネットを使用すること、コーヒーや木酢液を散布すること、雑草の刈り取りなどもヨトウムシ対策として有効です。