【畑らく日記】#きゅうり|#成長記録||雨が続いてるせいか、キュウリに #黒星病 が見える。早く農薬を散布したいんだが、雨上がってくれ。(2021/7/7,北海道札幌市厚別区) #家庭菜園 #畑 pic.twitter.com/xcBuGi8Jk2
— おっちゃんモノノフ(黄色い箱推し) (@ottyannmononohu) July 6, 2021
家庭菜園は趣味と実益を兼ねた楽しみで、多くの方が楽しんでいます。特にキュウリは、時期になると多くの実を実らせ、育て方も比較的簡単なので人気があります。
キュウリ栽培を行っていると、病気や害虫に悩まされるものですが、黒星病もその一つです。
黒星病は、カビ菌を原因とする病気で、初期には褐色の斑点ができ、褐色の斑点の周りにハローと言われる色の薄い部分ができ、広がっていきます。
キュウリの黒星病に効く農薬や黒星病の対策方法、黒星病のキュウリは食べれるのかについて解説していきます。
キュウリの黒星病に効く農薬とは
キュウリの黒星病に効く農薬としておすすめのものをご紹介します。
【ピュアベニカ】
|
ピュアベニカは食品成分の酢酸を主成分とした農薬ですが、特定防除部材と呼ばれています。
カビ菌が原因の黒星病やうどんこ病の予防効果を有しています。
食品成分なので、収穫する直前まで使うことができ、散布から収穫までの日数管理も不要です。
黒星病などの病気の他に、アブラムシ、ハダニ、コナジラミなどの予防や退治、ナメクジやハスモンヨトウなどの食害を抑える効果があります。
スプレータイプも販売されており使いやすいので、家庭菜園にはおすすめです。
【STダコニール1000】
STダコニール1000は有効成分としてTPNを含んでおり、カビ菌に効果の高い総合殺菌剤です。
キュウリに対しては、黒星病の他にうどんこ病、べと病、炭疽病、灰色かび病などの予防に効果を発揮します。
使用方法としては、水で希釈して散布するだけなので、使い勝手もよくおすすめできます。
対光性や対雨性に秀でており、残効性もあるので、散布後比較的長い期間黒星病からキュウリを保護してくれます。
多くの菌に対して抵抗性がつきにくいのも特徴の一つとなっています。
キュウリの他、ナスやトマト、キャベツやハクサイなどにも使用することができます。
キュウリの黒星病対策とは
キュウリの黒星病対策について解説していきます。
参考にしてみてください。
黒星病はカビ菌を原因とする病気なので、湿度の高い状態が長く続くと発症しやすくなります。
キュウリを植える際は、水はけの良い土地を選んで育てるように心がけましょう。
水はけの良い土地がない場合には、キュウリの株を植える場所を高畝にするなどして、長い間キュウリの周りに水が溜まらないようにしましょう。
キュウリを植える場所は風通しの良い場所を選ぶようにし、キュウリの株の間隔を十分に確保して、湿気がキュウリの株間に溜まらないようにすることをおすすめします。
水のやりすぎに注意しましょう。
水やりの際には、葉にかからないようにし、キュウリの根元に水を与えるようにしましょう。
黒星病などのカビ菌が原因の病気は、カビ菌が発する胞子によって広がっていきます。
キュウリの葉に黒星病の症状が見られたら、葉を早めに取り除きましょう。
黒星病が他の葉に広がるおそれがあります。
取り除いた葉はビニール袋などに入れ廃棄しましょう。
畑に置いておくと、黒星病のカビ菌が胞子を飛ばし、他の株にうつってしまうことがあります。
黒星病のカビ菌は土の中に長い間潜んでいることがあります。
雨などの跳ね返りで、感染することもあるので、キュウリ栽培の際にはマルチングなどを行い、跳ね返りを抑えましょう。
キュウリが一度黒星病にかかると、同じ場所には黒星病のカビ菌が落ちることがあるので、キュウリ栽培に際しては連作を避けるようにしましょう。
キュウリが黒星病にかかったら食べれる?
家庭菜園で一生懸命育てたキュウリが黒星病にかかってしまうと、がっかりするものですが、せっかく育てたものなので食べてみたいと思う方も多いでしょう。
黒星病にかかったキュウリは食べれるかについて解説していきます。
黒星病の原因はカビ菌なのですが、人間にうつるものではないので食べることは可能です。
影響はほとんどありません。
特に黒星病の初期で、キュウリの葉に褐色の斑点ができ始めた状態であればキュウリの実そのものに感染が広がっているわけではないので、影響は少ないでしょう。
キュウリの実にまで黒星病が広がっている場合ですが、黒星病が進むと腐敗していく場合もあり、味も落ちていると考えられるので、食べるのはあまりお勧めできません。
黒星病にかかると、黒星病の葉を早めに取り除くなど対応しても黒星病が広がっていく場合があります。
黒星病にかかったキュウリの株を見つけたら、キュウリの実が十分に大きくなる前でも、早めに収穫しておいた方が、良いでしょう。
キュウリの実の生長を待っていると、キュウリの実にまで黒星病が広がってしまい、食べるのをちゅうちょしてしまうことにもなりかねません。
また黒星病を他の株に広げてしまう可能性も高くなるので、キュウリを早めに収穫した後に、黒星病が広がるようなら、早めに株ごと処分することをおすすめします。
まとめ
1.キュウリの黒星病に効く農薬や対策方法とキュウリは食べれる?
キュウリの黒星病に効く農薬や黒星病の対策方法、黒星病のキュウリは食べれるのかについて解説していきます。
2.キュウリの黒星病に効く農薬とは
ピュアベニカは酢酸を主成分とする特定防除部材で、収穫直前まで使うことができます。
黒星病の予防の他に、アブラムシ、ハダニ、コナジラミなどの予防にも効果があります。
STダコニール1000は、総合殺菌剤で、黒星病の他にうどんこ病、べと病、炭疽病、灰色かび病の予防に効果があります。
対光性や対雨性に秀でており、残効性もあるので、散布後比較的長い期間黒星病からキュウリを保護してくれます。
3.キュウリ 黒星病 対策
キュウリの黒星病対策としては、湿度を高くしないための、水はけのよい土壌、高畝、風通しの良い場所に植える事、株間を保つこと、水やりに注意すること、などがあげられます。
黒星病のカビ菌による感染を抑えるために、黒星病の葉の取り除き、ビニール袋での廃棄、マルチング、連作をしないこと、などがあげられます。
4.キュウリ 黒星病 食べれる
黒星病にかかったキュウリは食べることは可能です。
実にまで黒星病が広がっている場合には、味も落ちている可能性があるので、食べることはおすすめしません。
黒星病にかかってしまったら、実の生長を待たずに早めに収穫することをおすすめします。
コメント