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キュウリは夏野菜の中でも育てやすい野菜の一つで、時期になると食べるのが間に合わないほど収穫され、家庭菜園でも人気があり多くの方が栽培しています。
キュウリに限らず、夏野菜を栽培していて気をつける必要がある病気や害虫があります。
そのような害虫の一つにアブラムシがあります。
家庭菜園であれば、少々外観が悪かったり、収量が少なくても良いのですが、やはりきれいな野菜をたくさん食べたいものです。
キュウリのアブラムシ対策として、農薬を使わない方法や、重曹や木酢液を用いた方法について解説していきます。
キュウリのアブラムシ対策は
キュウリにアブラムシがついた場合の対策や、アブラムシを寄せ付けない方法などについて解説していきます。
キュウリにアブラムシがついた場合にまず行うことは捕殺です。
捕殺はアブラムシに限らず、害虫に対して行うもっとも一般的な対策です。
アブラムシはとても小さな害虫なので、手でつかむのは困難です。
テープなどにくっつけて、退治しましょう。
テープとしてはなるべく大きなガムテープなどを用いると効率的です。
ガムテープを用いない方法としては、ハケなどを用い、容器やビニール袋などにアブラムシを払い落として退治する方法があります。
ビニール袋などに落としてやれば、そのまま廃棄することもできるので、簡単な方法と言えます。
アブラムシは水に弱いので、アブラムシがついている葉などに水を勢いよく吹きかけると、キュウリの葉から落とすことができます。
アブラムシがキュウリにやってこないようにする方法もあります。
キュウリを防虫ネットで覆うことで、アブラムシの被害を抑えることができます。
防虫ネットは、アブラムシが通り抜けることができない大きさにすることをおすすめします。
おおむね1mm以下のサイズにしておけばよいでしょう。
アブラムシは光るものを嫌うという性質があります。
キュウリの周りに銀色のテープ(キラキラテープ)を張っておくとアブラムシがよってこなくなるといわれています。
アブラムシは黄色い色を好むので、この性質を利用した黄色の粘着板が販売されています。
キュウリの近くに置いておくと、アブラムシはキュウリではなく粘着板に引き寄せられ、くっついてしまいます。
キラキラテープも黄色の粘着板もホームセンターなどで販売されているので試してみてください。
きゅうりのアブラムシに重曹は効く?
きゅうりについたアブラムシの駆除には重曹が効くことが良く知られています。
重曹は料理などにも使う安全性の高いもので自然にも優しいので、アブラムシ退治に使うにはおすすめできます。
重曹を使うと、アブラムシを効果的に駆除することができます。
基本的には水で希釈して、アブラムシに吹きかけて使用しますが、アブラムシは窒息して死んでしまいます。
アブラムシの駆除に用いる重曹スプレーの作り方について解説していきます。
準備するものは、重曹と水です。
水500ccに重曹を小さじ1杯入れよくかき混ぜて、スプレーすると、アブラムシは死んでしまいます。
アブラムシが死んだことを確認したら、よく水で洗い流しましょう。
重曹は弱いアルカリ性なのですが、残っているときゅうりに良い影響がありません。
重曹スプレーは、重曹を水で希釈するだけでもできますが、より使いやすく、かつ効果を高めるために、油や中性洗剤を合わせる方法があります。
重曹小さじ1杯に水を500cc、油(食用油)20㏄、中性洗剤を1から2滴を混ぜると、アブラムシを駆除する効果が高く、そして分離しにくい重曹スプレーの液が出来上がります。
重曹スプレーは、アブラムシ退治に効果が期待できるので、試してみてください。
きゅうりのアブラムシに木酢液は効く?
きゅうりのアブラムシに木酢液は効果はあるのでしょうか。
きゅうりにつくアブラムシに対して、木酢液は殺虫などの効果は期待できません。
木酢液は、木炭を作る際にできる生成物で、酢酸やアルコール、タールなどの成分が含まれており、強いにおいがします。
アブラムシはこの独特なにおいを嫌う性質があるため、木酢液をきゅうりに吹きかけておくとアブラムシを寄せ付けない忌避効果が期待できます。
木酢液は自然由来の成分で自然にもやさしく、化学薬品を使いたくない場合にはおすすめできる自然農薬の一つです。
木酢液は、ホームセンターなどで販売されているので手に入りやすいのもおすすめポイントとなっています。
木酢液の使い方について解説していきます。
木酢液を水で200倍程度に希釈し、きゅうりに吹きかけておきましょう。
木酢液は、効果が長く続くわけではないので、定期的に、できれば1週間に一回程度使用すると効果が持続します。
雨が降ると木酢液は流されてしまうので、雨の後には吹きかけるようにしましょう。
木酢液は、アブラムシの忌避効果の他に、希釈濃度を変えることで土壌消毒や、土壌中の微生物を増やしたり、植物を元気にする効果があります。
家庭菜園をするうえで、木酢液は様々に活用できるので、準備しておくと良いでしょう。
まとめ
1.キュウリのアブラムシ対策は重曹と木酢液が効くのか
キュウリのアブラムシ対策として、農薬を使わない方法や、重曹や木酢液を用いた方法について解説していきます。
2.キュウリのアブラムシ対策は
キュウリのアブラムシ対策としては、ガムテープやハケでの捕殺、水をかける、防虫ネット、キラキラテープ、黄色の粘着板などがあげられます。
3.きゅうりのアブラムシに重曹は効く?
きゅうりのアブラムシの駆除に重曹が効果的です。
重曹小さじ1杯を水500㏄で希釈し、食用油20㏄、中性洗剤1から2滴を加えて重曹スプレーの液を作ります。
重曹スプレーをアブラムシにかけると、駆除できるので、駆除できたアブラムシは水で洗い流しておきましょう。
4.きゅうりのアブラムシに木酢液は効く?
きゅうりのアブラムシに対して木酢液は忌避効果を発揮します。
水で200倍程度に希釈した木酢液をきゅうりにかけておきましょう。
木酢液は、忌避効果の他に、土壌消毒や、微生物を増やすこと、植物を元気にすることもできます。
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