ステイホームが続く中、屋外で楽しめる趣味として家庭菜園をされている方が増えてきましたね。今この記事をご覧になっているということは、「害虫」に悩まれているのではないでしょうか。
家庭菜園には「害虫」は付き物。採れたて新鮮な野菜を食べるためには、害虫対策は必ず通らなくてはいけない道です。
今回は害虫の中でも「ハモグリバエ」についてお伝えさせていただきます。なかでも「枝豆」にたかってきたハモグリバエを駆除するための方法をお伝えいたします。
枝豆にたかったハモグリバエをマラソンという農薬を使って駆除する方法や、農薬を使用するのに抵抗がある方にもおすすめしたい無農薬で駆除する効果的な方法をご紹介いたしますので、是非最後まで読んでくださいね。
ハモグリバエが枝豆の葉についた!
まずはじめに「ハモグリバエ」という害虫をご紹介致します。敵を倒すためには敵のことを知らないと有効な方法で駆除できませんよね。ここを読んで「ハモグリバエ」について知識を増やしていきましょう。
枝豆を育てている時に葉に白いうねうね模様を見つけたことありませんか?それがハモグリバエの被害にあっている痕跡です。
ハモグリバエですが、その大きさは約2mmととても小さいです。ハモグリバエの成虫が葉の組織内に卵を産み、ふ化した幼虫が葉の中をトンネル状に食害します。そのあとが白いうねうね模様となるわけです。
白いうねうねがどんどん増えていくと、正常に光合成が出来なくなり、生育に悪影響を及ぼします。そうなると、せっかく育てている枝豆の収穫量が減ってしまいます。そんなことをしちゃう虫は見つけ次第即排除です!
ここではもし、「白いうねうねを見つけたら?」即行動してほしい方法をお伝えいたします。被害をなるべく少なくするためにも、初期段階で出来る対策をお伝えいたします。
【白いうねうねを見つけたら?すぐにやりたい行動①】
つぶす!
白いうねうねを見つけたら、その模様をたどっていき、ハモグリバエの幼虫をつぶしましょう。手でつぶすのが気が引けるという方は、ピンセットや千枚通しなどでつぶしても大丈夫ですよ。
【白いうねうねを見つけたら?すぐにやりたい行動②】
葉を摘み取る
白いうねうね模様がついている葉を見つけたら、摘み取って駆除してください。ハモグリバエは成長がはやく生まれてから約3週間で成虫になります。成虫になってまた卵を産み付けられないように、幼虫の間に駆除しましょう。
ハモグリバエにマラソンが効くの?
ハモグリバエの繁殖力は爆発的なものがあります。白いうねうねを見つけた時、「すこしくらいだからいいか。」と思って、そのまま放置したらあっという間に被害が広がってしまいます。
ハモグリバエは1匹で約400個の卵を産みます。先ほどもお伝えいたしましたが、産卵から成虫になるまでたった3週間しかかかりません。400個の卵が全部成虫になってまた、産卵したらと考えると繁殖力の強さが想像できますよね。(あまり想像したくないですが…)
繁殖力の強い害虫は早めに確実に駆除することが大切です。その為には農薬を使って駆除するのが確実です。ここではハモグリバエ対策におすすめしたい農薬「マラソン乳剤」をご紹介したいと思います。
【ハモグリバエにおすすめ農薬】家庭園芸用マラソン乳剤(住友化学園芸)
≪商品の特徴≫
植物への薬害が少なく、広範囲の害虫に効果を発揮する園芸用殺虫剤です。
≪使用方法≫
決められた希釈倍率に薄めて散布
希釈倍率・・・1,000倍
使用時期・・・収穫の7日前まで
使用回数・・・3回まで
農薬を使用するときは、必ず使用上の注意をしっかりと読んでくださいね。使用方法や使用上の環境、してはいけない事、身につけなくてはいけないものなど注意点が書かれています。正しく使用し、最大限の効果を発揮させましょう。
ハモグリバエに効果的な方法とは?
今までは「白いうねうねを見つけたら即行動してほしいこと」、「農薬を使った駆除方法」をお伝えしてきました。最後に農薬を使わずにハモグリバエを効果的に予防、駆除する方法をお伝えしたいと思います。
【ハモグリバエから枝豆を効果的に守る方法①】防虫ネットで寄せ付けない
物理的にハモグリバエを枝豆に寄せ付け無ければ、被害にあうこともありません。その方法として防虫ネットをかけて守るのが効果的です。
ハモグリバエはとても小さな害虫ですから、0.4mm以下の目合いのネットを購入し、使用してください。
また、枝豆は種うえの時から防虫ネットを使うことで、ハモグリバエ予防以外にも効果があります。枝豆の種は鳥の大好物です。防虫ネットをすることで鳥から食べられるのを防ぐことが出来ます。
また、発芽後はまだまだ株が弱いです。防虫ネットが風よけになって、成長を助けてくれます。防虫ネットはいろいろなメリットがありますので、おすすめです。
【ハモグリバエから枝豆を効果的に守る方法②】黄色の粘着テープで捕殺する
ハモグリバエは黄色が大好きです。その性質を利用しましょう。市販されている黄色の粘着テープを枝豆の株の周りに吊り下げます。そしたら、ハモグリバエが自ら粘着にくっついてくれますので、捕殺しちゃいましょう。
防虫ネットと黄色の粘着テープをダブルで使用すると、効果UPしますので、是非試してみてください。
まとめ
みなさん、いかがでしたでしょうか。
今回はハモグリバエの被害にあった枝豆に「即行動してほしいこと」「農薬を使った駆除方法」「効果的に予防・駆除出来る方法」をお伝えしてきました。
皆さんの枝豆が今回お伝えしたことで、ハモグリバエから守ることが出来きて、おいしい枝豆ができたなら、本当に嬉しいです。
枝豆の収穫時期は1週間ほどととても短いです。その時期を過ぎると固くなっておいしくなくなってしまいます。一度に沢山作ると食べきれないくらいなってしまいますので、時間差で植えると、おいしい枝豆が長い時間楽しめますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。皆さんの家庭菜園ライフが楽しいものとなりますように。
コメント