チューリップの花の時期や寿命、咲いた後にすべき事って?

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ガーデニング

 

 

春に見かける花として、パッと思いつくのはチューリップかもしれません。

あの茶色の球根から、初々しい緑色の芽が出て、やがて、きれいな花が咲く。チューリップは誰にでも好まれる花です。

でも、チューリップの花の時期はいつなのか。花の寿命は、どのくらいなのか。花が咲いた後はどのように管理をすればいいのか。少し疑問も出てくると思います。

今回は、そのような疑問をお持ちの方のヒントになるようなお話をしたいと思います。

 

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チューリップの花の時期はいつくらい?

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チューリップの花の時期はいつなのか、という疑問に対して、「この時期!」といった明確なお答えができないのが申し訳ないのですが、おおよそ、4月の中旬くらいから下旬がチューリップの開花期です。

たくさんの品種があるチューリップの主な咲き方で分けると、次のような品種と目安になります。

 

ユリ咲き系は、4月中旬から下旬が開花期。

パーロット咲き系は、4月下旬から5月上旬と、やや遅めの開花。

遅咲き系は、4月下旬から5月上旬。

 

ダーウィン・ハイブリッド系は4月上旬から中旬。

富山生まれのチューリップである、黄小町・夢の紫・春乙女は、4月中旬から下旬に花が楽しめます。

 

 

それぞれが、おおよその目安になります。

寒冷地だったり、温暖地では多少の開花のずれがあります。

 

 

また、球根の大きさや、球根が持っている養分量、冷暗所での保管なのか、暖かい場所で保管しているか、によって、プランターや庭などに植えた時、球根が眠りから覚めるタイミングが変わってきます。

 

眠りから覚めることが早い球根ほど、早く花を咲かせてくれます。球根の眠りを早く覚まさせてあげたい場合は、しっかりと低温で保管しましょう。このとき、風通しが悪いと球根が腐ってしまいます。注意して管理するようにしてください。

 

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チューリップの花の寿命はどれくらい?

 

プランターや庭に植えたチューリップの球根。暖かい日射しが続けば、土の中の温度も上がり、球根もいよいよ動き出します。

茶色っぽい土の一部に、小さな緑色の芽を見つけると嬉しいものです。その後は、あっという間に芽が伸び、葉が現れ、やがて、チューリップの蕾らしきものが確認できるようになります。

 

 

今か、今かと待ち続けていたチューリップの開花。待ちわびていた瞬間に感動を覚えることでしょう。

 

 

さて、そんなチューリップの花ですが、楽しめる時期、いわゆる寿命は、1週間から10日ほどが目安です。

 

 

特に短いと感じるのは、一重咲きという、誰しもが一度は見たことのある馴染みのある品種かもしれません。咲きかけの状態から、花弁が完全に開くのは1日で完了します。風が強い日や、水不足だったりすると、1週間ももたずして花が落ちることもあります。

 

 

花びらがいくつもある、八重咲きタイプのチューリップは比較的、長く楽しめます。一重咲きに比べて、花弁が多いので、完全に開ききるのに時間がかかるためです。ただ、こちらも、強風や水が不足していると寿命が早まることがあります。

 

 

さまざまな品種があるチューリップですが、どれも水を好みます。水やりをこまめに行うなどして、チューリップの健康状態を良くしておくことも寿命を長くさせることにつながります。肥料は、あまりなくても良いのですが、大きな花を咲かせたいという気持ちが強ければ、少し与えてみても良いでしょう。

 

 

ただし、肥料の与えすぎは、かえって球根にダメージを与えます。与える量をきちんと把握しましょう。

 

 

鉢植えのチューリップは、雨の当たらない日陰に置くと、花を長く楽しめます。

 

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チューリップの花が咲いた後すべき事は?

