ハモグリバエの卵は約0.2mm、成長したら体長約2mmくらいです。
名前のとおり、葉肉の中に産卵するのが特徴で、卵がかえった幼虫は葉の表皮の内部にある、葉緑体を含む細胞の集まりを食い荒らす農業の害虫です。
繁殖する能力がとても強く、1匹で約400個ほどの卵を生むのです。
ハモグリバエの被害にあった植物には葉に白い線ができるのが特徴で、「エカキムシ」とも呼ばれています。
ハモグリバエは生まれてから3週間で成虫になるので、成虫と卵を追い払う事です。
大玉トマトよりミニトマトの被害が大きく、下の葉から上に向かって枯れ上がる症状が見られます。
ハモグリバエが大量発生した時の駆除方法
春は4月くらいから秋の11月くらいまで、長い期間にわたり起こります。
卵は気温の上がる3月くらいから卵がかえり始め、4月くらいに、葉に白い線が出てきます。
春の季節に入ったころ葉が小さいうちからネットをかけておくほうが予防できます。
ハモグリバエ（エカキムシ）の成虫が飛んで来て卵を産まないようにネットをかけて予防して下さい。
ベランダ栽培などのプランターや、鉢の場合でも支えるための柱をたてて、ネットをかけることで予防になります。
ハモグリバエ（エカキムシ）は黄色に引き寄せられる習慣になってくりかえすことがあります。
役立つように使った黄色い粘着トラップを仕掛けます。粘着トラップが売っている店で普通に売られています。
ハモグリバエ（エカキムシ）の幼虫は白い筋の一番先の部分にいます。見つけたらすぐ手やピンセットを使ってつぶして下さい。
被害が大きい場合は葉ごと切り取って処分したほうが良いです。
葉がどれも虫がついて、みんな切り取ってしまったら成長に影響が出そうな場合は、地道にひとつひとつ手やピンセットで潰していくといいです。
物事が起こる前から予防するために早めにネットをかけたり粘着トラップを仕掛けたりして予防してください。
ハモグリバエにダントツ効くのは
ダントツ効くのは、その名も「ダントツ粒剤」です。
クロロチアゾール基をもつ新しいタイプのネオニコチノイド系害虫を殺すのに使う薬剤で、以前から今までのクロロニコチニル系化合物とは 一つのものを作り上げている部分の材料の組み合わせ方と違いがある「クロチアニジン」を農薬などに入っている成分の害虫を殺すのに使う薬剤です。
ダントツは、カメムシ目、双翅目、甲虫目、鱗翅目、アザミウマ目、直翅目のいろいろな種類の害虫に効果を働かせて、低温度で幅広い殺虫スペクトラムを出すという特長を持っています。
・ 2～3週間効果が長く持つので、害虫退治と予防が一度にできるので、カメムシ目、ハエ目、コウチュウ目、チョウ目、バッタ目、アザミウマ目の各種害虫に高い防除効果がでます。
・野菜などの植物に着いていて、栄養になる成分を吸い取る害虫に加えて難防除害虫のマメハモグリバエ等に対して高い防除効果を示します。
・根や葉から薬の成分が吸い取られ、植物体内を移って行くので葉が殺虫効果を持ち、葉を損害した害虫を退治し、苗を植え替える作業の効果を十分に出し、効果は長い期間続きます。
・有機リン系、カーバメイト系、を合わせてピレスロイド系薬剤に感じる事が出来る働きが低下した害虫にも高い効果を見せます。
トマトのハモグリバエを駆除するには
ハモグリバエの被害にあった葉を見つけたら、まずはその葉を切り落として下さい。被害が深く範囲がひろがったりした場合は、全部落とすのではなく、弱っている葉のだけにします。
葉についている卵から産まれて成長になるまでを一匹ずつ殺して取り除いていく事です。
時間のかかる作業ですが、家庭菜園程度の小さなものであればこの方法で殺して取り除く事ができる場合もあります。最後に殺虫剤も一緒に使うと間違いないです。
ハモグリバエのサナギが葉の下の地面に落ちている事もあるので、合わせて取り除いて下さい。
ハモグリバエを取り除く場合には、専用の農薬を使います。
種類によって使える植物に違いがあるため、「目的の野菜に使えるかどうか」や「使う方法」「中に入れる量」をしっかり確認した上で使って下さい。
おすすめの害虫を殺す薬品はオルトランを使ったものです。1973年から使っている人気のある農薬なので、安心して使う事ができます。
注意点としては使う事ができる農作物の決まった広さが考えていた以上に狭いため、きちんと作る野菜に使う事できるか考えて使わないといけないです。
使う事が出来る農作物などから自分の使い道にあったものを選ぶといいです。
まとめ
葉に白い線が出ていれば、食い荒らす可能性がありますので、取り除いて処分してください。見つけたら早く追い払って下さい。
虫が苦手な人には向かない対策ですが、殺虫剤や農薬を使いたくない人には使う事はおすすめの対策です。畑などにいると、ハモグリバエの卵を産み付けて、その幼虫を殺しますので虫を殺して取り除く事に効果的です。
ハモグリバエの被害にあうと、葉に白くなっている形ができたら、オルトランなどの農薬を使うことで虫を殺して取り除く事ができるので試してみてください。
植物がどんどん新しく生まれ出て増えていかない為にも被害にあった葉は取り除くのがおすすめです。早く見つけて、対策をして植物を元気に育てて下さい。
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