枝豆でおいしい品種といえば、どんな品種があるのでしょうか。
せっかく育てるなら、美味しいと評判の品種を育てて枝豆を楽しみたいですよね。
ここでは、美味しくて大粒で、なるべく育てやすい品種を紹介させていただきます。
また枝豆の品種は種を蒔く時期によって、
早生(わせ)種と中生(なかて)種と晩生(おくて)種に別れているのです。
もっともメジャーで、初心者にも育てやすいのは早生の品種になりますので、
早生のおすすめの品種を紹介させていただきます。
また枝豆の遅まきで一番遅い時期に種まきが可能な品種の中で
美味しい品種というのも紹介させていただきます。
私は枝豆栽培キットで枝豆を育てた経験があり、今も育てています。
その経験からお話しできる事もあると思いますので、是非ぜひ、最後まで
読んでください。
枝豆でおいしい&おすすめの品種ってどんな種類があるの?
枝豆のおいしい品種と言えば、スーパーマーケットなどで良く売られているのは「湯あがり娘」という品種をよく見かけます。スーパーにおいてあるということは、人気がある品種なのだろうな、とかんたんに想像がつきます。
「湯あがり娘」もネームバリューがあって人気の品種には違いないですが、
家庭菜園で実際に育てるとなると、もっともっと育てやすくて、美味しい品種はないのかな、と探してみました。
育てやすさの定義ですが、早生(わせ)種と中生(なかて)種と晩生(おくて)種とあるうち、後ろに行くにつれて栽培期間が長くなっていきます。
栽培期間は短ければ短いほど、育てやすいと言えます。
早生種ですと種まきから収穫まで60~75日くらいで、
晩生種は種まきから収穫まで120日ほどの差があります。
そういった感じなのですが、私がおすすめする品種は下記の品種となります。
・早生種→「サッポロミドリ」
・中生種→「福獅子」
・晩生種→「獅子王」
さてそれぞれ見て行きましょう。
枝豆の品種で早生なら極早生のサッポロミドリがおすすめでおいしい
枝豆の品種で早生種のオススメはタイトルにも書きました通り、
「サッポロミドリ」という品種です。
サッポロとついていますが、ほぼ全国で栽培可能です。
この品種、早生種よりもさらに短い期間で収穫が可能な、
“極早生(ごくわせ)”と呼ばれている品種です。
(極早生というとまだ緑のままの温州ミカンが有名ですが、枝豆のなかにも極早生種は存在するということです)
サッポロミドリの特長は、濃い緑色で豆は大粒、クセのない美味しい食感と、草勢が強く頑丈で、収穫までがとても早いのが嬉しいところです。
上記の特長を反映してか、サッポロミドリは枝豆の品種のなかでも定番人気のロングセラー商品なので種を買ってきて植えるなら是非とも候補に入れたい品種です。
また早生種は4月から5月GWまでが種まきどきなので、
それを逃してしまった、もしくは早生種と中生種を育てて長い間枝豆を楽しみたいという方には、
中生種の「福獅子」がおすすめです。
5月中旬から6月中旬までが種まき時です。
収穫は種まきから85日くらいで、気温が高くてもそれに耐え、
大粒のマメを沢山つけてくれます。
また、中早種の「とびきり」もおススメです。
中間地では4月中旬から6月中旬まで種まきが可能な品種で、
とにかく極めて収穫が多めになるのが特長な品種です。
説明書きを引用させていただきますと、下記の通りです。
極めて収量性が高く、3粒莢率も高いのが特徴です。立性で倒伏に強く、高温下でも莢つきが安定します。葉が小葉で少なめなため、育てやすい品種です。
ーサカタのタネHPより引用
枝豆の遅まきでおすすめ品種は福獅子が濃緑&大粒でおいしい
枝豆の遅まき品種で、
生育日数は120日かかる「福獅子」ですが大粒で濃い緑の豆が
たくさん収穫が出来て味も美味しい品種となります。
種まき時期は冷涼地は6月中旬から7月初旬、中間地は7月いっぱい、
温暖地は7月中旬から8月中旬まで種まきが出来るとあります。
この「福獅子」のような遅まきの品種は晩生種と呼ばれるものですが、
こういった品種を4月に種まきをしたりすると、葉っぱばかりが茂ってしまう“過繁茂”という状態になってしまい、肝心の花や、さや付きが全然ダメで
つかなくなってしまいます。
逆に早生の品種を7,8月に種まきをすると、やはり高温に耐えきれずに
高温障害を起こし、つぼみがついても花が咲かずに落ちる、
ほとんどさやがつかないといった状況に陥ると思います。
やはり大事なのは、何事にも適するタイミングはあるのだということです。
事を上手く運びたいなら無理くり人間の都合に合わせるのではなく、
あくまでも植物側の都合に合わせてあげた方がいいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
枝豆のおいしい品種のうち、4月から5月GWまで種まきが出来て、栽培期間が短いため初心者でも失敗しにくく育てやすい、それでいて大粒で美味しい品種となると、おススメは極早生の「サッポロミドリ」という品種になることがわかりました。
また、もしもベストなタイミングである5月GWの時期を逃してしまったときや、早生よりも少し遅く蒔くのが良い種類の枝豆の品種の種を蒔くことで、
収穫期間を延ばしたいと思っている方におすすめなのが、
中生種の「福獅子」という種類だとわかりました。
また遅まきだけど枝豆を育ててみたいという方には、6月中旬から7月中旬までなら種まきが可能で濃緑&大粒で美味しい「獅子王」という品種がおすすめだとわかりました。
(ただし7月中旬以降に蒔くと霜の降りる時期に差し掛かってしまうのでリミットは7月中旬までが限度です。
枝豆は寒いのが得意ではなく、10℃以下では活動が止まると言われています。)
是非季節に合った枝豆の種類をチョイスして、上手に育ててみましょう。
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