玉ねぎの灰色かび病に効く農薬は何?玉ねぎは食べられるの?

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たまねぎ

玉ねぎは、いろいろな料理に使うことができる万能野菜で、常備している家庭も多いかと思います。

またポイントを押さえておけば比較的作りやすいので、家庭菜園や大きめのプランターで作ることができる初心者向けの野菜の一つでもあります。

玉ねぎの栽培期間は比較的長く、9月から翌年の5月位までかかるので、早めに準備しておく必要があり、今年は挑戦したいとおもっているかたも多いかと思います。

玉ねぎ栽培において気をつけなければならない病気の中に灰色かび病があります。玉ねぎの灰色かび病に効く農薬や、灰色かび病になった玉ねぎは食べられるのか、などについて解説していきます。

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玉ねぎの灰色かび病とは

玉ねぎの灰色かび病とはどのような病気なのでしょうか。

玉ねぎの灰色かび病とは、玉ねぎの葉に白色から薄い黄色の小さな斑点が生じる病気です。

 

病気の初期では、玉ねぎの球に近い下側から斑点が出始め、次第に上の方に広がっていきます。

灰色かび病は白斑葉枯病とも呼ばれています。

 

病気の初期は、葉の表面の斑点のみですが、さらに病気が進展していくと葉の芯の部分まで病変部が広がり、葉の上部が枯れていきます。

 

 

そのままにしておくと、葉の上部が枯れることで玉ねぎ全体が枯れてしまうこともあります。

灰色かび病の病原菌は、糸状菌というかびの一種で、ボトリチス属菌と呼ばれています。

 

 

かび菌は、風などに乗って飛散し、玉ねぎの葉などに付着することで広がっていきます。

 

 

発生時期として多いのは、4月以降の暖かくなり始めた時期で、気温18度以上となり、かつ降雨の後に発生しやすくなってきます。

 

 

4月以降といえばちょうど、玉ねぎの球の部分が生長する時期と重なるため早めに見つけて対策することが必要です。

 

 

湿気を好むので、水はけの良い土壌を選ぶことや、高畝などにして排水を考慮した栽培方法が大切です。

 

 

また株間が近すぎると発生することが多いので、玉ねぎの苗を植える場合には十分な間隔をとって植えるようにしましょう。

 

 

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玉ねぎの灰色かび病に効く農薬は

玉ねぎの灰色かび病に効果のある農薬についてご紹介していきます。

 

 

灰色かび病に効く農薬は、

サンケイオーソサイド水和剤80、

STダコニール1000、カリグリーン、GFベンレート水和剤、GFワイドヒッター顆粒水和剤などです。

 

 

サンケイオーソサイド水和剤80は広く使用されている殺菌剤で、玉ねぎ以外の野菜にも使用することができます。

 

 

規定量の水で希釈して定期的に噴霧する他に、玉ねぎの種にまぶして使用することもできます。

 

 

STダコニール1000は、

液体の農薬(殺菌剤)で希釈しやすいのが特徴です。

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カリグリーンは、水で希釈して玉ねぎに散布して用いますが、有機農法にも使用できる安全性の高い農薬で、比較的安心して使用することが可能です。

 

 

GFベンレート水和剤は、水で希釈して玉ねぎに散布することで、灰色かび病の発生と蔓延を防ぐことができます。

 

 

GFワイドヒッター顆粒水和剤は、水で希釈して玉ねぎに散布して使用しますが、他の農薬に比較して浸透効果が高く、長く効くことが大きな特徴となっています。

 

 

サンケイオーソサイド水和剤80、STダコニール1000、カリグリーン、GFベンレート水和剤、GFワイドヒッター顆粒水和剤はいずれも、殺菌効果により発生を抑えるのが大きな特徴です。

 

 

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灰色かび病の玉ねぎは食べられる?

灰色かび病にかかった玉ねぎは食べられるのかということを考えることがあるかと思います。

 

 

灰色かび病は、主に葉に発生する病気の一種ですので、葉の部分を切り落とせば食べることはできます。

 

 

葉の部分に白い斑点ができている場合には、食べることについて少しいやになることもあるかと思いますが、10月近くかけて育てた玉ねぎを廃棄してしまうのはもったいないものです。

 

 

玉ねぎは主に、最下部の球の部分を食べる野菜で、葉の部分を食べることはほとんどないと思うので、葉を切りおとしてやれば、食べることは可能です。

 

 

灰色かび病は、主に青い葉の部分に広がる病気なのですが、そのままにしておくと、球の部分に広がることもあります。

 

 

球の部分まで広がった場合でも病変部を取ってやれば食べることは可能です。

灰色かび病は、球の中までは入っていかないといわれています。

 

 

灰色かび病は、かびの一種なので、いったんかびの生えた部分はもとに戻ることはありません。

 

 

灰色かび病は、特に収穫間近の時期に発生することが多いことから、灰色かび病にかかったと思われる玉ねぎを見つけたら早めに収穫しておくことをおすすめします。

 

 

放っておくことで、他の玉ねぎの株に伝染してしまい被害が大きくなってしまいます。

 

 

収穫した後は、灰色かび病の発生を抑える農薬を散布し、蔓延や発生を抑えるようにしましょう。

 

 

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まとめ

1.玉ねぎの灰色かび病に効く農薬は何?玉ねぎは食べられるの?

玉ねぎはポイントを押さえておけば比較的作りやすいので、家庭菜園や大きめのプランターで作ることができる初心者向けの野菜の一つでもあります。

 

 

玉ねぎ栽培において気をつけなければならない病気の灰色かび病に効く農薬や、灰色かび病になった玉ねぎは食べられるのかなどについて解説していきます。

 

 

2.玉ねぎの灰色かび病とは

玉ねぎの灰色かび病とは、玉ねぎの葉に白色から薄い黄色の小さな斑点が生じる病気で、初期では、玉ねぎの球に近い下側から斑点が出始め、次第に上の方に広がっていきます。

 

 

原因は糸状菌というかび菌で、発生時期として多いのは、4月以降の暖かくなり始めた時期で、気温18度以上となり、かつ降雨の後に発生しやすくなってきます。

 

 

3.玉ねぎの灰色かび病に効く農薬は

灰色かび病に効く農薬は、サンケイオーソサイド水和剤80、STダコニール1000、カリグリーン、GFベンレート水和剤、GFワイドヒッター顆粒水和剤などです。

 

 

いずれも殺菌効果のある農薬で、水で希釈し玉ねぎに散布して使用します。

 

 

4.灰色かび病の玉ねぎは食べられる?

灰色かび病は、主に葉に発生する病気の一種ですので、葉の部分を切り落とせば食べることはできます。

 

 

灰色かび病の発生を確認した場合には、発生した株を早めに収穫して、他の株には農薬を散布しておくと良いでしょう。

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