モザイク病の治し方と作物は食べられるの?予防方法は!?

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病気のトマト病害虫

野菜・果樹や庭木などの、多くの植物に発生するモザイク病は、家庭菜園をする時にも、避けては通れない植物の病気です。

モザイク病に罹った事に気づかないでいると、病気が進行して、せっかく大切に育てている畝全体、または、プランター全ての植物が感染してしまうこともあります。

モザイク病から植物を守るためには、どうしたら良いのでしょうか?

 

ここでは、モザイク病の治し方と、モザイク病に感染してしまった作物の食べ方、モザイク病の予防の方法について、お伝えします。

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モザイク病の治し方は存在するの?

多くの植物が罹るモザイク病に、治し方はあるのでしょうか?

残念ながら、現在のところ、モザイク病の治し方は、ありません。

ですが、ご安心ください。

育てている植物が、モザイク病に罹ってしまっても、適切な対策を取れば、その被害は最小限に抑えることができます。

 

まず、モザイク病とその対策を知って、モザイク病に罹った植物を発見したら、速やかに対策を取りましょう。

⭐︎モザイク病の見分け方

モザイク病に罹った植物には、初期は、新しい葉に薄緑色の斑点ができたり、は脈に沿って、色が薄くなったりします。

 

その状態の葉を見つけたら、モザイク病を疑いましょう。


進行すると、株全体の葉に、薄緑の斑点ができて、やがてモザイク状になっていき、葉が縮れたり、黒点ができたりします。

⭐︎モザイク病の対策とは?

モザイク病に罹った植物を見つけたら、ほかの植物に感染しないように、速やかに抜いてしまいましょう。

ビニール袋などに入れて、処理をしてください。

モザイク病に罹った植物の根が残っていると、そこから感染することもあるので、周りの土は多めに取り除いておくと、安心です。

 

モザイク病は、接触感染をするので、モザイク病の植物に触った手や、ハサミなどの刃物類は、よく洗って、アルコール消毒をしましょう。

 

モザイク病の治し方は、まだありませんので、毎日植物をよく観察して、モザイク病に罹った植物を見つけたら、速やかに対処することが、最善の方法です。

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モザイク病の作物は食べられるの?

モザイク病は、人には感染しないので、モザイク病に罹った作物を食べても、特に問題はありません。

 

ですが、モザイク病が進行してしまった株の葉や実は、見た目も悪く、味も落ちるので、あえて食べることはお勧めしません。

それよりも、残った植物を元気に育てて、美味しくいただくことを考えたほうが、良いと思います。

そうは言っても、せっかく育てた植物ですから、最後まで楽しみたいという方は…

 

モザイク病初期の植物を抜く時に、モザイク病の症状が出ていない実などがあれば、収穫して、よく洗って食べても良いでしょう。

気になるときは、加熱調理をすると良いです。

例えば、トマトだったら、トマトソースにしたり、マリネにしておけば、日持ちもするので、便利です。


果物だったら、ジャムやコンポートにしても良いですね。


キュウリや大根、ナスは、一口大に切った野菜を調味料と一緒に一煮立ちさせて、そのまま味を染み込ませる、漬物レシピが、今はネットに色々載っているので、参考にしてください。

安心して、美味しく楽しめます。

モザイク病に罹った株の実を収穫するときは、ほかの株に触らないように注意して、使ったハサミなどの刃物も、消毒してからほかの株に使うようにしてください。

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モザイク病の予防の方法は?

一度罹ったら、治すことのできないモザイク病は、予防がとても大切です。

 

モザイク病の予防方法についてお伝えします。

 

①抵抗性品種を植える

大豆や枝豆には、モザイク病に対する抵抗性を持った種や苗があります。

そのような抵抗性品種を植えることが、1番の予防といえるでしょう。

例えば、枝豆でしたら、『すずろまん』『すずこまち』という品種が、モザイク病の抵抗性品種です。

 

②アブラムシの防除

モザイク病は、アブラムシによって運ばれてきます。

ですので、アブラムシを徹底的に駆除することが、モザイク病の予防には大切です。

アブラムシが、植物についたら速やかに駆除しましょう。

手っ取り早いのは、やはり、農薬を使うことですが、木酢液やお酢にも、アブラムシの忌避効果があります。

水で50倍~100倍に薄めた木酢液やお酢を、朝晩スプレーすると、アブラムシは逃げて行きます。

濃度が濃すぎたり、スプレーする頻度が多すぎると、逆に植物を傷めてしまうので、気をつけてください。

アブラムシが、いなくなったら、週2回くらいスプレーしてあげると良いでしょう。


また、アブラムシは光る物を嫌う性質があるので、株を植えた時点で、シルバーマルチなどを株元に敷いておくのも、効果的です。

 

③作物を植える時期をずらす

モザイク病は、一年中発生する病気ですが、アブラムシから罹ることが多いので、アブラムシが大量発生する時期を避けて(例えば、秋蒔きの作物の種まきを少し遅らせるなど)、植物を育てるといのも、モザイク病を予防する一つの方法です。

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まとめ

 

家庭菜園では避けて通れない、モザイク病について、罹ってしまった時の対策と予防法や、罹った作物が食べられるかどうかについて、お伝えしました。

 

モザイク病は治りませんが、しっかりと対策を取り、予防することでその被害を最小限に抑えることができます。

 

まず、モザイク病の予防をしっかりとしてください。

そして、植物がモザイク病に罹ってしまったときは、速やかに対処しましょう。

 

ぜひ、この記事を参考にして、大事な植物をモザイク病から守ってあげてください。

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