アイスプラントの育て方で、途中からアイスプラントに塩水をあげる必要が出てて来ます。
そうでないとアイスプラント独特の、プチプチとした食感やほんのりとした塩味がしてこないからです。
ではその塩水は、アイスプラントに対して、いつからあげる必要が出てくるのでしょうか?
またその塩水の濃度は、水耕栽培のアイスプラントにおいてどのくらいの濃度の塩水を与えるべきなのでしょうか。
私はアイスプラントをタネからペットボトル水耕栽培で育ててみたことがあります。
簡素な仕組みながらも、ちゃんと育ってくれる可愛い子です。
その経験からお話しできる事もあると思いますので、是非ぜひ、最後まで
お読みすすめてみてください。
アイスプラントの育て方、塩水で味付けする時は、どうやってあげるの?
アイスプラントの育て方で、アイスプラントに塩味をつけさせるために塩水をあげるときは、収穫をしたいと思った時のだいたい2~3週間前くらいから、アイスプラントに塩水を与えます。
そのときは潅水する水の中に、食塩を溶かして塩水を作り、通常の水やりと同じように水やりをします。
アイスプラントを水耕栽培しているなら、培養液のなかに塩を溶かす、ということになるでしょう。それで大丈夫です。
アイスプラント以外の植物に塩水を与えると、もれなく枯れてしまいますのでそこは覚えておいた方がいいでしょう。
アイスプラントのような塩分に対して耐性のある植物というのは非常にレアなケースでして、まだ良く分かっていない部分がある植物かもしれません。
アイスプラントは南アフリカ出身の多肉植物で、大地が乾燥すると土中の塩分濃度が上がってしまいます。
その塩分に耐えるために、表皮にみえるきらきらしたブラッダー細胞の中に塩分を分離し、貯めこむことで環境に適応したと思われます。
アイスプラントにあげる塩水の濃度はどのくらいの濃さなの?
アイスプラントの塩水の濃度は、2%くらいが良いとされています。
水耕栽培の場合は収まっている培養液がどれくらいの容量か調べて、それに対して2%に相当する食塩を入れていきます。
そして塩を与えて1週間くらい経ったら、葉っぱを少し切って試食してみます。それでも物足りなければ、塩水を3%の濃度にあげて試食して様子をみましょう。
3%と言えば、海水の塩分濃度に相当します。これ以上塩分をあげるのは宜しくないと言えます。しょっぱいだけになると思うので3%までにとどめておきましょう。
それとアイスプラント自体、海水程度までの塩分には耐えられますが、あまりにも塩分濃度が濃すぎる場合は、さすがにアイスプラントと言えど、耐えられずに枯れてしまいます。
アイスプラントを水耕栽培で塩水をあげる頻度はどれくらい?
アイスプラントを栽培していて塩水をあげる頻度は、毎回塩水を与える必要はないでしょう。
土での栽培の場合は、収穫の2~3週間前から、3~5回に一回の割合で塩水を与えればいいとされています。
水耕栽培の場合は、収穫予定の2~3週間前に、まずは一回、培養液の2%に相当する食塩を与えてみましょう。
一週間ほどして、葉っぱを試食してみましょう。
それで満足いく味ならそれで大丈夫ですし、
物足りないなら今度は培養液に対して3%に相当する食塩を入れてみます。
そうしましたら収穫時には、程よい塩味のアイスプラントが楽しめると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
アイスプラントの育て方で、アイスプラントに塩味をつけるべく塩水をあげる時には、収穫の2~3週間前からアイスプラントに塩水をあげればいいことがわかりました。
塩水は普通に水の中に塩を溶かして通常の水やり同様に、アイスプラントに塩水をあげます。
ちなみにですが他の植物に塩水をあげると枯れてしまいます。
ですので土で栽培している場合、塩水をあげた容器は、良く洗浄してから他の植物に水やりをした方がいいですね。
塩分に耐性がある植物は非常に珍しいので、まだわかっていないことも多い植物ということになります。
アイスプラントは厳しい砂漠のような環境で生き抜くために、塩水のなかの塩分を貯め込んで、表皮の膜の中(ブラッダー細胞といいます)に塩分が入り結果塩味の野菜になります。
またアイスプラントにあげる塩水の塩分の濃度は、2%ほどの濃度がいい、ということがわかりました。
まずは2%濃度の塩水でアイスプラントにあげてみて、それで試食をして物足りなさを感じたら3%に塩分の濃度をあげて塩水をあげるとよいと思います。しかし3%以上はしょっぱすぎると思うので、あまりお勧めはしません。
(3%は海水の濃度と一緒です。)
また塩水をアイスプラントの水耕栽培であげる頻度は、収穫の2週間前に1回、塩入りの水をあげると良いです。収穫の1週間前でもいいという説がありますので、一週間もあれば塩水が内部保留されて、何の味もしなかったアイスプラントが、塩味にかわるのです。

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