小松菜は、気候や種類によっても異なりますが、一年に4回程度収穫できる人気の野菜で、家庭菜園でも人気があります。
アブラナ科の小松菜は、育てやすいのも特徴の一つなのですが、害虫が多いのもアブラナ科の特徴となっています。
小松菜を栽培する上で気をつけなければならない害虫の一つにアブラムシがあります。
小松菜につくアブラムシに効果の高い農薬や、小松菜のアブラムシ対策、そして小松菜にアブラムシがついた際に、小松菜は食べられるのかについて解説していきます。
小松菜のアブラムシに効く農薬は
小松菜のアブラムシに効く農薬のうちおすすめのものを二つご紹介していきます。
【アーリーセーフ】
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アーリーセーフは天然のヤシ油からなる脂肪酸グリセリドを有効成分とする農薬で、水で希釈して散布します。
自然由来のものなので、安全性が高いことが特徴で、有機JAS規格に適合しており、安心して使うことができます。
収穫する前の日まで散布することが可能なほか、臭気も少ないので、家庭菜園で使うのに向いています。
アブラムシの他にハダニや、コナジラミなどの害虫、うどんこ病などの病気にも有効です。
野菜全般に使用できるほか、樹木や花卉類などにも使用できる使用範囲の広さもおすすめポイントです。
【家庭園芸用GFオルトラン水和剤】
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家庭園芸用GFオルトラン水和剤は、水で希釈して散布するだけで効果を発揮します。
浸透移行性があるので、農薬の成分が小松菜自体に吸収されて、効果が長い間続きます。
目の前にいるアブラムシの退治のみならず、農薬を散布した後に飛んできたアブラムシも退治することができるほか、狭い場所に潜んでいるアブラムシにも効果を発揮します。
アブラムシのような吸汁性の害虫のほか、アオムシなどの小松菜の葉を食害する害虫にも有効な農薬となっています。
小松菜のアブラムシ対策とは
小松菜のアブラムシ対策について解説していきます。
参考にしてみてください。
アブラムシ対策の基本は捕殺です。
ただしアブラムシはとても小さいので手でつかむのは困難です。
アブラムシはガムテープなどにくっつけて退治しましょう。
ハケなどで払い落としても良いでしょう。
アブラムシは水にあまり強くありません。
小松菜の葉にアブラムシを見つけたら、水を勢いよくかけるとアブラムシを落とすことができます。
アブラムシが小松菜の飛んでこないようにする方法も有効です。
小松菜の種をまいたら、全体を防虫ネットで覆いましょう。
防虫ネットとしては、目の小さいものを用いましょう。
1mm以下の防虫ネットを用いると良いでしょう。
アブラムシなどの害虫の中には光るものが苦手なものがいます。
小松菜の近くにキラキラテープと呼ばれる銀色のテープを張っておくと良いでしょう。
小松菜を植える際に、銀色のマルチを用いるとアブラムシがよってこなくなることがあります。
アブラムシの好む色を、小松菜の近くに置いておくと、アブラムシは小松菜ではなくそちらの方に寄っていきます。
ホームセンターなどで黄色の粘着板が販売されているので、活用しても良いでしょう。
アブラムシは小松菜の近くの雑草から移ってくることもあります。
雑草はこまめに処理するようにしましょう。
小松菜にアブラムシがついても食べられる?
小松菜にアブラムシがたくさん発生すると、小松菜の見た目も悪くなることから、食べられるのかと心配になってくるものです。
お店で購入する小松菜は、きちんと管理されており、出荷の際も虫食いなどは除かれているので、とてもきれいな状態で販売されているので比較しがちです。
小松菜がアブラムシの被害にあっても、特に問題はなく食べることは可能です。
アブラムシなどの被害にあうということは、小松菜が元気に生長しているということを示しているとも言えます。
アブラムシの被害にあうと葉が変色することもあるので、その部分を取り除いてから食べると良いでしょう。
アブラムシはとても小さな害虫なので、しっかりと洗ってから食べるようにすることをおすすめします。
特に根本の部分は葉が集まっており、中にアブラムシが潜んでいる可能性が高くなっているので、一枚一枚はがして丁寧に洗ってからたべることをおすすめします。
小松菜が十分に大きくなっていない場合で、農薬などの薬品を使いたくない場合には、早めに小松菜を収穫して食べてしまっても良いでしょう。
農薬散布などの対策を行わないのであれば、アブラムシの被害がどんどん広がってしまうこともあるので、被害の小さいうちに、食べてしまうのも良いでしょう。
まとめ
1.小松菜につくアブラムシに効く農薬と対策方法や小松菜は食べられる?
小松菜につくアブラムシに効果の高い農薬や、小松菜のアブラムシ対策、そして小松菜にアブラムシがついた際に、小松菜は食べられるのかについて解説していきます。
2.小松菜のアブラムシに効く農薬は
アーリーセーフは、天然のヤシ油からなる脂肪酸グリセリドを有効成分とする農薬で、安全性が高く、収穫前日まで使うことができます。
アブラムシの他、ハダニやコナジラミ、うどんこ病などにも有効です。家庭園芸用GFオルトラン水和剤は、浸透移行性が高く、成分が小松菜に吸収されることで、効果が持続する他、散布後のアブラムシも退治することができます。
3.小松菜のアブラムシ対策とは
小松菜のアブラムシ対策としては、捕殺、水をかける事、防虫ネット、キラキラテープ、銀色のマルチ、黄色の粘着板の使用、雑草の管理などがあります。
4.小松菜にアブラムシがついても食べられる?
小松菜にアブラムシがついても、食べることは可能です。
丁寧に洗ってから食べるようにしましょう。
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