秋から冬にかけてはお庭の花は、寂しい状態になってしまいます。そんな寂しいお庭を華やかにしてくれるのが、ガーデンシクラメンです。
冬の花の代表、シクラメンをさらに寒さに強く改良したのが、ガーデンシクラメンです。
−5℃以下にならなく、霜の降らない地域では、お庭で育てることも出来ます。
もちろん鉢植えで、育てることも可能です。温かい室内で、ゆっくり鑑賞するのもいいでしょう。
品種改良が進んでたくさんのガーデンシクラメンが、販売されています。花の色や、形など様々な品種があります。
ガーデンシクラメンだけで寄せ植えしても、お庭を華やかにしてくれます。
数あるガーデンシクラメンの中でも、特に魅力的なものを紹介していきます。
ガーデンシクラメンは品種がいっぱい
冬の花として人気の高いシクラメンですが、そのシクラメンをさらに寒さに強く、屋外でも育てることが出来るガーデンシクラメン。
シクラメンを品種改良したというより、シクラメンの原種に近いミニシクラメンを改良したという感じです。
原種に近いため花も小さいものもありますが、寒さに強いものもありました。
ガーデンシクラメンは、日本で誕生した品種ですので、日本の気候にあっています。しかし、温暖化とはいえ、屋外でガーデンシクラメンを育てることができる地域は、限られています。
そのため、鉢植えのガーデンシクラメンが、多く販売されていますが、真冬でも氷点下にならなく、霜の降らない地域では、屋外での栽培も可能です。
ガーデンシクラメンは、乾燥が好きな植物ですので、その点も栽培しやすいところです。
日本で冬季に温かい地域は、乾燥するところが多いです。また、そのような地域は冬でも日照時間が長く、その点でもガーデンシクラメンの栽培に適しています。
ガーデンシクラメンは陽の光が大好きで、乾燥しており、低温になり過ぎない場所を好みます。
次に、そのような地域にお住いの方に、ピッタリのガーデンシクラメンを紹介します。
ガーデンシクラメンのドリームスケープとは
ドリームスケープという品種は、ドリーム=夢と、ランドスケープ=土地の緑化、をいう名前からもわかる通り、屋外での栽培を前提としています。
冬のお庭が緑や花で覆われるのは、確かに夢のようです。また、ドリームスケープの特徴として、大輪の花が咲くことがあります。ガーデンシクラメンの花は、小さいというわけではありませんが、ドリームスケープは特に大きな花です。
株自体も大きく、屋外での寄せ植えにはもってこいです。もともと、ガーデンシクラメンも含め、シクラメンは長い間、花が楽しめます。
たくさんのつぼみが、次々と咲くので、長期間、花を咲かせ続けます。そのため、秋に植え付けると、12月頃より咲きはじめ、2月下旬ころまで、花を咲かせることも可能です。
ドリームスケープは暑さにも強いので、残暑の9月でも、植え付けができます。
もちろん、鉢植えで栽培も出来ます。大ぶりの株に、大きな花を咲かせるドリームスケープは、鉢植えでも迫力があります。
寒い地域では、鉢植えでの栽培が間違いありません。急な天候の変化で、霜が降る場合など、屋外ではどうすることも出来ません。
贈り物としても、大輪の花が美しいドリームスケープは、喜ばれるでしょう。
ガーデンシクラメンの天使の羽とは
次に紹介するガーデンシクラメンは、天使の羽です。花びらが天使の羽のようなので、この名前がつきました。
天使の羽は、花の色や形が様々あります。特徴として、花びらの先端が、フリルのようになっています。
八重咲のようなものもありますし、色も白からピンク、紫があります。白とピンクの混ざったものなど種類は多様です。
花びらは小ぶりですが、たくさんのつぼみを付けますので、とても豪華に見えます。
こちらの天使の羽は、通常のガーデンシクラメンと同様に、−5℃以下では栽培できません。株も小ぶりで、室内での栽培がいいでしょう。
小ぶりな株でも、華やかなガーデンシクラメンですので、室内でもひと際、目立ちます。
室内で育てる時は、窓際の陽当りが良い場所がいいです。窓際は夜間冷えますので、夜の管理に気を付けてください。
ガーデンシクラメンの栽培の適温は、10℃から20℃くらいです。温かすぎるのもよくありません。
乾燥した状態が、適していますので、風通しの良いところがいいです。ただし、エアコンやヒーターの吹出し口付近では、直接温風が当たり、葉や花が傷みます。
一日の内で、あまり温度変化のない、陽の当たる場所がおすすめです。
まとめ
ガーデンシクラメンの特徴的な二つの品種を見てきました。どちらも管理方法は、同じです。
陽当りが良く、乾燥した場所がいいです。特に鉢植えにて屋内で育てる時は、水の与え方に注意してください。
水を与えるタイミングとしては、鉢の内部の土が乾いてからが、最適です。
鉢を持ち上げてみて、軽ければ中の土まで乾いています。水を与える時は、たっぷりと与え、鉢底から水が流れ出るくらいで大丈夫です。
水を与える時、葉や球根に水を掛けないのがポイントです。水が掛かると、葉や球根が冷えて、弱ってしまう原因となります。
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