さつまいもの黒斑病の対策や農薬は?イモは食べれるの!?

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さつまいもさつまいも

今回、皆さんにお伝えしたいのは「さつまいも」の病気についてです。家庭菜園でさつまいもを栽培する中で、病気になることがあります。その時のために対処方法を知っておく必要があります。

その中でも今回は「黒斑病(こくはんびょう)」についての防除対策や予防対策についてご紹介をいたします。

はじめに黒斑病はどんな病気かということやかかってしまう原因とその対策について、次に黒斑病によく効く農薬、最後にもし黒斑病になってしまったさつまいもは食べれるか?ということについてご紹介を致しますので、最後まで読んでくださいね。

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さつまいもの黒斑病対策は?

では、はじめにさつまいもがかかってしまう病気「黒斑病」がどんな病気かということとその原因、ならないための対策についてご紹介をいたします。

さつまいもが黒斑病にかかると、初期は緑がかった黒褐色の病斑ができます。病気が進行すると黒色が濃くなり、どんどん増えていきます。病斑は直径2~3cm程度まで大きくなり、病斑は腐敗してくぼみ、中央部分にカビが生じます。

この黒斑病の原因は糸状菌(カビ)の一種によって引き起こされます。そして、黒斑病にかかってしまう原因は主に2つあり、1つ目が「黒斑病にかかっている種芋から採苗した苗を植える」、2つ目が「ハリガネムシやコガネムシ類の幼虫やネズミなどによる食害」です。

では、この黒斑病を防ぐにはどのような方法があるのでしょうか。ここでは2点ご紹介をいたします。

1つめは「病徴の無い健全な塊根を種芋として使用するということ」です。黒斑病はさつまいもに病原菌が入り込まなければ、かかることはありません。ですので、病徴の有無を確認することが大切です。

そして、それを温湯消毒します。種芋は47、8度のお湯に40分浸します。また、苗の場合は同じ温度のお湯に15分程度浸すことで温湯消毒をすることが出来ます。

2つ目は「輪作」です。もし、黒斑病にかかっているさつまいもを発見したら、その圃場は1~2年、他の作物を育て、土壌中の病原菌密度を低減します。

その場合、マメ科以外の作物を育てるようにします。おすすめは植え付けや収穫時期が似ている「トウモロコシ」です。

ですが、しっかりと防除するにはやはり「農薬」を使用するのがいいでしょう。次はさつまいもの黒斑病に効くおすすめの農薬をご紹介いたします。

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サツマイモの黒斑病に効く農薬は?

では、サツマイモの黒斑病に効く農薬を2個ご紹介をいたします。

 

【サツマイモの黒斑病に効く農薬①】

住友化学園芸  GFベンレート水和剤

【商品の特徴】

浸透移行作用により病原菌の侵入を防ぐ予防効果と、侵入した病原菌を退治する治療効果を兼ね備え、病原菌の細胞分裂を阻害して防除します。

使用方法・・・既定の希釈倍率に薄めて、種いも及び苗の消毒

使用時期・・・植え付け前

使用回数・・・1回

 

 

【サツマイモの黒斑病に効く農薬②】

日本農薬株式会社 トップジンM水和剤

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【商品の特徴】

速攻性と残効性を有し、優れた効果が長続きします。低濃度で高い効果があります。強い浸透力があり、植物体に侵入している病原菌を死滅させる力を持ちます。

 

 

使用方法・・・既定の希釈倍率に薄めて、種いも及び苗の消毒

使用時期・・・植え付け前

使用回数・・・1回

 

 

また、黒斑病の原因となる「コガネムシの幼虫」に適している農薬を1つご紹介いたします。

 

 

【コガネムシの幼虫を退治する農薬①】

住友化学園芸  家庭園芸用サンケイダイアジノン粒剤3

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住友化学園芸 サンケイ ダイアジノン粒剤3 400g
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【商品の特徴】

接触効果だけでなく、ベーパーアクションにより殺虫成分が土の中に広がって効果的に害虫を退治します。

土に混ぜるだけで予防効果が長持ちし(コガネムシ幼虫で3~4週間)、植物の根を害虫の食害からしっかり守ります。

使用方法・・・1㎡当たり6~9g土壌混和

使用時期・・・植え付け前及び収穫の30日前

使用回数・・・3回以内

ご紹介したものはいずれも薬剤です。使用上の注意をよく読み、適切に使用するようにしてください。

 

 

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さつまいも黒斑病、芋は食べれる?

最後にさつまいもが黒斑病になったら、その芋は食べれるものかということを皆さんへお知らせしたいと思います。黒斑病になったさつまいもは「食べられます。」

黒斑病は人に伝染することのない病気です。ですので食べることは出来ます。食べるときは、黒く斑点になった部分を全部取り除き食べるようにしてください。ですが、おすすめはあまりしません。味がとっても苦いんです。

その他にもおすすめしない理由があります。黒斑病の進行が進んでいる場合は、さつまいもが自らを守るため毒素を出している可能性があります。ですので食べるのは控えた方がいいでしょう。

収穫をした後に黒斑病になってしまうこともあります。そうならないために「キュアリング処理」という方法をお伝えいたします。

収穫後に黒斑病になるのは、収穫時についた傷などから病原菌が入り黒斑病が発病をします。その傷から病原菌が入るのを防ぐのが「キュアリング処理」です。

キュアリング処理の手順をお知らせいたします。傷のついたさつまいもを温度31~35度、湿度90~95%という高温多湿の条件下に約100時間置きます。

そうすることでコルク層が形成されて傷口がふさがり病原菌を防ぐことが出来ます。それでも万一、貯蔵しているさつまいもが黒斑病になった時は、すぐにその場からさつまいもを排除しましょう。

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まとめ

今回はさつまいもの病気「黒斑病」について皆さんにお伝えをいたしました。さつまいもが黒斑病になる原因、その対策とよく効く農薬についてご紹介をいたしました。

最後には黒斑病になったさつまいもを食べれるかどうかということや収穫後に黒斑病にならないための方法についてお伝えをいたしました。今回の内容が皆さんにお役に立てることが出来たら本当に嬉しいです。

家庭菜園には病気対策は欠かすことが出来ません。せっかく育てているさつまいもですから、おいしく食べたいですよね。その為には何かおかしいと感じるところや変わったところがないかを確認するのがポイントですよ。

よくさつまいもを観察し、さつまいもがおいしくたくさん育ちますように。

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