みなさんは家庭菜園の楽しみってどんなところですか?育てる過程が楽しめるところ、安心安全で新鮮や野菜が食べられるところ、自分の頑張りが結果に現れるところなど色々な魅力がありますよね。
私は「自分の頑張りが結果に現れるところ」に魅力を感じております。家庭菜園で頑張らなくてはいけないものに「害虫対策」があります。今回は「害虫」について皆さんにご紹介をしたいと思います。中でも子どもに大人気の野菜「ジャガイモ」につく害虫アブラムシの駆除方法、病害虫予防についてご紹介をいたします。
家庭菜園には切っても切れないこの「害虫対策」ですが、虫の嫌いな方はとっても苦痛に感じるかもしれません。ですが、しっかりと対策しないとせっかくの野菜がダメになってしまいます。
対応方法をお伝えいたしますので、是非最後まで読んでくださいね。
ジャガイモの害虫、アブラムシとは
ジャガイモによくつく害虫は先ほどもお伝えした通り「アブラムシ」です。このアブラムシっていったいどんな害虫なんでしょう?
アブラムシは春と秋に良く発生する害虫で、体長は約1~3mmととても小さな虫です。色は緑・黄色・黒・赤など様々な色をしています。ジャガイモの栽培時期とピッタリな時期に発生するので、被害に合いやすいです。
ジャガイモの葉裏や茎、新芽に寄生していることが多く、口針で汁を吸います。汁を吸われると生育不良になり、収穫に大きな被害を与えます。
数の少ない間は被害はそれほど多くは無いのですが、爆発的な繁殖力があり対策をしないとあっという間にアブラムシだらけになってしまいます。
また、アブラムシはモザイク病を誘発します。モザイク病になると葉がくしゃくしゃと縮れていたり、葉色が黄色くなったり、色に濃淡が出来てモザイク柄になることがあり、大きく成長しません。
そして、そのまま放っておくと、アブラムシが次々とモザイク病にかかるウイルスを次々にジャガイモに移していってしまいます。もしモザイク病になってしまったら治すことは出来ません。株を抜いて密封して処分をしなくてはいけません。
本当にアブラムシは厄介な害虫です。この後にそのアブラムシの害虫方法と予防対策をお伝えいたします。厄介ですが、対策すれば怖くありません。そして対策もそれほど難しいものではありませんので、しっかりと覚えてくださいね。
ジャガイモの害虫の駆除方法は
ジャガイモの害虫「アブラムシ」は見つけ次第駆除することが大切なポイントです。お伝えしたとおり、爆発的な繁殖力のあるアブラムシです。ほおっておくとあっというお間に広がってしまいます。
ここではアブラムシの数が少ない時の駆除方法とあっという間に広がってしまった時の駆除方法をお伝えさせていただきます。
まずは数が少ない時の駆除方法です。ここではおうちにあるものでアブラムシ対策をすることが出来ます。
・「水で洗い流す」
アブラムシを見つけたら、強めの水でシャワーして、アブラムシを洗い流してしまいましょう。葉裏にいることが多いので、しっかりと観察してくださいね。
・「牛乳スプレーを吹きかけて窒息させる」
牛乳と水を1:1で割ったスプレーをアブラムシに吹きかけましょう。アブラムシが窒息して、死んじゃいます。スプレーをして乾いたあとはしっかりと洗い流しましょう。
・「ガムテープで捕殺する」
アブラムシを見つけたら、ガムテープでペタペタ捕殺してください。もし抵抗がない方は指でプチプチ潰すのも効果的です。
次にあっという間に広がってしまった時の駆除方法です。そうなってしまった時は確実に駆除することが大切なポイントです。その為には「農薬」を使います。おすすめの農薬をご紹介いたします。
・住友化学園芸 「ベニカマイルドスプレー」
スプレータイプの農薬ですので、原液をじゃがいもの株に向けてスプレーします。食品成分が作られていますので、安心して使えます。収穫前日まで使え、使用回数に制限もないことから安心して使えることがわかります。
せっかくの家庭菜園ですから、なるべくであれば安心安全なものを使いたいですよね。そんな方におススメしたい農薬です。
ジャガイモの病害虫予防方法は
最後にジャガイモの病害虫予防方法をお伝えいたします。ジャガイモの病虫害であるアブラムシの特性を利用した予防方法とジャガイモを栽培する環境を整えることで予防する方法をお伝えしたいと思います。
まずはアブラムシの性質を利用した予防方法です。
・黄色い粘着テープにアブラムシを寄せ付ける!
アブラムシは黄色に寄ってくる性質があります。ですので、ジャガイモの株周りに黄色い粘着テープを吊り下げると、アブラムシはジャガイモではなく黄色のテープに寄っていきます。
粘着テープですので、ペタッとくっついて、そのまま捕殺できます。また、ご自宅に黄色いバケツは無いでしょうか?もしあったら、それをジャガイモの畝の近くに水と油を少し入れて、置いておいてください。そうすると黄色の大好きなアブラムシはバケツに自ら飛び込んで、おぼれてしまいます。
次にジャガイモの栽培環境を整える方法です。まずはジャガイモの周りの雑草をしっかりと抜きましょう。雑草が生えているとそこに寄生したアブラムシがジャガイモへ移ってくることがあります。
次に風通しが良いところに植えるようにしてください。風通しが悪いところはアブラムシが湧きやすいとされています。ですので、株間をしっかりとって風通しを良くしましょう。
予防方法はそれほど難しいものではないですよね。しっかりと予防をしてジャガイモからアブラムシを守り、たくさんのジャガイモを収穫できるようにしましょう。
まとめ
今回はジャガイモの害虫であるアブラムシの駆除方法や病害虫予防についてご紹介をいたしました。今回の内容が皆さんのお役に立てたなら、本当に嬉しいです。
ジャガイモは家庭菜園初心者の方でも比較的育てやすい野菜です。今回ご紹介をした害虫の対策と予防方法をしっかりとしてただくことと、栽培中に「芽かき」をすることでしっかりとした大きさのジャガイモを収穫することが出来ます。
芽かきとはジャガイモを植えて2~3週間したら生育の良い芽を2,3本残し、それ以外は抜いてしまう作業のことです。難しい事ではないですので、是非やってくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。皆さんのじゃがいもが沢山収穫できますように。
コメント