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家庭菜園は、自分で栽培した野菜を食べることができる趣味と実益を兼ねた楽しみとして、たくさんの人が楽しんでいます。
家庭で食べるのであれば、少しくらい形が良くなくても、虫食いがあっても我慢できるものですが、あまりひどいと、家庭菜園の楽しみも半減してしまいます。
家庭菜園で気をつけなければならない害虫としては、タバコガやオオタバコガがあります。
タバコガという害虫はどのようなものなのか、タバコガやオオタバコガに効く農薬、タバコガ対策について解説していきます。
タバコガという害虫とは
タバコガとはどのような害虫なのかについて解説していきます。
タバコガとはチョウ目に分類される蛾の仲間です。
食害は幼虫によるもので、野菜の茎や葉、実を食害することが特徴です。
タバコガによる野菜の食害は幅広く、カリフラワーや、キャベツ、トマト、トウモロコシ、ナスなどが被害にあう場合が多くなっています。
タバコガには、タバコガとオオタバコガという種類がありますが、タバコガは主としてナス科の野菜を好み、オオタバコガはナス科を含む様々な野菜を食害します。
タバコガとオオタバコガはよく似ており、区別することはとても難しいのですが、成虫のハネの模様が少し異なっています。
タバコガの幼虫は、成長するにしたがって、葉から実を食害するようになり、被害を広げていきます。
タバコガの動きが活発になるのは、５月から１１月で、最も発生数が多いのは８月から９月ですが、夏野菜や冬野菜が大きくなる時期と重なるので、注意する必要があります。
一匹の成虫が産む卵の数は、タバコガは５００個程度、オオタバコガは２０００個近い数の卵を産むこともあることが知られています。
幼虫の成育期間は約一ケ月なので、タバコガ類はとても短い期間で、数が増えていきます。
産卵数が多い上に、成育期間が短いので、気をつけていないと、被害が思った以上に大きくなることがあります。
タバコガやオオタバコガに効く農薬は
タバコガやオオタバコガに効果の高い農薬について解説していきます。
カリフラワーにも効くので参考にしてみてください。
【ＳＴゼンターリ顆粒水和剤】
ＳＴゼンターリ顆粒水和剤は、天然の微生物であるＢ．ｔ．菌が生成するバチルスチューリンゲンシス菌が生成する生芽胞及び産生結晶毒素を使用した農薬です。
化学物質を有効成分としていないことから、周囲の環境に対する影響が大きくなく、オーガニック栽培に対応し、有機ＪＡＳ規格に適合しています。
イモムシ類に対する効果があり、タバコガやオオタバコガ以外に、ヨトウムシ、アオムシ、ハマキムシなどにも使用することができます。
野菜類の他に果樹やイモ類、豆類、花卉など多くの植物に使用することができます。
自然環境にやさしいことから、野菜を収穫しようとする前の日まで散布が可能で、他の農薬のように、散布からの日数管理も必要ありません。
他の農薬に対して抵抗性を有しているイモムシ類にも効果があるのも大きな特徴の一つとなっています。
ＳＴゼンターリ顆粒水和剤は他の化学物質を用いた農薬のように即効性はありませんが、散布後に食害はすぐになくなるので、食害の被害を低くすることができます。
散布した後にも効果が継続し、1から２週間効果が継続することが確認されています。
タバコガ対策とは
タバコガ対策について解説していきます。
オオタバコガについても同じ対策ができるので、参考にしてみてください。
タバコガなどの害虫の対策の第一歩は、見つけたら捕殺することです。
野菜類に、食害の跡を確認したら、丁寧にタバコガを探して捕殺します。
葉の裏に潜んでいる場合もあるので、注意深く観察しましょう。
タバコガ類の幼虫は、成長してくると、実の中に入り見つけにくくなるので、小さな幼虫のうちに見つけるようにしましょう。
野菜類の実を観察して、小さめの穴があいていたら、タバコガやオオタバコガの幼虫が、実の中に入り込んでいる場合があるので、実を取り去りましょう。
タバコガの卵を見つけることもタバコガ対策の一つと言えます。
タバコガの卵は、饅頭に似た形状をしており、大きさは０．５ｍｍ程度です。
色は淡黄色なので、野菜の葉の裏などで、見つけたらガムテープなど粘着性の高いものに張り付けて取り除きましょう。
タバコガの成虫が、野菜に近づけないようにすることも対策の一つとなります。
防虫ネットなどを用いて、野菜を覆うと、タバコガが産卵できなくなります。
多くの害虫は、窒素成分を多く含む肥料を施肥した野菜に近づくといわれているので、バランスの良い施肥を心がけましょう。
まとめ
１．タバコガという害虫やオオタバコガに効く農薬や対策方法は
タバコガという害虫はどのようなものなのか、タバコガやオオタバコガに効く農薬、タバコガ対策について解説していきます。
２．タバコガという害虫とは
タバコガとはチョウ目に分類される蛾の仲間で、食害は幼虫によるもので、野菜の茎や葉、実を食害することが特徴です。
タバコガにはタバコガとオオタバコガという種類があり、タバコガはナス科の野菜を､オオタバコガはナス科を含む様々な野菜を食害します。
タバコガの動きが活発になるのは、５月から１１月で最も発生数が多いのは８月から９月ですが、夏野菜や冬野菜が大きくなる時期と重なるので、注意する必要があります。
３．タバコガやオオタバコガに効く農薬は
ＳＴゼンターリ顆粒水和剤は、天然の微生物であるＢ．ｔ．菌が生成するバチルスチューリンゲンシス菌が生成する生芽胞及び産生結晶毒素を使用しており、環境に対する影響が少ない農薬です。
イモムシ類に効果があり、タバコガの他、ヨトウムシ、アオムシなどにも使用できます。
自然環境にやさしいことから収穫前日まで使用することができ、散布からの日数管理も不要です。
４．タバコガ対策とは
タバコガ対策としては、捕殺、卵を取り除くこと、防虫ネットの活用、バランスの良い施肥、などがあげられます。
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