シクラメンと聞いて、赤色やピンク色の花を、思い浮かべる人も多いことでしょう。最近では様々な色のシクラメンが、花屋さんやホームセンターの店頭で見かけることができます。
紫色や真っ白のシクラメンも、数多くあります。シクラメンを冬の寒さに強くした品種が、ガーデンシクラメンです。
花の色ばかりではなく、花びらの形もたくさんの種類があります。フリル状の花びらや、先端がギザギザしたものもあります。
花びらの色や、形の組み合わせで、ガーデンシクラメンの印象は、大きく変わってきます。
今回は特に花びらの色や、形状が特徴的なガーデンシクラメンのスワンを、紹介します。
ガーデンシクラメンのスワンという品種は
ガーデンシクラメンのスワンは、その名の通り真っ白な花びらの先端が、細かくギザギザになっており、白鳥のようです。
ガーデンシクラメンは元々は、ミニシクラメンの中でも寒さに強い株を品種改良して、さらに耐寒性を持たせたシクラメンです。
そのためガーデンシクラメンは、全体的に小ぶりの株が多いのですが、スワンも小さい株のガーデンシクラメンです。
寄せ植えにもよく使われるガーデンシクラメンですが、スワンは小ぶりですが、非常に特徴的な花をしておりますので、いいアクセントになります。
小ぶりの株のわりに、花が大きくて、見た目のも派手ですので、スワンを単品で育てても十分楽しめます。
ガーデンシクラメンのスワンは、葉も白い部分が多く、花とともに冬のイメージにもぴったりです。
濃い緑色の葉に、白い葉脈が細かく葉全体に広がっています。葉に雪や、霜が降りたように見えます。
実際にガーデンシクラメンに、霜や雪が葉に当たるようでは、枯れてくることがあってよくないのですが、見た目は綺麗です。
次に、ガーデンシクラメンのスワンの育て方を、見ていきましょう。
ガーデンシクラメンのスワンの育て方は
ガーデンシクラメンの育て方は、スワンも他のものも同じで大丈夫です。寒さについては、ある程度耐性があります。
−5℃くらいまでは耐えることができますが、基本的には10℃から20℃くらいが適温です。
先ほど述べた通り、霜には弱いので、霜対策は必要です。霜が降る地域では、室内での鉢植えでの栽培が安心できます。
屋外でも、プランターに寄せ植えして、霜が降るときは軒下や屋内へ移動すると管理しやすいです。
ガーデンシクラメンは太陽の日差しが、よく当たる場所に置くことが大切です。室内でも屋外でも、日の光が一日中当たるところが最適です。
ガーデンシクラメンは、乾燥が好きな植物ですので、水の与えすぎには注意が必要です。
普段は乾燥気味にしており、土が乾いたらたっぷりと水を与えると、元気に育ちます。
鉢やプランターで育てる場合は、土が中まで乾いた状態になったときに、水を与えるのが最適です。
土が中まで乾いたかの判断は、土の中を指で触って確認してもいいです。
鉢やプランターの底から、水が流れ出すくらい、たっぷりと与えて大丈夫です。
この時、ガーデンシクラメンの球根や葉に水が掛からないようにしてください。水が冷たいため、そこから弱ってくることがあります。
また、勢いよく水を与えると、土が掘れてしまい、根が傷つくこともありますので、ゆっくりと水を掛けるようにしてください。
ガーデンシクラメンの花期と長く咲かせるには
ガーデンシクラメンの花の咲く期間、花期は12月から4月ころまでです。スワンも同じですが、つぼみが多いほど、花期は長くなります。
ガーデンシクラメンは、次々につぼみが咲いていくので、つぼみの数が大切です。
花屋さんやホームセンターで、ガーデンシクラメンを選ぶときは、つぼみの数をよく見て購入してください。
花を長く咲かせるポイントとしては、咲き終わった花は、早めに取り除くことが、大事です。
枯れた花をそのままにしておくと、余計な栄養が使われてしまいます。また、枯れた花から、カビなどが発生する危険もあります。
もちろん見た目もよくありませんので、すぐに取り除いてください。
枯れた花を指で摘まんで、引っ張ると簡単に取れます。
2週間に1回くらいの頻度で、液体肥料を当てるのもいいです。肥料を与えることによって、球根や葉に栄養がいき、花も咲く力が与えられます。
しかし、肥料の与えすぎはよくありません。2週間に1回、月に2回くらいが最適です。
肥料が多過ぎると、かえってガーデンシクラメンが弱ってきます。肥料が多いから、たくさん花が咲くわけではありません。
まとめ
スワンに限らずガーデンシクラメンは、暑すぎるよくありません。室内で25℃以上で育てていくと、株が弱ってきます。
特にエアコンやストーブなどの吹き出し口付近に置いていると、暑さと乾燥で枯れてきます。
土が乾燥するのはいいのですが、直接温風が葉に当たると、すぐにしおれてきます。
置き場所としては、日の当たる窓際が一番適しています。直接、太陽の光が、当たっても大丈夫です。
上手く育てると、翌年も花を咲かせてくれるガーデンシクラメンです。
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