育てているいちご苗の花が咲かない時、とても心配になります。
家庭菜園でも人気のいちごは、育てやすい植物ですが
稀に花が咲かなかったりすることもあります。
いちご苗の花が咲かないということは実もならない。それでは、残念すぎますよね。
いちご苗の花が咲かない場合、その原因はなんなのでしょう。
ランナーはどうしたら良いか、いちご苗の花が咲かない時の予防と対策は？
ここでは、いちご苗の花が咲かない時の原因と対策をお伝えしていきます。
いちごの花が咲かないときは
いちごの花は、通常2月終わりから4月はじめに花を咲かせます。
冬の寒さがひと段落した頃にいちごに花が咲かない時は、
育て方を見直して見ましょう。
ポイントは
⭐︎冬の寒さにいちごを当てててあげましたか？
いちごを育てるときは、『温暖な気候』が大事ですが、
実は冬の寒さに当てることで花を咲かせます。
プランターで育てているいちご苗を室内に入れるなど、
過保護にしすぎていなかったかチェックしましょう。
⭐︎肥料は適量を与えてあげましたか？
いちごに過剰な肥料は禁物です。ですが、肥料は植物にとって大事な栄養なので、足りないと花を咲かせることができなくなります。肥料の量と回数を見直して見ましょう。
⭐︎もしかして親株用の苗ではありませんか？
親株用の苗は、いちごの実を育てるためのものではなく、ランナーから子株を育てるためのものです。
植えられてから数年立っているので、花を咲かせる力が少なくなっているので、花を咲かせることは稀です。
⭐︎日当たりはいちごにとって良好ですか？
日当たりが悪いと、花を咲かせないことがあります。
いちご苗を育てている場所が、しっかりと日が当たっているか確認してください。
⭐︎植え付け時期は適切でしたか？
いちご苗は、10月〜11月に植え付けます。
春に植え付けをすると、生育の時期と合わないので花を咲かせない原因になります。
いちごの花が咲かない場合ランナーはどうすべき？
いちごの花が咲かない場合、ランナーはどうすれば良いのでしょうか？
いちご苗を育てていると、脇から細い茎が伸びてきます。
これは、『ランナー』と呼ばれ、このランナーの先に新芽が出て、
それが土に根付くと新しい株ができます。
通常ですと、このランナーが育つ時期は実がなる時期と重なるので、実を育てるためにランナーは根元から切ってしまい、いちごの実の収穫が終わってから、ランナーで子株を育てます。
子株は、親株の性質を受け継ぐので、いちご苗の花が咲かない場合、このランナーで育てた子株はまた花が咲かない株になるのかというと、そうではありません。
いちご苗の花が咲かない理由は、いちご苗の性質ではなく、育てた環境です。
なので、いちご苗の花が咲かない場合は、ランナーを育てて、子株をたくさん作りましょう。
環境さえ整えてあげれば、次の年は沢山花が咲き、実がなります。
いちご苗の花が咲かない場合は、環境を整えて花が咲くのを待ちながら（時期的に間に合えば、良い環境を与えてあることで花が咲くこともありますので）ランナーも育てて子株を作り、新しいいちご苗を増やしてください。
来年のお楽しみが増えますね。
いちご苗の花が咲かない時の予防と対策とは
いちご苗の花が咲かないときの予防と対策を知るためには、先にお伝えしたように、花が咲かない原因を探りましょう。
冬の寒さに当てる
適切な肥料の与え方
いちご苗は親株用ではなかったか
日の当たり方と日照時間は？
植え付け時期は適切だったか
原因がわかれば対策が取れます。
⭐︎いちご苗が花を咲かせるためには、寒さに当てることが必要です。プランターで育てている場合でも、冬に室内に入れたりせずにそのまま外で育ててください。気温が低くなりすぎるときは、わらなどを敷いてあげましょう。
⭐︎肥料は、容器に書いてある量と回数を守りましょう
⭐︎いちご苗は、親株かどうかを確認する。
⭐︎日が良く当たるかどうか、日照時間はどれくらいか確認して、プランターで育てている場合は、なるべく日当たりが良く、日照時間の長いところに移してあげてください。
⭐︎いちご苗の植え付け時期は10月〜11月です。時期がずれていたら、来年まで待ちましょう。
いちご苗は、いちごにふさわしい環境と育て方で育てれば、春に花を咲かせて、美味しい赤い実を沢山収穫できます。
いちご苗に花が咲かない原因を知り、予防と対策をとってくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
いちご苗の花が咲かない原因と、ランナーの扱い方、予防と対策についてお伝えしました。
いちご苗に花が咲かなければ、がっかりしてしまうと思いますが、原因を知り、予防と対策をとれば来年は沢山花を咲かせてくれます。ランナーから子株を沢山育てる良い時期でもあります。
ぜひ、来年いちご苗に花が咲き、沢山の赤い実を収穫しているところを楽しみに、いちご苗を育ててください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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