おうち時間が増えている中で、家庭菜園を楽しんでいる方も増えているのではないでしょうか。そんな中でも知っておきたいのが害虫対策です。
今回はプランター栽培にも適していて、初心者の方にもおすすめしたい「バジル」に「アブラムシ」がついた場合の駆除の方法をお伝えします。
また、そもそもアブラムシを寄せ付けないようにするための予防方法の中でハーブ類に有効なことについてもあわせてお伝えします。
最後にはがんばって対策したけど、アブラムシがたかってしまったハーブはどうしたらいいの?という事についても書いています。是非最後まで読んでください。
バジルについたアブラムシを駆除するには
まずはバジルについたアブラムシを駆除する方法をお伝えしていきます。さて、バジルにアブラムシがついてしまったらどうなってしまうのでしょうか。
アブラムシの繁殖力は爆発的なものがあり、あっという間にアブラムシだらけになってしまいます。アブラムシは葉や茎、根の汁を吸い、発育不良になったり、病気を誘発します。
ですので、アブラムシは見つけたら即刻駆除をしなくてはいけません。では、バジルのアブラムシ駆除方法はどんなものがあるのでしょうか。
・ガムテープやブラシで除去
バジルについているアブラムシをガムテープでペタペタとくっつけて退治したり、ブラシで払いましょう。指でつぶしてもOK。(抵抗がなければ)
・水で洗い流す。
バジルにアブラムシがついているのを見つけたら、強めの水をシャワーして、アブラムシを洗い流しちゃいましょう。
・牛乳スプレーを散布する
牛乳と水を1:1で割ったスプレーをアブラムシに吹きかけましょう。アブラムシが窒息して、死んじゃいます。スプレーをして乾いたあとはしっかりと洗い流しましょう。
・園芸用殺虫剤を使用する
しっかりとアブラムシ対策をするのであれば、殺虫剤を使用します。バジルにおすすめの殺虫剤は下記の通りです。
【フマキラー カダンセーフ】
化学殺虫・殺菌剤が不使用で、日本で初めて食べる当日まで何回でも使える殺虫・殺菌剤です。
食品成分由来の膜がアブラムシを包んで退治してくれます。アブラムシは呼吸ができずに窒息死します。
皆さんの栽培している環境やご自身の栽培に対する思いに一番合った駆除方法を選択してくださいね。その参考になれば何よりです。
アブラムシの予防法でハーブ類に有効な方法は?
今までは、バジルにたかってしまったアブラムシを駆除するにはどうするか?という方法を書いてきました。
バジルって生で食べることが多いですから、そもそも駆除ではなくて、アブラムシがつかなければ一番いいですよね。
そこでこれからはアブラムシがつかないようにする予防法でハーブ類に有効な方法は?ということをテーマに書いていきたいと思います。
・反射テープを利用する
アブラムシは光を嫌います。ハーブの周りに反射テープを張ることで、アブラムシを寄せ付けるのを防ぎます。
反射テープがなくても、おうちにあるアルミホイルを敷くのでもOKです。
・防虫ネットや不織布をかける
アブラムシがハーブにつかないように、防虫ネットや不織布をかけて防ぎましょう。
防虫ネットの中には銀糸が入っているものもあり、キラキラと光るのでバジルにつかせない、寄せつけないのW効果ですね。
・黄色いバケツを用意する
アブラムシは黄色が大好きです。その特徴を利用して、ハーブの近くに黄色のバケツの中に水や油(数滴)を混ぜた液体を用意しておいておきましょう。
アブラムシが自らバケツに入っていき、ハーブにたどり着く前におぼれて死んでしまいます。
・酢水を吹きかける
お酢を水で50~100倍に薄めて、ハーブに吹きかけます。
酢水は匂いが薄れてきてしまうので、1~2日に1回吹きかけましょう。
かけすぎやお酢の希釈率が高いとハーブ自体を傷めてしまうので、気を付けてくださいね。
バジルの葉にアブラムシがついても食べれるものなの?
一生懸命、バジルにアブラムシがついた時に駆除をしたり、寄せ付けないように予防対策を取ったりしても、アブラムシがたかってしまう事はあります。
「アブラムシがたかってしまったバジルってもう食べられることって出来ないの?どうしたらいいの?」という疑問にここではお答えしたいと思います。
結論から言いますと、「食べられる」です。昔から、虫が付いている野菜は農薬を使っていなくて、体に安全の証拠だね。なんて言われています。
でも、虫がついてしまうと、形が変わったり、食味が落ちたりするのは事実です。虫があまり得意ではない人は、「虫にたかられていた」とわかったら、敬遠しちゃいますよね。
うちの妻も虫が苦手で、直売所で買ってきた野菜や家で作った野菜を食べようと洗っているときに虫を見つけたら、「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」てな具合で処理が私にバトンタッチとなります。(最近は洗う作業ははじめから私です。)
サラダなど生で食べることが多い「バジル」ですから、食べられるからといって無理に食べることはないのでは無いかなぁと思います。(味も落ちちゃいますしね。)
でも、せっかく手塩にかけて育てたバジルですから捨ててしまうのはもったいないという気持ちもわかります。体に害があるわけじゃないですしね。
ですので、アブラムシの被害にあったバジルは、例えば刻んだり、ミキサーにかけてソースやペーストにしたり、炒め物にいれたりしてもいいかもしれませんね。
葉のまま食べるよりは、虫の存在を感じないかなと思います。ですので、そんな悲しい事で悩まないためにもアブラムシの駆除、予防をしっかりとしていきましょう。
まとめ
皆さん、いかがだったでしょうか。
今回はバジルについたアブラムシの駆除方法や、アブラムシを寄せ付けないようにするための予防方法を書いてきました。
そして、がんばって対策をしてきたけど、結果としてアブラムシがたかってしまった場合、食べられるのかという事もお伝えしてきました。少しでも、皆さんのお役になっていれば嬉しいです。
では、最後にバジルを楽しく育てるためのワンポイントアドバイスです。種からバジルを育てようとしている方、もし「うまく発芽しないなぁ」と思ったら、もっと暖かくなってから種を植えてみましょう。
バジルは熱帯アジアが原産で、生育適温・発芽適温とも25度前後と高温を好みます。そして、日当たりの良い場所を好み、土の乾燥が続くと、葉が固くなるので水やりはこまめに行いましょう。
それでは、あなたのバジルがおいしく育ちますように。
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