じゃがいもの男爵の特徴とメークインとの違い、キタアカリと比べたら

じゃがいもといったら、ゴツゴツとした外観とホクホクとした味わいの男爵を思いだす方も多いかと思います。

また男爵と並んで人気なのが、細長い形をしたメークインですが、男爵との違いは形だけなのでしょうか？

最近はキタアカリという新しい品種も店頭並ぶようになりましたが、男爵との味の違いや、どんな料理に合うのか気になるところです。

じゃがいも一番人気の男爵の特徴や、男爵とメークインとの違い、男爵とキタアカリとの違いなどを解説していきます。

参考にしてみてください。

じゃがいもの男爵の特徴は

さてここからは男爵の特徴について解き明かしていきましょう。

外観は球形で、芽が出てくる部分がへこんでおり、全体にゴツゴツとした外観が特徴的です。

男爵の味などの特徴について解説していきます。

男爵は切ってみると白い色をしており、粉っぽい感じ（粉質）を受けます。

熱を加えていくとホクホクした食味となり、ジャガイモ特有の味が魅力です。

ホクホク感のもとは、含まれているでんぷんに由来するところが大きく、でんぷん価は１４から１６％と他の品種に比べても高くなっています。

男爵はこの粉質という特徴を活かした調理法をするとおいしく食べることができます。

単純に男爵の食味を感じることができる調理方法は、ふかし芋で、バターや塩をつけて食べると良いでしょう。

他には、フライドポテトや、ポテトサラダ、コロッケなどにも男爵は向いています。

煮ると型崩れしやすいのが玉にキズですが、煮崩れて味がしみ込んだ肉じゃがもまた良いものです。

男爵は、栽培する地方の気候によっても少しずつ違いはありますが、夏から秋口にかけてが、最も多く取れる季節です。

男爵などのじゃがいもは保存もしやすく、味も落ちにくいので１年中手に入れることができます。

旬は５月から６月や９月から１２月と気候等によっても異なります。

男爵はその名前から日本を代表するじゃがいもといっても過言ではないのですが、実はアメリカから持ち込まれたものです。

アイリッシュ・コブラーという品種などですが、日本で男爵の普及に貢献した川田龍吉男爵にちなんで男爵と呼ばれるようになりました。

男爵とメークインとの違いは

男爵とメークインの違いについて解説していきましょう。

男爵と並んで人気のメークインです。

形は、男爵などと比べてかなり異なった形状をしており、丸というよりも細長いと形容した方がしっくりきます。

男爵のようなゴツゴツ感ではなく、のっぺりした外観で、へこみも少なく、男爵とメークインを見間違える人は少ないでしょう。

メークインの味などについて解説していきましょう。

メークインは、男爵に比べてでんぷん価が低く、ホクホク感はあまりありません。

かわりにしっとりとしてきめ細かく、煮崩れしないのが最大の特徴です。

このため、煮物にするのがおすすめです。

肉じゃがのほかに、シチューやカレー、煮物などにするにはメークインが良いでしょう。

炒め物などをした場合でも、崩れにくいので炒めている間に形が崩れるといったことも少ないでしょう。

メークインの名前の由来について解説しましょう。

メークインは英国で作られた品種で、５月（MAY）に食味が良くなるので５月のQueen（メイクイーン）という意味です。

メイクイン、メークイン、メイクイーンなどと呼ばれていますが、正式な標準和名では「メークイン」と呼称されています。

また男爵と人気を二分しているといっても過言ではないメークインですが、生産量は男爵の方が多くなっています。

じゃがいもの男爵とキタアカリの違いは？

二つは似ていますが、芽の部分が赤いのがキタアカリです。

もう少しじゃがいもの男爵とキタアカリの違いについて解説していきましょう。

キタアカリも男爵と同じように円形でゴツゴツとした外観が特徴です。

男爵とキタアカリを並べてみると、区別するのはかなり困難です。

なぜなら、キタアカリは男爵を品種改良して生まれたじゃがいもだからです。

男爵にツニカという品種をかけ合わせて北海道で作られた品種なのです。

男爵との見分け方は、芽が出るへこんだ部分となっており、少し赤っぽいので、この違いを知っていれば比較的簡単に見分けることができます。

芋の色は、男爵に比べてかなり黄色っぽくなっており、中身では簡単に見分けることができます。

男爵とおなじようにホクホク系のじゃがいもで、甘味が強く糖度が８に達するものがあり人気が出てきました。

色と甘みから栗じゃがいもなどと呼ばれています。

ホクホク系なので、単純にふかしてバターや塩をつけたり、粉吹き芋やポテトサラダ、コロッケなどにしても、良いでしょう。

男爵と同じように、煮ると煮崩れやすいので、煮る最中に芋が踊らないように注意しましょう。

キタアカリの名前の由来は、北海道を線虫被害から守るという希望を表したもので、キタアカリは線虫抵抗性品種として昭和６０年代に開発されたものです。

まとめ

• じゃがいもの男爵の特徴とメークインとの違い、キタアカリと、比べたら

じゃがいもといえば、ゴツゴツした外観とホクホクとした味

わいの男爵を思い出す方も多いかと思いますが。

男爵の他にも、メークインやキタアカリといった品種も人気

があります。

男爵とメークイン、キタアカリの違いについて解説します。

• じゃがいもの男爵の特徴は

じゃがいもの男爵の特徴は、熱を加えるとホクホクとした味

わいになり、ふかし芋などでおいしく食べることができます。

男爵がホクホクする理由は、含まれるでんぷんの量に由来しており、でんぷん価は１４から１６となっています。

• 男爵とメークインとの違いは

男爵とメークインの違いは、形にあります。

男爵は丸くてゴツゴツしていますが、メークインは細長くな

っています。

またメークインは男爵に比べてでんぷんが少なくしっとりと

しており、煮物などにむいています。

• じゃがいもの男爵とキタアカリの違いは？

キタアカリは男爵を品種改良してできたもので、外観はよく

似ており見分けがつきにくくなっていますが、芽の部分の色で見分けることができます。

男爵と同じホクホク系ですが、芋の色は黄色く、糖度が高いので人気があります。