じゃがいもの品種で珍しいのは？ピンクや黒のじゃがいもとは

男爵やメークイン、キタアカリなど定番の品種のほかに、結構多くの品種があるのがじゃがいもです。

その多くの外観は、じゃがいもとわかるものばかりですが、中には「これ本当にじゃがいもなんだろうか」というものも存在します。

じゃがいもの品種で珍しいものをご紹介していきます。

ピンク色のものや黒いものなどバリエーションに富んでいます。

店頭などで見かけたら、購入して食してみるのも良いですし、種芋を買って自分で栽培してみるのも良いでしょう。

じゃがいもの品種で珍しいのは

じゃがいもの品種で珍しいものをご紹介していきます。じゃがいもの品種で珍しいものの筆頭にあげてよいのは、タワラヨーデルという品種です。

なんと見た目がさつまいもそっくりなのです。

もともとあったアンデスレッドという、赤い皮の色で、黄色い芋の色をした芋が変異したもので、2000年に品種として登録されました。

その食感はほくほくした食感でありながら、でんぷんの含有量が低いのでねっとり感もあり、煮崩れしにくいので煮物にも向いています。

また持ち味のほくほく感を生かしてマッシュポテトやポテトサラダにも向いているいわば万能選手といっても良いでしょう。

熟成すると甘みが増し、栗やさつまいもに近い甘さになるので、これがじゃがいも？と思う人も多いでしょう。

生長速度が速く、収穫量もメークインの２倍近くと多く、原産地の長崎ののみならず全国に栽培地が広がっています。

タワラヨーデル以外で、珍しい品種もご紹介します。

ジャガキッズパープルは、紫色の皮で、芋の色は黄色です。

甘味は比較的少ないのですが、火が良く通るので、短時間で調理が可能です。

ジャガキッズは、赤い皮の色で、芋の色は栗のような黄色い色をしており、甘味が強く、ビタミンＣの含有量が多いのも特徴です。

ジャガキッズパープル同様に火が良く通ります。

インカのめざめ、グラウンドペチカ、シンシア、アンデスレッド、ベニアカリ、レッドムーンなど男爵に比べると生産量が少なく全国の市場に出回りにくいものも珍しいものとしてご紹介しておきます。

じゃがいもでピンクの品種とは

じゃがいもの品種でピンクのものをご紹介しましょう。

芋の色がピンクのじゃがいもとしては、ノーザンルビーをあげておきます。

タワラヨーデルと同じように、見た目はさつまいもそっくりなのですが、ノーザンルビーの場合は、芋の色がピンク色になっているのが最大の特徴です。

ピンク色になっているのはアントシアニンという成分が含まれているからです。

アントシアニンは、紫キャベツや紫たまねぎ、ブルーベリーなどにも含まれ、植物の紫色の色素として良く知られているものです。

アントシアニンは、目に良いということでサプリメントなども販売されています。

形は細長い形をしており、男爵のようにでこぼこしておらず、メークインに似ています。

煮崩れにくいのも特徴で、煮たりふかしたりしても、アントシアニンの色素が落ちていかないので、その色を生かした料理に使うのも良いでしょう。

ポテトサラダやポタージュスープに用いると、ピンク色がきれいで華やかな料理に仕上がります。

北海道の農業試験場で２００６年に開発された比較的新しい品種で、主に北海道で生産されています。

名前の由来は、開発された北（ノーザン）ときれいなピンク色がルビーのように見えるところからきています。

じゃがいもで黒い品種とは

じゃがいもの品種で黒いものを紹介しましょう。

それはシャドークイーンという品種です。

皮が黒い紫で、芋が赤紫となっています。

形は細長く、黒い色のメークインといった表現がぴったりで、　かなり特徴的な外観をしています。

ノーザンルビーと比較されることが多いのですが、ノーザンルビーの芋はピンク色に対して、シャドークイーンは黒と表現してもよい、かなり濃い紫色になっています。

濃い紫の理由はノーザンルビーと同じようにアントシアニンを含んでいるからですが、ノーザンルビーのアントシアニンは他の紫系のじゃがいもより多いとされています。

目に良いほかに、メタボリックシンドロームや、花粉症にも良いとされるアントシアニンを多く含むシャドークイーンは、おすすめのじゃがいもの一つです。

食感はメークインに似ていますが、しっとり感はメークインより少なく、味については普通のじゃがいもといってよいでしょう。

食感はさつまいもに近くなっています。

ゆでたり煮たりしても、紫色が抜けないので、濃い紫色を特徴とした料理に使うと良いでしょう。

ポテトサラダやポタージュスープ、ポテトフライなど料理に彩を与えてくれます。

キタムラサキという品種を改良して、北海道で開発されたシャドークイーンは、長崎や鹿児島などでも栽培され、家庭菜園などでも育てやすいじゃがいもとして人気があります。

まとめ

• じゃがいもの品種で珍しいのは？ピンクや黒のじゃがいもとは

定番の品種のほかにもたくさんの種類があるのがじゃがいもです。

その中には、じゃがいもと言われなければわからない特徴を持つものもあります。

• じゃがいもの品種で珍しいのはじゃがいもの品種で珍しいものの筆頭にあげてよいのはタワラヨーデルです。見た目がさつまいもそっくりで、ほくほくした食感が特徴です。

そのほかジャガキッズパープルやジャガキッズなど珍しい品種もあります。

• じゃがいもでピンクの品種とは、じゃがいもの品種でピンクの品種としては、ノーザンルビーがあります。

さつまいもそっくりの外観ですが、芋の色はピンク色で、目に良いアントシアニンを含んでいます。

４．じゃがいもで黒い品種とは

じゃがいもで黒い品種にはシャドークイーンがあります。皮も芋の色も濃い紫ですが黒く見え、黒いメークインといった外観をしています。

味は、普通のじゃがいもですが、その色を生かして、インパクトのある見た目にきれいな料理に向いています。