皆さんは『いちごの葉かき』という言葉を聞いたことがありますか?
いちごの葉かきは、いちごを元気に美味しく育てるのに効果的な、大事な作業の一つです。
せっかくいちごを育てるのだから、美味しい実をたくさん収穫する方法を知りたいと思いますよね。
いちごの葉かきは一体何のためにするのでしょう?
正しいやり方ってあるのでしょうか?
ここでは、いちごの葉かきの効果とやり方、適切な時期などをお伝えしていきます。
いちごの葉かきの効果とは
いちごの葉かきは、なぜ必要なのでしょうか?
いちごの葉かきの効果はどんなことなのでしょう?
いちごの葉かき とは、古くなったいちごの葉を取り除く作業のことです。
・古くなったいちごの葉は、光合成する力が少なくなります。
光合成する力の落ちたいちごの葉は、虫がつきやすくなったり、病気になりやすくなったりします。
・いちごは、蒸れることを嫌う植物です。
いちごは葉がよく茂る植物で、株の根元に葉が密集すると風通しと日当たりが悪くなり、蒸れてしまい、いちごが病気にかかりやすくなります。
・また、古い葉を取り除いてあげることで、新しい葉に栄養が行きやすくなり、元気な葉がどんどん育ちます。
いちごの葉かきは、いちごに虫がついたり病気になることを予防し、元気な葉を育てる為の、大事な作業です。
そして、元気な葉が育つことで、いちごの株全体が太くしっかりとした、元気な株になります。
元気な株になれば、いちごの収穫量も増えるので、いちごの葉かきは、いちごを育てる時に欠かすことの出来ない、いちごを沢山収穫するための、大事なポイントです。
いちごの葉かきの効果 とは、いちごに虫がつくのを防ぎ、病気を予防し、元気な株を育てる事なのです。
いちごの葉かきのやり方は
では、大事ないちごの葉かきのやり方を、見ていきましょう。
いちごの葉かきで取り除くのは、古くなって傷んだ葉、枯れたり色の変わった葉、病気でちぢれた葉などです。
いちごの葉かきのやり方は、
葉かきをしたい茎を、株元で指でつまんで軽く振りながら
引き抜きます。
葉の茎をスライドさる感じです。
こうすると、クラウンのところから綺麗にはがせます。
しっかりとクラウンのところからはがすと、残った茎が腐って雑菌が繁殖したりすることもありません。
葉や茎をひっぱって取り除こうとすると、株自体が引っ張られて、根を痛めてしまい、株が弱ることがあるので、気をつけてください。
いちごの葉かきのやり方は、必ず株元のところで軽く振りながら行いましょう。
葉かきをするときは、まず古くなって傷んだ葉、枯れたり色の変わった葉、病気でちぢれた葉から取り除き、それでも株元が密集しているようでしたら、株元がスッキリするまで、古い葉から葉かきをしてあげましょう。
葉かきは、毎日いちごの様子を見て、こまめに行うことが大事です。
Youtubeにも、いちごの葉かきのやり方や、どのくらいスッキリさせれば良いかがわかる動画があるので、参考にすると良いですね。
いちごの株が、風通しよく、株元まで日が当たるように葉かきをしてあげてください。
いちごの葉かきする時期は
いちごの葉かきをする時期は、いつからが良いのでしょう。
いちごは、冬の寒さを超えて気温が暖かくなってくると、どんどん成長します。
この成長期は、気がつくといちごの葉がたくさん増えて、もこっとした状態になっています。
この、もこっとした感じ、可愛くていちごの実がたくさんなりそうなのですが…
いちごの成長が盛んになるこの時期が、いちごの葉かきをスタートする時期です。
枯れたり傷んだりした葉を取り除き、葉が密集していちごの株元が群れないように、いちごの葉かきをしてあげましょう。
葉かきをして株元をスッキリさせると、いちごの株が元気に育ち、結果、花を沢山つけて美味しい実がなります。
いちごの葉かきは、気温が暖かくなって、新しい葉が出て来る時期にスタートしてください。
この時期は、ランナーという細い枝も出てきます。
このランナーの先に新しい株ができるのですが、いちごの実を収穫するまでは、新しい株に栄養を奪われないように、ランナーも切ってあげるようにしましょう。
植物は、正しく手をかけてあげると、本当に元気に育ちます。
いちごの葉かきと一緒に、こまめに(できれば毎日)ランナーも切って美味しいいちごの実を沢山収穫してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
いちごの葉かきの効果ややり方、いちごの葉かきをスタートする時期をお伝えしました。
いちごの葉かきは、いちごを病気や害虫から守り、いちごの株を元気に育て、美味しい実をたくさん収穫する為の大事な作業です。
いちごの株元、クラウンから剥がして取る事がポイント。
いちごの美味しい実がたくさんなっているところをイメージしながら、是非、こまめにいちごの葉かきをしてあげてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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