皆さんは家庭菜園を始めた理由って何ですか?私は「好きな野菜を採れたて新鮮で食べたい。」「1から作る過程を楽しみたい。」「なるべく安くたくさん食べたい。」そして一番は「安心・安全な野菜を食べたい。」というのが理由です。
私と同じ気持ちで家庭菜園をやられている方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。その為には、野菜の天敵である害虫を薬を使わないで退治しなくてはいけません。
家庭菜園には多くの害虫が付き物。その中でも「アブラムシ」は非常に厄介な害虫です。そのアブラムシを駆除する方法を農薬以外でどのように対策をするのかを今回はお伝えします。
アウトドアやバーベキューの時に買った蚊取り線香や、毎日飲んでいるコーヒーなんかも使えちゃいます。是非最後まで読んでくださいね。
アブラムシの駆除、農薬以外の方法とは
では、早速ですがアブラムシの駆除を農薬以外でどのようにするのかをお伝えいたします。おうちにあるものを使って、厄介なアブラムシを退治していきましょう。
無農薬でアブラムシを駆除するポイントは2つ。「窒息させる」と「近寄せない」です。
ではまず、「窒息させる」からお伝えしていきましょう。おすすめしたいのは「片栗粉スプレー」です。
おうちにある片栗粉を使います。もしおうちになくてもスーパーで100~200円で変えるのでとても安価で安全性も抜群です。
【作り方】
①水1リットルに大さじ一杯の片栗粉を混ぜる
②火にかけて沸騰させる
③とろみがつくまで火にかける
④熱を冷まして容器に入れる
これで完成です!!とっても簡単ですよね。ポイントは沸騰させることです。混ぜるだけでは効き目がありません。
あとは完成した液体をアブラムシ目掛けてスプレーするだけ。アブラムシは窒息して死んでしまいます。片栗粉なので白く野菜に残りますが、雨で流されるのでそのままでもいいですし、気になる方は洗い流しましょう。
次に「近寄らせないこと」です。
アブラムシはキラキラしたものが苦手です。反対に大好きなものは黄色いものです。その習性を活かして野菜に近づけないようにしましょう。
まず、キラキラの反射テープを野菜の周りに貼ってアブラムシを近寄せないようにします。次に黄色の粘着テープを設置して野菜へ近づく前に捕虫しちゃいましょう。
「窒息させる」と「近寄せない」のダブルアタックで、アブラムシを大切な野菜から守りましょう。そのほかに家庭にあるもので安心して使えるものは何があるでしょうか?
アブラムシ対策、蚊取り線香が効く
アブラムシ対策にはなんと、蚊取り線香が有効です。蚊取り線香は名の通り、蚊を駆除するために使うものです。それをどのようにアブラムシの駆除に使用するのでしょうか。
では、蚊取り線香を使用したアブラムシの駆除方法の手順をお伝えいたします。
【手順】
①アブラムシがたかっている株にゴミ袋をかぶせる
②株元に火をつけた蚊取り線香を置く
③30分から1時間アブラムシを煙でいぶす
以上で完了です。
ポイントは煙が逃げないように、しっかりとゴミ袋をかぶせてアブラムシをいぶすことです。モクモクの煙でアブラムシをいぶし続けましょう。
そこで、気になってしまうのが「人体に害はないの?」とか「野菜には影響ないの?」いうことではないでしょうか。30分から1時間煙でいぶし続けるわけですから、心配になる気持ちとってもわかります。
蚊取り線香は「ピレスロイド」という殺虫成分が含まれています。この「ピレスロイド」は虫の皮膚や口から入り、神経に作用して麻痺をさせて退治します。
ですが、人体にはほぼ無害で、野菜には神経がないので影響ありません。ですので、安心していぶしてください。
バーベキューやアウトドアで買っていて、ご自宅に余っている蚊取り線香がありましたら、是非試していただきたい対策方法です。
アブラムシ駆除、コーヒーも効く!
蚊取り線香を使ったアブラムシの駆除方法をお伝えしました。しかし、「家に蚊取り線香が無い!」という人も多いはずです。
そんな方のために、他におうちにあるものでアブラムシを予防できる方法をお伝えしていきます。では早速使用するものを発表致します。それは「コーヒー」です。
朝の一杯、食後の一杯でリラックスタイムに欠かせない「コーヒー」ですが、アブラムシ対策にも使えちゃうことを知っていましたか?
みなさんがご自宅で飲んでいるのはインスタントコーヒーですか?ドリップコーヒーですか?缶コーヒーですか?使用するコーヒーの種類はどんな種類のコーヒーでも大丈夫です。
ではコーヒーによるアブラムシ予防の手順をお伝えいたします。
【手順】
①おうちで飲んでいるコーヒーをいつもより濃い目に作る
②コーヒーを50℃くらいまで冷ましてスプレーボトルに入れる
③あとは野菜にスプレーする。
以上です。スプレー後に洗い流す必要はありません。
ここでコーヒースプレーのポイントです。それは温度です。冷めたコーヒーだと、殺虫効果はありません。あくまでもアブラムシが野菜に「近寄らない」為の忌避効果となります。
ですが、50℃のコーヒーだと、アブラムシが死滅します。アブラムシにとっては50℃という温度は致死レベルなんです。
このポイントを押さえておけば、コーヒースプレーで「予防」と「駆除」の両方ができます。いつもの一杯にプラスして濃い目のコーヒーを作ってアブラムシ対策をしましょう。
まとめ
皆さん、いかかでしたでしょうか。
今回は家庭菜園でアブラムシが発生した時の駆除の方法で農薬以外を使った対策をお知らせしてきました。お伝えした対策は「片栗粉」や「蚊取り線香」、「コーヒー」といったおうちにあるものを中心にお伝えいたしました。
家庭菜園の醍醐味はやっぱり、「作る過程が見えて、安心安全な野菜が食べられること。」だと思います。その為にはなるべく農薬を使わないで害虫対策をすることが必要です。
今回お伝えした方法を是非試していただき、安心安全な野菜作りを楽しんで下さい。
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