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夏野菜の定番の一つと言えばきゅうりがあげられます。
旬のきゅうりは味もよく、家庭菜園で栽培していると、たくさん収穫できるのでたくさんの人が栽培に挑戦しています。
初夏から秋にかけて収穫できるのがきゅうりですが、気温が高いので、害虫や病気に悩まされることがあります。
ハダニはキュウリ栽培をするうえで気をつける必要がある害虫の一つです。
きゅうりがハダニの被害にあった時の症状や、ハダニに効果の高い農薬、ハダニ対策などについて解説していきます。
きゅうりのハダニの症状は
きゅうりがハダニの被害にあったときはどのような症状になるのかについて解説していきます。
ハダニは虫の仲間ではなく、クモに近い生物で、脚は8本あります。
ハダニは、0.5mm程度ととても小さいので、大きな害虫のように害虫を見つけるというよりも、ハダニの被害にあったきゅうりをよく観察すると見つかるということが多いかと思います。
ハダニはアブラムシと同じ吸汁性の害虫なので、きゅうりの葉を食い散らかすといった被害の出かたではなく、きゅうりの葉の色に着目する必要があります。
ハダニはきゅうりの葉の裏などにとりつき、汁を吸うのですが、汁を吸われたきゅうりの葉は、小さな白い斑点がたくさんできてきます。
専門的にはこの白い斑点をかすりと呼んでいます。
カスリのできたきゅうりの葉の裏面をよく観察すると、赤や黄色のとても小さいハダニを見つけることができます。
小さな斑点は、全体に広がり、きゅうりの葉自体が白っぽく見えるようになることもあります。
またきゅうりの葉の端っこの方は、黄色くなり徐々に枯れてくることもあります。
ハダニが増えてくると、きゅうりの葉や芽の生長が遅くなり、被害が大きくなった場合には、きゅうりの株自体が枯れてしまうことがあります。
きゅうりのハダニに効く農薬は
きゅうりのハダニに効果の高い農薬を3つご紹介します。
参考にしてみてください。
【GFモストップジンRスプレー】
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GFモストップジンRスプレーはスプレー容器で販売されているので購入してすぐに使うことができます。
きゅうりのハダニに対しては、吹きかけるだけで駆除することができ、効果が長続きします。
ハダニの他、アブラムシにも効果があるほか、うどんこ病の治療にも使うことができます。
きゅうりの他、ナスやトマトなどについているハダニにも効果を発揮します。
【ダニ太郎】
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ダニ太郎は水で希釈して散布するだけでハダニを駆除することができるのでおすすめです。
ハダニに対しては、成虫だけではなく幼虫や卵の段階で、作用するので効き目が長続きします。
きゅうりの他にスイカ、メロン、ナス、ピーマン、トマトなどにも使用することができます。
【バロックフロアブル】
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バロックフロアブルは水で希釈して散布する形式の農薬でおすすめです。
ハダニの成虫の他、幼虫や卵の殺虫効果があります。
即効性は乏しいのですが、ハダニが増えるのを1ケ月以上抑えることができます。
この農薬を散布した成虫が産んだ卵は孵化しないのも、バロックフロアブルの特徴の一つです。
きゅうりやナスについては、散布の翌日に収穫することが出来ます。
きゅうりのハダニ対策は
きゅうりのハダニ対策について解説していきます。
農薬を使用しない退治方法に加え、ハダニが近寄ってこない方法もあるので参考にしてみてください。
ハダニなど害虫対策は基本的には捕殺です。
ただしハダニは目で見つけるのも困難なほど小さいので、見つけたらテープなどに貼り付けて処分します。
ハダニは、高温を好む反面水を嫌うという特徴があります。
きゅうりの葉に、スプレーなどを利用して水を吹きかけると、ハダニは落下してしまいます。
スプレーは、霧状にでるものよりも少し勢いのあるものを使ってみると良いでしょう。
きゅうりの葉に水をかけておくと、ハダニが発生するのを抑えることができます。
ハダニは牛乳を使って駆除することもできます。
牛乳を等分の水で薄めて、ハダニにかけると、ハダニは息ができなくなり死んでしまいます。
牛乳をそのままにしておくと、腐るので、ハダニが死んだあとは、水で洗っておきましょう。
ハダニ退治にコーヒーも効果があるといわれているので、試してみてください。
ハダニ対策として、木酢液も効果があります。
ホームセンターなどで販売されている木酢液を、水で薄めて、散布するとハダニが嫌って近寄らないと言われています。
ハダニはきゅうりだけを狙うのではなく、雑草につくこともあります。
きゅうりの周りに雑草が多い場合には丁寧に刈り取っておくと良いでしょう。
まとめ
1.きゅうりのハダニの症状や効く農薬とハダニ対策は?
きゅうりがハダニの被害にあった時の症状や、ハダニに効果の高い農薬、ハダニ対策などについて解説していきます。
2.きゅうりのハダニの症状は
きゅうりがハダニの被害にあうと、きゅうりの葉にかすりと呼ばれる白い斑点ができ、斑点が広がり、きゅうりの葉の端っこが黄色くなることもあります。
ハダニが増えてくると、きゅうりの葉や芽の生長が遅くなり、被害が大きくなった場合には、きゅうりの株自体が枯れてしまうことがあります。
3.きゅうりのハダニに効く農薬は
GFモストップジンRスプレーはスプレー容器で販売されており、
ハダニの他、アブラムシにも効果があるほか、うどんこ病の治療にも使うことができます。
ダニ太郎は、水で希釈して使用しますが、成虫だけではなく幼虫や卵の段階で、作用するので効き目が長続きしおすすめです。
バロックフロアブルはハダニの成虫の他、幼虫や卵の殺虫効果があります。
即効性は乏しいのですが、ハダニが増えるのを1ケ月以上抑えることができます。
4.きゅうりのハダニ対策は
きゅうりのハダニ対策としては、捕殺、水をかける事、牛乳の活用、コーヒー、木酢液の使用、雑草の管理、などがあげられます。
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