さつまいもの植え付けをするのに良い季節になってきました。
さつまいもは乾燥にも強く育てやすい野菜の筆頭にあたり、味もとても良いので家庭菜園でも良く作られています。
育てやすい野菜なのですが、おいしいさつまいもを収穫するためには植え付け方法や、植え付け時期など押さえておきたいポイントがあります。
さつまいもの植え付け方法や、いつからいつまでが植え付けに良い時期なのかについて解説していきます。
参考にしてみてください。
さつまいもの植え付け方法とは
さつまいもの植え付け方法について解説していきます。
時期になるとさつまいもの苗がちらほらホームセンターなどで提供され始めますが、苗を購入する前に畑の準備をしましょう。
畑を良く耕したら、幅45cmくらいで、高さ30cm位の畝を作ります。
さつまいもはやせた土地でも育つので肥料は特に必要ありません。
肥料が多いと、つるばかり伸びてしまい肝心のイモが大きくならないツルボケという状態になってしまいます。肥料を施す場合には、配合肥料などをごく少量、元肥として入れておきます。
追肥は不要です。
また、畝を黒ビニールなどで覆うマルチングをすると良いでしょう。
さつまいもが伸びてくると、伸びた先で根を出しきますが、その根によって、イモの生育が悪くなることがあります。
このため、つるを定期的に土からはがす作業(つる返し)が必要となります。
マルチングをしておくとつる返しの手間を省くことができます。
またマルチングは雑草対策としても有効です。
苗の植え付け方法は、苗を水平に植える水平植え、斜めに植える斜め植え、垂直植えなどがあります。
一般的な方法は、水平植えや斜め植えで、水平植えは、苗を植えたい場所に10cm程度の溝を切り、苗を植えたら切り口近くの2~3節の葉が土の上に出るように土をかけておきます。
斜め植えの場合には、少し太い棒で斜めに土に穴をあけ、苗を差し込んだら土をかぶせます。
垂直植えは、大きなイモができるのが特徴なので、大きなイモが欲しい人はぜひ挑戦してみてください。
土が乾いている場合には、植え付けたあとに水をたっぷりかけておきましょう。
さつまいもの植え付け時期は
さつまいもの植え付け時期は、地方によって少しずつ異なってきますが、気温が一つの目安となり、一般的には梅雨に入る前の5月から6月半ばとなります。
平均気温が18度を超えることを一つの目安としてください。
このころになると、霜の危険もなくなり、地温も15度を超えるようになってきます。
さつまいもは、高い気温を好みますので、気温が低いと生育が悪くなったり、遅霜でツルが枯れてしまうといったトラブルも懸念されます。
季節の目安でいうと梅雨に入る前の5月から6月半ばあたりがさつまいもを植えるのには良い季節となります。
梅雨に入ってしまうと、土が濡れてしまい、耕すことが難しくなりますし、耕しても土が硬くなってしまい、さつまいもの根張りが悪くなってしまいます。
また、梅雨に入る前に植えると、さつまいものつるが伸び、葉も多く茂る時期に十分な水分が補給されるので、根張りも良くなり生育が良くなります。
このような条件を加味すると、5月から6月半は、さつまいもの植え付け時期としては、最も適した時期だといえます。
ただし、梅雨の時期や、気温は地方によって異なってきますので、その地方でさつまいもを植えるのに良い時期をホームセンターや、野菜苗の店などで確認しておくのも良いでしょう。
さつまいもの植え付け時期はいつまでがギリギリ?
さつまいもの苗を6月半ばに植えるのを忘れてしまった。
また忙しくてそれどころではなかったという方にさつまいもの植え付け時期はいつまでがギリギリか、について解説します。
さつまいもの植え付け時期は概ね7月上旬くらいがギリギリとなります。
7月末に植えても良いさつまいもが収穫できる地方もありますが、年によっても異なりますし、目安は7月上旬までと考えてください。
7月上旬を過ぎて植えた場合でもさつまいもを収穫することはできますが、収量や大きさは期待できないでしょう。
さつまいもは苗を植えてから、だいたい120日から140日位で収穫することができますが、特に7月や8月の日光が多く、気温も高い時期に、葉を茂らせ生長します。
5月から6月半ばに植えると、ちょうど10月に大きなさつまいもが収穫できます。ただし8月後半から9月に入っても、気温は高く日照時間も長いので、さつまいもは十分生長することができます。
7月上旬までに植えたさつまいもは、8月から9月を経て霜の降り始める11月半までには収穫することが可能で、大きさも十分期待できます。
5月から6月半ばまでにさつまいもを植えられなかった方も、7月に入ってからもあきらめずにさつまいも栽培に挑戦してみてください。
ただし気温の低い地方は、もう少し前になる可能性もあるのでよく確認しましょう。
また年によっては、7月上旬では遅い場合もあるので注意も必要です。
6月後半になるとさつまいもの苗がホームセンターに無い場合もあります。
そのような場合は通販も検討してみてください。
良い苗を販売している苗屋さんがあるかもしれません。
まとめ
1.さつまいもの植え付け方法は?植え付け時期はいつからいつまで?
さつまいもは乾燥にも強く育てやすい野菜の筆頭で、家庭菜園などでも良く作られています。さつまいもの植え付け方法や、いつからいつまでが植え付けに良い時期なのかについて解説していきます。
2.さつまいもの植え付け方法とは
さつまいもは、畑を良く耕したら、幅45cm位、高さ30cm位の畝を作り、苗を水平植えや、斜め植えで植えます。肥料はあまり必要でなく、マルチングをするとつる返しの手間を省くことができます。
3.さつまいもの植え付け時期は
さつまいもの植え付け時期は、気温を目安に平均気温で18度を超えることを確認します。
概ね5月から6月半ばまでで梅雨に入る前に植えると、水分も十分で10月に入ると収穫ができます。
4.さつまいもの植え付け時期はいつまでがギリギリ?
さつまいもの植え付け時期は7月上旬がギリギリですが、11月半ばには十分大きくなったさつまいもの収穫が期待できます。
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