ベビーリーフ栽培で失敗しないための枯れる原因把握や成功のコツは

ベビーリーフ栽培において、失敗の原因はご存知でしょうか。せっかく育てているので、失敗したくありませんよね。ベビーリーフの栽培は家庭菜園初心者でも簡単にできるものですが、それでも枯らしてしまう事があります。

ベビーリーフを上手に育てるために何ができるでしょう。そして、成功のコツはあるのでしょうか。ここでは失敗の原因、対策、成功のコツについてご紹介します。

ベビーリーフ栽培で失敗しないためには

ベビーリーフを栽培する際に失敗しないコツが3点あります。それは水と日光、栄養です。そもそもベビーリーフは葉野菜の赤ちゃんの総称で、赤ちゃん状態で収穫できるものになります。種まきから収穫までが短いため、トラブル対策はしやすく、初心者向きです。

次の3点に気をつけて育ててみましょう。

・水やり

水は多くても少なくても失敗します。時期によって異なりますが、芽が出るまでは新聞紙やトイレットペーパーで保湿しましょう。芽や葉が出てきたら、土表面が乾燥したら水をたっぷりあげるようにします。

・日光

植物は光合成によって自身に必要な栄養をつくります。日光が不足すると十分な成長ができなくなるでしょう。ほどよく日光に当ててあげる必要がありますが、夏場の直射日光は葉の水分が蒸発してしまったり、焼けてしまうので避けてください。

・栄養

栄養が不足すると、当然うまく成長することができずに枯れてしまいます。しかし、栄養がありすぎても、植物にとってはよくありません。肥料を与える時は説明書を良く読み、適切な頻度と量を守りましょう。

ベビーリーフ栽培で枯れる原因は？

ベビーリーフが枯れる原因はいくつかあります。それは水や日光、肥料の他にも、気温が原因で元気がなくなってしまいます。ベビーリーフ葉初心者でも簡単に育てる事ができますが、それでも枯れてしまう事があり、原因がわからず、困ってしまう方がいます。ここでは枯れる原因についてご紹介します。

・水の過不足

水が多すぎると根が痛んでしまい、栄養を吸収することができなくなるため、枯れてしまいます。また、水が不足している事も枯れる原因です。夏場の高い気温で水が蒸発して水不足になる場合や、エアコンの風が直接当たると乾燥の原因になります。

・日光

日光不足では光合成が足りず、うまく成長できません。特にベビーリーフは室内栽培が多いので、日光不足は起こりがちです。しかし、直射日光も葉に良くないので、プランターの位置を適切になるように決めて、必要であれば動かしてあげましょう。

・肥料の与えすぎ

土中の肥料の濃度が高すぎると、根の水分が土の方へ流れていき、肥料焼けを起こします。根が痛むことによってベビーリーフが枯れる原因となっています。

・気温

室内の場合は枯れるほどの状態にはなりませんが、弱々しくなるので適温を意識しましょう。ベビーリーフは20℃前後が生育温度になります。4℃以下や25℃以上では発芽しにくいので注意が必要です。

ベビーリーフ栽培のコツとは

ベビーリーフ栽培のコツは病害虫対策と徒長対策の2つです。病気や害虫は元気なベビーリーフでもすぐに枯れてしまうため、対策は必須です。徒長とは茎が伸びていく成長です。茎が優先的に成長すると葉が大きくならないため、ベビーリーフの可食部が減ってしまいます。

・病害虫対策

収穫までの期間が1ヶ月と短いため、病気の心配はほぼいりませんが、虫が湧く場合があります。室内で育てる場合は土に虫がいないか、最初に確認してから使用しましょう。外で育てる場合は農薬を使用します。

また、ベビーリーフの栽培環境は藻やカビが生えやすい環境です。カビ等が発生した場合、カビが呼吸する事で土中の酸素が少くなり、酸素不足による根腐れが起きます。湿気がこもらないよう換気が十分な環境にします。

・徒長対策

日光不足、栄養不足が原因で発芽した芽が間延びしたものになります。必要以上に茎が成長することを徒長といいます。一度徒長を起こしてしまうと、芽は弱いのままで成長してしまうため、成長しても折れたり枯れたりしやすくなります。また、細菌や病気になりやすいです。

肥料を適切にあげることで徒長を防ぐ事ができますが、どの栄養素をどのくらい与えたら良いかは難しいため、〇〇用と記載してあるもので適切な肥料を選択してください。室内で日照時間が確保できない場合は代わりの照明が販売されているので、使用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

ベビーリーフは簡単に栽培できますが、失敗する場合もあります。失敗してしまったら、原因を見つけて対策を練りましょう。また、大きな葉のベビーリーフを育てるにはコツがあります。植物にどういう成長をさせたいかは、他の植物にも応用が効きますので、ぜひ詳しく調べてみてください。

病気や虫を防ぎたい場合は水耕栽培に挑戦してみてほしいです。栄養と水と光のみを適切に与えるだけでいいので失敗しづらく、失敗した時の原因究明がしやすいのでオススメします。

ぜひベビーリーフで学び、そこから他の家庭菜園に挑戦してみてください。