爽やかな風に草花の香りが運ばれてくると、ガーデニングの季節がやってきたと感じますね。今年はどんな草花、どんな野菜を育てようかとうきうきします。
でも一方で、「あぁ、またアブラムシとの闘いがやってきた」と思わずにはいられません。ガーデニングをやっていると必ずと言っていいほどアブラムシに悩まされます。
そこで、今回アブラムシ対策に効果があるとされるミントスプレー、そしてそのミント自体につくアブラムシを退治するための効果がある殺虫剤にはどんなものがあるのか調べてみました。
アブラムシにミントスプレーが効く!作り方&使い方
ハーブの一種であるミントの香りは爽やかなので、香料や調味料としても昔から利用されています。
人間にとっては好まれるミントなのですが、なんとアブラムシにとっては嫌な存在のようです。
アブラムシの駆除に効果があると言われているのが、ミントを使ったミントスプレーです。
ミントの天然成分が含まれていて私たちにとっては全くの無害なミントスプレー、実は自分で簡単に作ることができます。
それでは、作り方と使い方をご紹介します。
○ハッカ油(ミント)スプレーの材料(完成量100ml)
ハッカ油:5~6滴
無水エタノール:10ml
精製水:90ml
スプレー容器:1個(※ガラス・PP(ポリプロピレン)・PE(ポリエチレン)の素材
○作り方
1.スプレー容器に無水エタノールとハッカ油を入れてよく混ぜます。
2.その中に水を入れてさらに混ぜて出来上がりです。
※油であるハッカ油と水は混ざりにくいので、先にハッカ油と無水エタノールをまぜることがポイントです。
○使い方
油と水が分離している可能性があるので、使用前に必ずしっかり振ってください。雨などですぐに落ちてしまうので、1日に数回、植物に直接スプレーすることで効果を得られます。
○注意点
ハッカ油に含まれる成分は、ペットや小さいお子さん、妊婦さんにとっては神経毒性があると言われています。使用されるときには十分注意してくださいね。
ミントのアブラムシに効く殺虫剤とは
「ミントの香りが苦手なアブラムシ。でもそのミントについてしまったとき一体効果のある殺虫剤ってあるのでしょうか。」
アブラムシはありとあらゆる植物につく本当に厄介な害虫ですね。
中でもミントにつくアブラムシ。なんとか撃退したいですよね。
ミントと限定されていませんが、ハーブというくくりで効果のある殺虫剤が2つありましたので以下あげてみます。
1.ベニカマイルドスプレー(住友化学園芸)
殺虫成分の作用性には持続性はないものの速効性があり、殺菌成分の作用性には治療効果がある、とされています。
商品の特長として
・様々な野菜やハーブ、果樹などで使えます。
・有機JAS規格(オーガニック栽培)で使用可能な食品成分から生まれた殺虫殺菌剤です。
・ワイド&集中噴霧切り替えノズルから噴霧される薬剤がアブラムシ、コナジラミ、ハダニ、うどんこ病をしっかり包み込んで退治する「物理防除剤」で、化学合成剤に抵抗力のある害虫や耐性のある菌にも効果的です。
・イヤな臭いもなく、野菜や果樹の収穫前日まで使え、使用回数の制限もありません。
2.アーリーセーフ(住友化学園芸)
殺虫成分の作用性には速効性、持続性はないが、殺菌成分の作用性には治療効果がある、とされています。
商品の特長として
・野菜類やハーブのハダニ、アブラムシ、コナジラミ、うどんこ病の防除に効果的です。
・天然物(ヤシ油)由来の有効成分で、有機JAS規格(オーガニック栽培)で使用可能です。
・臭いも少なく、収穫前日まで使用できるので、家庭菜園での使用に便利です。
ミントのアブラムシ対策は
「アブラムシ対策で殺虫剤に頼るなら、予防効果のあるものを」
ハーブやお野菜等に使用できる殺虫剤は前述したとおりですが、アブラムシの発生前から散布して予防効果のある殺虫剤はないものかと調べていたところ、こういうのがありました。
・アースガーデン やさお酢
食酢100%でできているので収穫直前まであらゆる植物の病気と虫の退治と予防に使える。
人と環境にやさしい食品原料でできているので安心して使用することができそうです。
また、発生前にスプレーしておけば、病気も虫も防ぎ、発生した虫にかければしっかり駆除できるとありました。
予防と退治。これはアブラムシ対策にもってこいの殺虫剤です!
以前育てていたミントにアブラムシやハダニがつき、その時は全部切り取って捨ててしまったことがあります。
もっともミントは元来生育旺盛ですから、やがてまた次々と新芽がでてきました。このとき以来密集させないよう適度に切り取り収穫するよう心がけました。
アブラムシなどの体長2mmくらいの虫は一匹だけで寄生することはなく、繁殖力も強いことから放っておくと大量に新芽や葉に寄生してしまうため駆除するのが大変です。
でも、害虫が発生する前から殺虫剤の散布や虫を寄せ付けない栽培管理を心掛けていると害虫が発生しても最小限に抑えることができます。
具体的には
・風通しを良くする
・水のやりすぎに注意する
・葉の乾燥に注意する
・肥料を与えすぎない
なるべく害虫のよりつきにくい環境を作り上げて栽培するよう心がけていきたいものですね。
まとめ
植物を育てていくうえで必ずと言っていいほど出くわす憎き害虫アブラムシ。
でも、その害虫も苦手なものがあり、それがミントの香り。ミントスプレーは天然無害で簡単につくれます。
そしてミントスプレー以外で食品由来の殺虫剤も市販されていますので害虫駆除はこれで万全です。
でも一番大切なのは毎日育てている植物を観察し、害虫や病気が発生しないように予防することでしょう。
毎日、見るだけ。そうすれば植物の異常をいち早く発見でき早く対応することができるからです。
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