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夏野菜として知られているオクラは、夏になると盛んに生長し、育てやすいので、家庭菜園入門者にも、人気がある野菜の一つとなってきています。
健康にも良いオクラですが、暑い夏には、オクラには病気の発生や害虫に対して対応していく必要があります。
オクラの害虫として気をつけなければならない害虫の一つとしてアブラムシがあります。
オクラのアブラムシに効果の高い農薬や、アブラムシが発生してしまった時の対策、そして予防方法などについて解説していきます。
オクラのアブラムシに効く農薬とは
オクラのアブラムシに効果の高い農薬の一つとしてオルトラン水和剤をご紹介します。
【オルトラン水和剤】
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オルトラン水和剤は、水に希釈して散布するだけで簡単にアブラムシを退治することができるおすすめの農薬です。
オルトラン水和剤は、目の前にいるアブラムシを退治することができるほかに、散布した後にやってきたアブラムシにも効果を発揮するので、効果が長く持続します。
オルトラン水和剤は、散布した葉や茎などからオクラの中に吸収され広がる浸透移行性をもっているのが最大の特徴となっています。
この効果により、葉をまいて中に潜んでいる害虫や、葉の裏にいる害虫も退治することが可能となっています。
オルトラン水和剤は、アブラムシなどの吸汁性の害虫の他に、アオムシなどの葉を直接食害する害虫にも使用することが可能となっている使用範囲の広い農薬です。
オルトラン水和剤は、オクラの他にキャベツ、ハクサイ、ブロッコリーなどのアブラナ科、だいず、えだまめなどのマメ科、タマネギ、ニンニクなどのユリ科、ナス科の野菜などにも使用可能です。
オルトラン水和剤を使用するにあたっては、必要な保護具を用い、希釈倍率を守ったうえで使うように心がけることをおすすめします。
オクラのアブラムシ対策は
オクラのアブラムシ対策について解説していきます。
参考にしてみてください。
アブラムシに限ったことではないのですが、野菜に害虫がついた時の対策でまず最初に行うことは捕殺になっています。
殺虫剤などの農薬を用いるのが、最も効果が出る方法なのですが、殺虫剤が手元にない場合もあるので、見つけたら捕殺しましょう。
大きな害虫の場合には、手でつかんで退治することも可能なのですが、アブラムシを手でつかむのは困難なので、別の方法をとります。
アブラムシなどの小さな害虫の捕殺にはテープが便利です。
テープはどのようなものでもよいのですが、ガムテープなどの幅の広いものが取りやすくて良いでしょう。
ガムテープがない場合には、ビニールテープなどを用いても良いでしょう。
アブラムシはオクラの葉の裏側にくっついていることもあるので、よく確認して取り去りましょう。
アブラムシをとる際には、ハケも有効です。
ハケを用いて、アブラムシをプラスチック容器などに落としても良いでしょう。
農薬を用いないアブラムシ対策としては、牛乳が良く知られています。
牛乳はそのまま使うのではなく、水で2%程度に薄めてアブラムシに用います。
薄めた牛乳をアブラムシに吹きかけると、アブラムシは窒息して死んでしまうので、牛乳が乾いたら水などで洗い流しておきましょう。
オクラのアブラムシ予防法は
アブラムシをオクラに発生させない予防法について解説していきます。
アブラムシ予防法としては防虫ネットの活用があります。
アブラムシはとても小さな害虫なので、目の細かい防虫ネットで、オクラに近づくのを予防するようにしましょう。
アブラムシは銀色に光るものを嫌う性質を持っています。
園芸店やホームセンターでキラキラテープと呼ばれる銀色に光るテープが販売されているので、活用してみましょう。
銀色のマルチングを用いても、アブラムシの予防に役に立つと言われています。
使い終わったアルミホイルを使用することも検討してみましょう。
アブラムシは黄色い色を好むと言われています。
黄色い板に粘着剤を塗った、粘着板が販売されているので活用を検討してみましょう。
アブラムシはオクラではなく、黄色の粘着板に飛来し、オクラの被害を軽減することができるでしょう。
木酢液はアブラムシの好まない匂いを発する忌避効果があるので、適量に薄めて、オクラに散布してみましょう。
アブラムシなどの害虫の多くは、オクラに直接くるのではなく、近くの雑草から移ってくることもあります。
オクラの近くの雑草はこまめに刈り取り、オクラの周りに雑草が生えていることのないように心がけましょう。
まとめ
1.オクラのアブラムシに効く農薬や対策と予防方法は
オクラのアブラムシに効果の高い農薬や、アブラムシが発生してしまった時の対策、そして予防方法などについて解説していきます。
2.オクラのアブラムシに効く農薬とは
オルトラン水和剤は希釈して散布するだけでアブラムシを退治でき、浸透移行性により散布後のアブラムシにも効果を発揮します。
アブラムシなどの吸汁性の害虫の他に、葉を食害する害虫も退治することができるのが特徴です。
3.オクラのアブラムシ対策は
オクラのアブラムシ対策としては、テープに貼り付ける事での捕殺、ハケの活用、牛乳を用いる事、などがあげられます。
4.オクラのアブラムシ予防法は
オクラのアブラムシ予防法としては、防虫ネット、キラキラテープ、黄色の粘着板などの活用があります。
他の対策としては、銀色のマルチングやアルミホイルの活用、木酢液、雑草の刈り取り、などがあげられます。
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