バジルを水耕栽培で育てるときに、間引きする方法はどうしたらいいでしょうか。
間引きをする場合には、まずいい苗を選びます。そして、生育が悪かったり奇形だったりする苗は、茎をハサミで切断します。
いっそのこと水耕栽培なら、間引きをしないですむ方法もあります。
私はバジル水耕栽培キットでバジルを育てた経験があり、今も育てています。
その経験からお話しできる事もあると思いますので、是非ぜひ、最後まで
読んでください。
バジルの水耕栽培、間引きはまず残す苗を選ぶ!いい苗とはどんな苗?
バジルを水耕栽培で育てる時、間引きではまず良い苗を残します。
そのいい苗の条件とは、茎がしっかりしていて、太い苗が良い苗だと言えます。
それと葉っぱのカタチがキレイな方がいいです。
葉っぱの緑色も、薄いよりかは濃い緑色をしている方がいい苗だと言えます。
なるべくこれらの条件に多く当てはまっているものが「良い苗」と呼べます。
長さだけで言えば、背丈が高くとも、ひょろひょろっとしている印象の苗は、実はあまり好ましい苗とは言えません。
ムダに長くなることを、「徒長」と呼びます。一旦徒長してしまうと、元には戻せません。そしてその後の生育も、私の経験上あまり良くないイメージがあります。
従いまして、がっしりしっかりした印象の苗を選ぶのがいいですね。
それと私はバジルを水耕栽培で育てていて、葉っぱ(双葉)が黒ずんでしまった株がありました。
(調べてみると葉が黒ずむ原因は低温障害らしいんですが…残暑厳しい中でちょっとそれはないんじゃない?と思いました。室温は冷房で26~25℃くらいをキープしていました。)
仕方なしに双葉を除去しましたが、それ以降の本葉は変わりなく通常のものが出て来てくれています。
バジルの間引き、水耕栽培の場合ではハサミを使ってカットする!
バジルを間引きする際には、水耕栽培の場合でも土栽培の場合でもですが、
ハサミを使って茎をカットします。
これはバジルは根っこが張るのが極めて早いです。
無理やり引っこ抜こうものなら、周りをも巻き込んでしまいます。
ですから茎をカットするなら、他の苗も傷めませんのでこういう方法が推奨されています。
バジルは双葉の時からすでにバジルの香りが楽しめます。バジル苗に鼻を近づけてすんすんしてみると、バジルの芳香がしっかり感じ取れます。
もちろん間引き苗だって小さくてもバジルらしさがあるので、もしも捨てるならせめて香りを楽しんでからにしましょう。
バジルの間引き方法、手で引き抜こうとすると悲劇が起こる!?
バジルの間引き方法は手で引き抜こうとすると間違いなく良くないことが起こると思います。
グリーンペットでバジル苗を引き抜こうとしたのですが、種を蒔いたフィルタごと、ごそっと持ち上がってしまいました。
もしも土で栽培しているなら、バジルの間引き苗を引き抜くときに根っこと共に、土が四方八方に飛び散ると思います。
グリーンペットの間引きしようとした苗は、その強さに免じて間引きを止めました。茎に痕がついてしまいましたが、大きい兄弟たちの下で小さいながらも元気にしています。(本当にごめんなさい…汗)
さて、間引きの方法をずっと書いて来ましたが、そもそも間引きしないでいい方法もあります。
それは、ポリウレタン素材の食器洗い用のスポンジを3センチ×3センチくらいにカットして、切れ込みを入れてそこにバジルのタネを蒔きます。
トレイに水を張り、そこにタネを蒔いたスポンジを並べていきます。
それで大きく育った苗は、ペットボトル上部を切ってさかさまにセットして、液肥を薄めた培養液を入れた容器で水耕栽培で育てることが出来ます。
発芽した分だけペットボトルを用意すれば、間引かずに育てることも出来ます。
土の栽培だとその分だけポットやプランター、培養土を買ってくるのは結構大変ですがペットボトルならもともと捨てるはずのものだったわけですし、
ハードルは大分下がります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
バジルの水耕栽培の間引き方法は、まず生育の良い、残したい苗を選びます。
その苗の選び方ですが、茎が太くてしっかりとしていて、葉のカタチが良くて、緑の色が濃いものが良い苗の条件です。
長さが長いものは一見良く思えますが、茎が細長くてひょろひょろしているものは「徒長している」と呼ばれる状態で、あまり良くありません。
それと、バジルの葉が黒ずんでしまっているものがあれば除いた方がいいです。しかしこれは、黒ずんだ葉のみ取り除けば済む場合もありますのでまずはその黒くなった葉っぱだけ取ってしまいましょう。
バジルを間引く場合は、ハサミを使って茎をカットします。これはバジルは根が張るのが早くて、すぐに培地と一体化してしまいます。水耕栽培ならスポンジが良く使われますが、根がすぐに活着します。なので間引く場合は茎をカットするしかないのです。
バジルの間引き作業を手で行おうとすると、前述の通り、根が入り込んでいるために培地ごと簡単に持ち上がります。
グリーンペットの水耕栽培キットで間引きをするべく、引き抜こうと一番生育の悪い苗の茎を掴んで引き抜こうとしたら、コットン地のフィルタごとゴソっと持ち上がってしまいました。
つまりバジルを間引くなら、茎をカットするしかないのです。
さて、こうして間引きの方法をつらつらと語ってしまいましたが、実はそもそも間引かない方法もあるのです。
それはスポンジを大体3センチ×3センチくらいの大きさにカットをして、
そこにタネが入るための切り込みを入れて、そこにタネを蒔いてトレイなどに水を張って、バジルのタネが入ったスポンジを並べます。
その中から生育のいい苗を選んで、ペットボトルを切って加工した容器で水耕栽培が出来ます。空のペットボトルの分だけバジル苗が育てられます。
これならバジルがたくさん育てられそうですね。
もし少数精鋭で育てたい場合は通常通り茎を切って間引いてもOKです。
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