今回はプランター栽培したさやえんどうを収穫する方法を皆さんにご紹介致します。プランター栽培はバルコニーやちょっとしたスペースで育てられるからとても便利ですよね。そして採れたて新鮮なさやえんどうをいつでも収穫できます。
そんなお手軽で始めることのできる「プランター栽培」ですが、さやえんどうの収穫の仕方やいつまで収穫できるのかということを中心にみなさんにご説明をしようと思います。
たくさんのさやえんどうが収穫できるようにプランターでの栽培から収穫のポイントを押さえて、さやえんどう収穫マスターを目指しましょう。
さやえんどうをプランターで収穫しよう
では、はじめにさやえんどうをプランターで収穫する方法をみなさんにご説明をいたします。ここでは秋に種を植えて翌春に収穫をするさやえんどうについてご説明をいたします。
さやえんどうは種蒔きからおよそ180日後くらいに収穫することが出来ます。また、おおよその目安としてさやえんどうの花が咲いてから15~25日ごろ経過したころです。さやえんどうの花は白く下から咲き、実もなりますので、収穫の時は下から順にチェックしていきましょう。
さやえんどうの大きさは約5~6cmくらいで、さやが若く平たい時に収穫をするようにしましょう。さやの中の豆が大きくなりすぎると実が硬くなり、さや自体が筋張っておいしくなくなってしまいますので、収穫タイミングに注意です。
みなさんはさやえんどうを育てる時にホームセンターや園芸店に行って種や苗を買ってくると思いますが、そこで「つるあり種」と「つるなし種」のさやえんどうがあることに気がついたでしょうか。
この二つの違いは長さです。つるあり種の草丈は120cm以上のもので長い支柱が必要になります。つるなし種は草丈60~70cmくらいで短い支柱で栽培することが出来ます。つるなし種といえどもつるが出ないわけではなく、伸びない種類のことをいいます。
さやえんどうの種類としてはつるあり種のほうが多いです。また、収穫量もつるの長さから、つるなし種よりもつるあり種のほうが沢山取れます。
プランター栽培をする場所や環境を確認し、どちらの方が育てやすいか決めてから種や道具を買いに行くのがいいかもしれませんね。
さやえんどうの収穫の仕方とは
つぎにさやえんどうの収穫の仕方についてご紹介をいたします。
収穫の時はハサミを使って収穫しましょう。ハサミでさやの付け根を1つずつ切り取って収穫します。もちろん手でちぎって収穫しても大丈夫です。片手でつるを押さえて、もう片手で実を引っ張りちぎって収穫します。
さやえんどうの収穫時期にはどんどん実がなってきます。さやえんどうは収穫した直後が一番おいしく、甘みが強いです。そのあとから徐々に風味が落ちていってしまいます。ですので、収穫後はなるべく早く食べるのがベストです。収穫直後の作物を食べられるのは家庭菜園の醍醐味ですよね。
それでももし、食べきれないくらい収穫できた場合、冷蔵で保存する場合、キッチンペーパーを湿らせてさやえんどうをペーパーに包みジッパー付きのナイロン袋に入れて野菜室に保存しましょう。
冷凍で保存する場合は硬めに茹でて、ジッパー付きのナイロン袋に入れて保存してください。2~3週間くらいは保存
することができます。
先ほどもお伝えいたしましたが、さやえんどうの収穫タイミングは花が咲いてから15~25日くらい経過したタイミングです。タイミングが遅れるとかたくなっていきますので、一番おいしいタイミングで収穫してくださいね。
さやえんどうの収穫はいつまで?
最後にさやえんどうの収穫はいつまで出来るかということについてご説明をいたします。さやえんどうの収穫時期は4月中旬から6月中旬です。
先ほどもお伝えしましたが、収穫が遅れるとさやえんどうは風味が落ちてしまいます。そして株を疲れさせてしまうので、収穫のタイミングはとても大切です。
また、6月中旬まで収穫を楽しめるように、栽培中はしっかりと手にかけてお世話をするようにしましょう。お世話のポイントを何点かお伝えいたします。
まずは水やりです。プランター栽培の場合は土の表面が乾いたら、たっぷりの水やりをしてください。水が切れるとさやが収穫量が落ちてしまうので注意しましょう。
次に追肥です。追肥は2月頃に行います。ちょうど支柱を立てて誘引をする時期くらいと覚えておいてください。化成肥料を株元に施して、その後しっかりと土寄せをするようにしましょう。
マメ科の植物は根に根粒菌を持っていて、土中の窒素を取り込むことが出来るので窒素の多い肥料は控えましょう。
最後に病気対策です。さやえんどうがなりやすい病気は「立ち枯れ病」と「うどんこ病」です。立ち枯れ病は連作障害で発生することが多いですので、過去にさやえんどうを育てた場所は4~5年あけて育てるようにしましょう。
うどんこ病は風通しを良い場所で育て、窒素分を与えすぎないようにしてください。もし、かかっている葉を見つけたらすぐに摘み取り、処分しましょう。
まとめ
今回はさやえんどうをプランターで栽培した時の収穫について皆さんにお伝えをいたしました。特にプランターでの栽培方法や収穫の仕方、さやえんどうをいつまで収穫することが出来るのかということについてお伝えをいたしました。
今回の内容が皆さんのさやえんどう栽培のお役に立てたなら、本当にうれしいです。
それでは最後に今回のポイントをおさらいしましょう。
①さやえんどうをプランターで収穫しよう
・種蒔きから180日くらいで収穫できる
・花が咲いてから15~25日で収穫
・大きさは約5~6cmくらいのものを収穫する
②さやえんどうの収穫の仕方とは
・ハサミで切ったり、手で摘まんで収穫をする
・一番おいしいのは収穫直後
・冷蔵、冷凍保存可能r
③さやえんどうの収穫はいつまで?
・4月中旬から6月中旬に収穫
・しっかりと収穫するために、水やり・追肥・病気の対策をしっかりと行う
今回のポイントを押さえて、おいしいさやえんどうを沢山収穫しましょう。
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