ベランダでも気楽にできる苺栽培。
家族で「大きくなったよね?」と話しながらお世話をするのが楽しいです。
そして、ランナーが伸びて子株が出来る苺ほんとに可愛いです。
しかし、残念な事に頑張ってお世話をしていても苺は、病気にかかってしまうものです。
有名の病気としては、うどん粉病があります。
葉っぱや果実がうどん粉をかけたようになる病気です。
しかも、うどん粉病はしつこく繰り返し発生します。
そのまま、進行すると光合成が出来なくなり枯れてしまう怖い病気です。
ここでは、うどん粉病の対策・治療薬・予防薬について調べてみました。
苺のうどん粉病対策とは?
苗を密集して植えると、風通しが悪くなり感染するようです。
株間を十分開けて、植える事が有効的な対策と言われています。
更に、風通しをするためには、古くなった葉を除いていく必要があります。
水やりの時や強い雨の時に、泥が跳ねあがってしまい、植物についたままになるとうどん粉病の原因になると言われています。
対策としては、マルチをひく事をお勧めします。
雨天の時に泥はねを防ぐためです。
余談ですが、マルチを引くと雑草を抑えることもできるため風の流れを作る事が出来きます。
苺のうどん粉病は窒素過多でも発症する事が多いそうです。
植物細胞中に過剰な窒素化合物が蓄積され植物の細胞壁が軟弱になる為です。
ですので窒素の管理は大切になります。
もしも、感染している葉っぱや実を見つけたら取り除きましょう。
取り除かないと、どんどん広がるんです。
そして、取り除いた葉っぱなどを苺の近くに置かないようにしましょう。
うどん粉病は、胞子を出して空気感染をします。
ですので、あぜなどに取り除いた葉っぱを置いておくと風に乗って胞子が飛んで行ってしまい多くの苺が感染してしまう事になるんです。
ぜひとも取り除いた物は、ごみに出してしまうか焼却してしまいましょう。
上記のような対策をしても、うどん粉病が治らない場合薬剤散布もしてみましょう。
究極の対策としては、最初からうどん粉病に強い品種や接ぎの苗を使用するのも一つの選択だと思います。
うどん粉病の治療薬は何がお勧め?
うどん粉病の治療には、どんな成分が聞くのでしょうか?
うどん粉病が植物全体に広がってしまうと、なかなか治らないものです。
なるべく農薬を使いたくない気持ちもわかりますが、うどん粉病が進行していると農薬を適量使うのも大切だと思います。
ベニカグリーンVスプレー、ベニカXガード粒剤殺虫殺菌剤が、お勧めです。
しかし出来れば、口に直接入れる植物に農薬を散布したくない気持ちもわかります。
そんな時は、食用の重曹1gを500~1ℓの水で薄めたものを作ってみましょう。
そして、うどん粉病になっている所に吹きかけてみましょう。
一回でなかなか効果は出ないのですが、乾いてから何度か吹きかけてみましょう。
重曹を使用した消毒液は、安心して使えますがあまり大量に使うと葉焼けの原因にもなりますので注意してくださいね。
あくまで重曹の消毒液は、初期のうどん粉病なら効果があると言われています。
他の天然の成分の消毒液としては同じように酢3ccを50ccの水で薄める物を吹きかける方法もあります。
重曹よりもお酢の方が、ご自宅にある確率が高いのでは無いでしょうか?
吹きかけ方も注意点も、重曹の消毒液と同じなのですが、一つだけ大きな違いがあります。
それは、お酢の消毒液の方が、使用後が臭いんです。
ですので、吹きかけた後にご近所の方に迷惑やトラブルになるときがあります。
風向きやせんたくものの有無の確認などを、注意する必要があります。
うどん粉病の予防薬は何が効くの?
一株の苺がうどん粉病にかかると、近くの苺苗もどんどんうどん粉病にかかってしまいます。
うどん粉病にかかってしまうと、苗が大きくならなくなります。
ですので、育苗期から予防もかねて定期的に薬物を散布する事をお勧めします。
我が家では、9月の植え付けすぐから予防を始めます。
最近は、収穫前日まで使用できる農薬もあるので安心して使えます。
専業農家の方も使われているトリフミンが、現在市販されているうどん粉病の予防薬の中では最も効果があると言われています。
またサルパトーレは、同じように苺がかかりやすい病気の黒星病にも効きますので、うどん粉病と黒星病の発生を抑える予防薬としては効果的ですが、トリフミンよりは、うどん粉病には効果が無いと言われています。
サルパトーレもトリフミンも丁寧に手でスプレーをする必要があります。
しかも消毒方法として、葉の表面も裏も消毒する必要があります。
苗数が増えれば増えるだけ、手間も労力もかかります。
広範囲の消毒には、同じように黒星病にも効果がある言われているパイコラールもお勧めです。
まとめ
ここまで苺のうどん粉病について書いてきました。
分かりやすかったでしょうか?
うどん粉病にかかると、枯れたりしてしまうことが分かって来ました。
しかし、うどんこ病はちゃんと対策を行えば怖い病気ではありません。
うどん粉病の治療薬や予防薬も多くの種類が販売されています。
それらを使いながら上手に使いながら苺を育ててみませんか?
自分で育てた野菜は本当においしくて安心です。
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