ハモグリバエがトマトに…農薬は?コナジラミにも効果のある対処法は

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裂果しそうなトマト ミニトマト&トマト
photo by pixabay

ハモグリバエが、トマトについたら、農薬を使うのが、効果的です。

 

ハモグリバエは、体長2mmほどの小さなハエです。

ハモグリバエの雌は、葉に穴を開け、そこから葉の汁を吸い、葉の中に卵を産みつけます。

葉の中で、卵から孵った幼虫は、葉の中を動きながら食害し、その跡が、白い線のようになるので、別名、エカキムシとも呼ばれています。

 

 

ここでは、ハモグリバエがトマトについた時に効く農薬と、コナジラミにも効果のある対処法をお伝えします。

 

 

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ハモグリバエがトマトに…農薬は何がいい?

 

ハモグリバエに効果があり、トマトに使える農薬をご紹介します。

 

ハモグリバエに食害されたトマトの葉には、白い線ができます。

少数なら問題はないのですが、ハモグリバエは、成長のサイクルが早く、どんどん増えて行きます。

食害が進むと、やがて葉は枯れて、トマトの株が弱ったり、実の付きが悪くなるので、ハモグリバエの卵や幼虫の跡を見つけたら、できるだけ早く対処しましょう。

 

 

⭐︎アファーム乳剤

アファーム乳剤は、素早い効き目が特徴です。

適用作物60種以上、適用害虫30種以上。

葉肉内にしっかりと浸透する。

安全性も高く、作物の生育時期を選ばず使用可能です。

 

トマトに使用する時は、2000倍に希釈し、散布します。

使用回数 5回以内。

収穫前日まで使えるので、安心です。

 

⭐︎コロマイト乳剤

天然物の有効成分を使い、即効性があります。

卵から成虫まで、効果がある。

有用昆虫には、影響が無い。

 

トマトに使用する時は、1500倍の希釈し、散布します。

使用回数 2回以内

収穫前日まで使用可能

 

⭐︎ダントツ粒剤

浸透移行性に優れ、効果が長時間持続する。

農薬に抵抗性を持つ害虫にも、高い効果を示す。

 

トマトに使用する時は、一株に1g~2gを定植時に土に混ぜます。

使用回数 1回

 

 

他にも、プレオフロアブル、モスピラン粒剤、カスケード乳剤などが、ハモグリバエ対策として、トマトに使える農薬です。

 

*農薬を使う時は、必ず手袋をして、肌に直接触れないように使いましょう。

*農薬の希釈倍数・使用回数を守って使いましょう。

 

 

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トマトのコナジラミとハモグリバエに効くのは

トマトに付く害虫で、コナジラミは葉の裏について、葉の汁を吸います。

コナジラミに汁を吸われたトマトの葉は、白いかすり状になり、トマトの株の生育が悪くなります。

 

トマトについたコナジラミの発生量が増えると、トマトの実の色がまだら状になり、株が枯れることもあるので、コナジラミは、ハモグリバエと同じように、見つけたら速やかに駆除したい害虫です。

 

トマトについたコナジラミとハモグリバエ両方に効く農薬をご紹介します。

 

前述した、『アファーム乳剤』と『ダントツ粒剤』は、トマトのコナジラミとハモグリバエ、両方に効く農薬です。

 

希釈倍率、使用可能回数などは、どちらに対しても同じなので、使いやすいです。

 

他には、モスピラン粒剤等もトマトのコナジラミとハモグリバエの両方に効果的です。

⭐︎モスピラン粒剤

従来の農薬に抵抗性のある害虫にも効きます。

植え付け時に土に混ぜることで、長期間、トマトのコナジラミとハモグリバエに、効果を発揮します。

 

トマトに使用するときは、1g/1株を定植時に、土に混ぜます。

使用回数 1回

 

 

*農薬は、種類により、適用作物・適用害虫が異なります。

必ず、ラベルを良く読み購入しましょう。

*使用量と使用回数を守ってください。

 

 

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トマトのハモグリバエに対処するには

ほっておくと大量発生して、トマトの株を枯らせてしまう事もある、トマトのハモグリバエに対処するには、まず、初期のうちに見つけられるよう、日々、トマトの葉を良く観察してください。

葉に白い点や線をみつけたら、そこにはハモグリバエの卵や幼虫がいるので、対処か必要です。

少ないうちは、白い点や、線の端をアイスピックで突いて、卵や幼虫を退治します。

地味な作業ですが、ハモグリバエを確実に退治できます。

 

また、定植時に、寒冷紗など、目の細かいネットをかけて、トマトにハモグリバエが寄って来るのを防ぐ方法も効果的ですが、ハモグリバエは、体長約2mmですから、気づかないうちに寒冷紗などの中にはいり、トマトについてしまう事もあります。

この場合も、日々の観察は、大切です。

 

他には、ハモグリバエの黄色に寄り付く性質を利用して、少し離れたところに、黄色の防虫テープを吊るして、ハモグリバエがそちらに集まるようにする事もできます。

 

ハモグリバエは、周りの雑草から作物につくことも多いので、トマトの株周りの雑草を取り除き、風通しよくスッキリさせておくと、トマトにハモグリバエがつくのを減らすことができます。

 

このように、あらかじめ予防して、トマトをハモグリバエから守る対処をするのは、有効です。

 

 

ハモグリバエが増えてしまったら、農薬殺虫剤で対処しましょう。

農薬は、保管場所に気をつけて、希釈倍数や、使用回数、使用時期を守って使ってください。

 

 

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まとめ

トマトにつくハモグリバエや、コナジラミは、とても小さく、さほど害のないように思える、害虫です。

 

エカキムシという、可愛い別名を持つハモグリバエですが、大量発生して、葉の中の食害が進んでしまうと、トマトの株を弱らせたり、枯らせたりする害虫です。

 

小さなハモグリバエや、コナジラミは、ネットなどで防除するのが難しい害虫なので、見つけたら、農薬で駆除するのがお勧めです。

 

是非、この記事を参考に、トマトのハモグリバエに、適切な対処をして、ハモグリバエからトマトを守ってあげましょう!

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