その年だけ花を楽しむ場合は、花が咲いた後は株ごと抜き取ります。

翌年も植えた球根を育てたい場合は、花が咲き終わったら、落ちた花びらや雄しべを取り除きます。そのままにしていると、病気の原因になることがあります。

花が咲いた後、雌しべだけになったチューリップはタネを作る体勢に入ります。タネができてしまうと、球根が持つ養分はタネを作ることに力を使い、弱くなります。

 

球根を次の年も育てたい場合は、雌しべ部分をポキッと折り、葉だけを残します。葉だけを残して球根を太らせることを球根養成といいます。

 

 

6月頃、晴れた日に、葉の色が茶色に枯れてきたら、球根を掘り上げます。掘り上げた球根は乾燥させて、植え付ける時までネットなど通気性の良いものに入れ、冷暗所で管理します。

 

 

ただし、球根養成を行い、きちんと管理したとしても、次の年も花が咲くとは限りません。ほぼ確実に花を楽しみたいなら、新しい球根を購入する方が良いです。

 

 

チューリップの花が終わった後は、次のチューリップはどんな花にしようかな?なんて、考えるのも楽しいものです。

 

散歩の途中、公園で見つけたチューリップが目に留まったら、公園を管理している方に、どんな品種なのか、たずねてみるのも楽しいですね。雑誌やカタログで見るより、実際に自分の目で見た時の感動は、きっと深いものでしょう。

 

 

店頭にチューリップの球根が並ぶのは、だいたい、8月下旬頃です。植え付け時期より早めに購入した球根はネットなどに入れて、風通しの良い場所で保管しておきましょう。

 

 

【チューリップの球根の、あれこれ】

 

・植え付け前に球根から芽が出ていたら

 

球根が早めに目覚めて動き出したら、予定を繰り上げて、プランターや庭などに植えます。

土の中に、出てしまった芽が隠れるように植え付けましょう。

このような現象は、ユリ咲き系や遅咲き系にみられることが多いです。

 

 

・球根の皮がはがれている

 

根の出る部分が隠れているようなら、そのまま、皮をはいで植え付けます。

皮がはがれていなくても、根が伸びるときに、皮が邪魔になってうまく根が伸びないこともあるので、皮は取った方がよいとされています。

 

 

・病害虫について

 

2月の終わりから6月の始めの頃の間、アブラムシや褐色斑点病にかかることがあります。

庭植えの場合は、雑草をまめに取り除きます。

今では、お酢を使った薬剤などもホームセンターなどに売られているので、それらを有効に活用し、病害虫を防ぎます。

 

 

【チューリップの品種】

 

一重咲き系

チューリップといえば、この咲き方が思い浮かべる方も多いでしょう。淡いピンク色、おなじみの赤、白、黄色、濃いピンク色や黒っぽいものもあります。

 

八重咲き系

花弁数が多く、豪華な印象の品種です。

 

ユリ咲き系

まるで、ユリのような咲き方のチューリップです。花弁の先端がとがっているのが特徴です。

 

フリンジ咲き系

一重ですが、花弁の先のふちに細かな切れ込みがあります。

 

パーロット咲き系

大輪なので、とても豪華な印象をもたらします。花弁には深い切れ込みがあり、大きくひねりが入るため、一風変わったチューリップを楽しみたい方にはおすすめです。

 

ビリディフローラ

一重ですが、花弁の主脈が緑色になる面白いチューリップです。

 

原種系

野生種と、その交配種によってできたチューリップです。野生とだけあって、ワイルドな印象があります。

 

 

【チューリップの面白い話】

 

オランダで17世紀の話になりますが、富裕層を中心に、チューリップが大流行したことがありました。

なかでも、モザイク模様のレンブラント系は高価で取引されました。モザイク模様は、球根がウイルス病になり、花にその影響が出たものでしたが、その価値は当時のオランダでは家が1軒、買えるほど。驚くのは、たった1球の球根の価格が、家1軒分だったというとでしょう。

チューリップには人々を熱狂させるパワーもあるのですね。

 

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まとめ

 

チューリップの花の時期やその寿命、花が咲いた後のことなどについて、お話してきました。

 

 

秋の終わりから冬の間は少し寂しいプランターや庭も、春の訪れとともに、にぎやかになってきます。

お伝えしたように、チューリップの寿命はあまり長くはありません。しかし、それを思うと、チューリップによりいっそうの愛情を注ぎたくなりませんか?

 

 

昔から愛されてきたチューリップ。もし、たくさんの球根を植えていたら、その中の1本を切り取って、部屋の中に飾ってみるのもいいですね。

 

 

切り花にすると、土に植えていた時よりも花持ちは短くなるかもしれませんが、チューリップは花瓶に飾ってもかわいいものです。あなたなりの楽しみ方を見つけてみてください。

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