ナスの収穫のやり方ですが、正しいやり方というか、
多くのなすを収穫するために、ちょっとしたコツというものがあります。
知っていると知らないではほんのちょっぴり差がつく収穫のやり方、
是非ここで覚えて行ってください。
なすの収穫時期を逃さないために、収穫時の見極め方法も紹介しておきます。
なすは収穫時期を逃すと色つやが失われ、皮は固くなって味も落ちてしまいます。
見極めポイントを確認して、味が落ちる前にきちんと収穫してあげましょう。
なすの収穫はハサミで切っていきます。間違っても手で折り取ってはいけません。
(まさかそんな方はいらっしゃらないとは思いますが…)
私はタネから茄子を育てた経験があり、今も育てています。
その経験からお話しできる事もあると思いますので、是非ぜひ、最後まで
読んでください。
ナスの収穫のやり方!一番果は今後のために大きくせずに収穫!
ナスの収穫のやり方ですが、
あえて、敢えて一番最初に実った一番果だけは、
今後これから実ってくれる実のために、小さめの状態で収穫します。
大きさ的には、7~8センチになったところで収穫してしまいます。
これはナス的にというか植物的には、きわめて重要な意味を持ちます。
一番果を通常どおりの10~13センチにまで育ててしまうと
どういう事が起きるかといいますと、
茄子が「子どもを育てることができた!」と満足してしまい、
次々と実をつけることをやめてしまうのです。
そこで、7~8センチの小さなうちに収穫をしてあげますと…
「まだこどもが残せていない!必死に実をつけなくては!(使命感)」
と、ナスが危機感を感じて実を次々と付けだすということです。
株の体力温存と、植物の本能を利用した、
人間にとっては賢い方法だと言えるのではないでしょうか。
なすの収穫の見極め方!果実が10~13㎝になったら収穫時!
なすの収穫の見極め方ですが、二番果、三番果より本来(?)の大きさでの
収穫が出来る様になります。
ここからは果実の長さが10~13センチになったら収穫をするようにしましょう。
この大きさですが、一般的に茄子と言って思い浮かべるいわゆる長卵型の茄子の場合です。一番果の収穫タイミングも同様です。
丸茄子や米茄子といわれるものはその限りではありません。
また一般的な紫色の茄子を育てている場合、茄子の色つやも参考に出来ます。
スーパーマーケットに並んでいる茄子のツヤや照りと比べてみましょう。
もしくはインターネットで検索した画像でもOKです。
比べてそん色がなければ収穫して大丈夫です。
収穫時期を逃すとツヤは失われ、皮は固くなってしまい、
色が黄変しだします。
また切ってみると種がしっかり入ってる状態となります。
スーパーに売られている茄子はタネはほとんど目立ないはずです。
収穫時期を逃した茄子はタネの主張が強く、味も落ちているでしょう。
そうなる前にしっかりと収穫を済ませてしまいましょう。
ナスの収穫はハサミで花梗部分をカットして収穫してみよう!
ナスの収穫は、ハサミを使って行っていきます。
ミニトマトのように、手で簡単に取れるというわけにはいきません。
(※ミニトマトはナス科の植物です)
茄子の茎と、茄子の果実をつないでいる部分を果梗(かきょう)と言います。
収穫の時は栽培指南書に乗っていた写真は、茎に近い部分にハサミを入れる
ように記載がありました。
スーパーで売られている茄子は、茎が短くカットされています。
この違いは何だろうと思いました。
恐らくですが、収穫した果実の果梗が茎に近いところでカットされているのは、
「もうここの果実は取ってしまったから、ここには栄養を送る必要はないんだ、他の果実や花に回してあげて~」
そういう風に訴える意味があるのかな、と私は捉えています。
(まあ、調理する時はスーパーのようにどちらにせよ短く切ってしまうわけですが。)
まとめ
いかがだったでしょうか?
ナスの収穫のやり方ですが、一番最初に出来た果実(一番果と呼びます)は今後の株の体力を温存させるために、あまり大きくない状態で収穫してしまうのがいいことがわかりました。
具体的には、一番果が7~8センチになったところで収穫してしまうことです。この小さい状態で取ってしまう事が後の株を生育を促すことが出来るのです。
そして、一番果以降の果実では、それよりも大きい状態で収穫します。
見極め方法としては、果実の長さが10~13センチになったら収穫時です。
この大きさの目安ですが、スタンダードな長卵型のナスの場合です。
また大きさだけでなく、色つやなども市販のナスを思い浮かべて参考にして収穫をしてもいいでしょう。
しかし、色が白い茄子などの場合、
見極めが難しいということもあります。
この場合はネットや実物から色味を確認して参考にして収穫するといいでしょう。
収穫時期を逃すと白い茄子の場合黄変して、茄子を切ってみると種がしっかり入ってしまっている状態となります。
また収穫は必ずハサミを使います。
栽培指南書によると、茎からのびた茄子の果実をつないでいる果梗という部分の、どちらかと言えばかぎりなく茎に近い部分でハサミを入れています。
これは、もうこの果実は収穫しちゃったから、ここには栄養を送る必要はもうないんだよ、という無言のメッセージのような気がしてきます。
せっかく実った茄子は、美味しいうちに是非収穫しましょう♪
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