家庭菜園での一番の楽しみは、何といっても収穫。家族で育てた収穫物を楽しむひととき、とても嬉しいですよね。
ですが、実は子どもは野菜が苦手なことも多く、せっかくの収穫物を食べられないことも。
ちょっと可哀想ですよね。
そんな時は、子どもに人気のいちごを育ててみてはいかがでしょうか。
いちごは地植えでもプランターでも楽しむことができるので、ベランダなどで小規模の家庭菜園をしている方も楽しむことができます。
ですが、人にとっておいしいいちごは虫にとっても魅力的なようで、残念ながらアブラムシなどの害虫がついてしまうことも。
でも大丈夫。もしアブラムシが大切ないちごに発生してしまっても、これから紹介する方法できちんと駆除をして、さらに予防までしてしまいましょう。
こちらを最後まで読めばアブラムシ対策はもうばっちりです♪
いちごにつくアブラムシ対策は?
いちごにアブラムシがついてしまったら、とてもショックですよね。
こちらではアブラムシの量によって使い分けることのできる、二つの駆除方法をご紹介します。
まだアブラムシが少ない状態での駆除方法
少ないうちなら駆除もしやすいので、時折いちごの様子を見るなど、早めにアブラムシに気づくようにできるといいですね。
少ないうちは、粘着テープでアブラムシを駆除してしまいましょう!
指先に粘着テープを巻いて、葉や茎、そして実がつぶれないように表面をぺたぺたと触っていくと、粘着テープにアブラムシがくっつきます。
少量ならこれで十分です。最後に不要なビニール袋に粘着テープを入れてしっかりと閉じてしまえば、処理も簡単です。
大量のアブラムシが発生してしまった際の駆除方法
大切ないちごにたくさんのアブラムシが…!
とてもショックだとは思いますが、頑張って駆除してしまいましょう。
大量のアブラムシの駆除には、農薬がおすすめです。
とはいっても、直接口にするものに農薬を使用するのは抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。
そこでおすすめするのは、住友化学園芸の「ベニカマイルドスプレー」です。
こちらの商品は、有効成分が食品成分から抽出されています。それだけでちょっと安心感がありますよね。
さらに果樹類に対しては収穫の前日まで使用しても大丈夫とされています。
きちんと試験を通過して販売されている商品ですから、安心して使用できるでしょう。
いちごにつくアブラムシの予防法とは?
アブラムシはメスのお腹の中で孵り、幼虫の状態で生まれます。そしてたったの10日間で成虫になってしまうので、あっという間に大繁殖してしまいます。
アブラムシを駆除する方法はお伝えしましたが、できれば発生させないようにしたいですよね。
こちらではアブラムシの予防法についてもお伝えしていきます。
根元にアルミホイルを敷く
アブラムシなどの害虫は、光を嫌います。
アルミホイルを敷き詰めることで、アブラムシが反射する光を嫌って寄り付かなくなる効果があります。
ストチューを作って散布する
ストチューというのは、酢と酎(焼酎)で作った予防液のことです。ちょっとだじゃれのような、面白いネーミングですよね。
こちらは、酢、焼酎、木酢液を同量用意し、ペットボトルなどのきれいな容器に入れてよく混ぜます。
500ミリリットルのペットボトルを使用する場合は、それぞれ150ミリリットル用意すると良いでしょう。
こちらはそのままは使用しません。100~300倍に水で薄めて使用します。
実際に使用してみて、虫が逃げるような濃度で使用してみましょう。
こちらのストチュー、トウガラシやニンニクを入れることでさらに効果がアップします!
ただし噴霧する時は決して吸い込まないようにしましょうね。
また、こちらを使用して育てたいちごを食べる際には、しっかりと洗浄しましょう。
いちごにアブラムシがつく原因は?
いちごにアブラムシがついてしまう原因はいくつかあります。
こちらではその原因と、対処方法を合わせてご紹介しましょう。
なるべく原因を取り除いて、アブラムシがつかないようにすることが大切です。
肥料のやり過ぎ
いちごを育てる土に窒素成分の入った肥料をまきすぎると、アブラムシの好むアミノ酸の多い土壌になってしまいます。
また肥料が多すぎることで、いちごの葉で生成されるアミノ酸の量まで多くなってしまいます。重ねて言いますがアミノ酸はアブラムシの大好物です。
そうするとアミノ酸につられて大量のアブラムシがやってきてしまいます。
考えただけで恐ろしいですよね。
肥料のやりすぎには十分注意をしましょう。
いちごの葉の風通しが悪い
いちごの葉が生い茂って密集してしまうと、風通しが悪くなります。
そうすると蒸れてしまい、アブラムシの好む状態になってしまいます。
快適な住まいを手に入れたアブラムシは、どんどん繁殖してしまいます。
葉が密集しているとアブラムシをテープで駆除することも難しいですし、また農薬も葉が邪魔をしてアブラムシに届きにくくなるなど良いことがありません。
時折葉の様子を見て剪定をするなど、風通しを良くしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
大切に育てたいちごにアブラムシがついてしまったら。想像しただけで悲しくなってしまいますよね。
せっかく育てたいちごをおいしくいただくためにも、しっかりと駆除、そして予防をしていきましょう。
アブラムシの駆除には、物理的なテープでの駆除と農薬を使った方法をご紹介しました。
アブラムシの量などによって、駆除する方法を選択しましょう。
予防方法については、ご家庭で簡単にご用意のできるものを紹介しました。
アルミホイルは面積が広いと大変ですが、光を嫌うアブラムシの予防には効果が期待できます。
ストチューはユニークなネーミングですが、とても効果のある予防方法として昔から伝わっています。
ニンニクやトウガラシなどを入れてみる時は、くれぐれも目などに入らないように注意をしましょう。
そしてアブラムシが寄り付かない、アブラムシの好まない状況を作ることでアブラムシの襲来を予防することができます。
おいしいいちごを食べるためにも、しっかりとアブラムシの駆除、予防を行っていきましょう。
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