じゃがいもを家庭菜園で育てるときに心配しちゃうことは、「病気にかかってしまったらどうしよう?」ではないでしょうか。丹精込めて育てたじゃがいもが病気になってしまったら本当に悲しいものです。
ですが、家庭菜園に病気は付き物。病気にならない方が珍しいです。今回はじゃがいものがかかってしまう病気について皆さんにご紹介をしたいと思います。
じゃがいもが良くなる病気は「モザイク病」です。そのモザイク病がどんな病気なのか。なってしまったらどう対策すればよいのか、そもそもならないためにどう予防すればいいのかをお伝えいたします。
たとえ病気になったとしても、しっかりと対応方法を知っていれば大丈夫。この記事を読んで「いざ」の時に備えるために、是非最後まで読んでくださいね。
じゃがいもの病気のモザイク病とは
家庭菜園でじゃがいもを育てている時に良くかかる病気は「モザイク病」です。このモザイク病はウイルスが原因でかかる病気です。
じゃがいもがモザイク病にかかると他の株と比べて生育が悪かったり、葉がくしゃくしゃと縮れていたり、葉色が黄色くなったり、色に濃淡が出来てモザイク柄になることがあります。
では、このモザイク病はどのようにかかるのでしょうか。じゃがいものモザイク病はウイルスが原因でかかる病気であると冒頭でお伝えいたしましたが、そのウイルスの感染源はは大きく分けて3つあります。その3つは「種芋」「汁」「アブラムシ」です。
1つめの「種芋」というのはウイルス病に感染しているじゃがいもの種芋を使って栽培すると感染をしてしまうというものです。市販されている種芋はしっかり検査を受けているので心配はありません。
2つめの「汁」ですが、ウイルス病に感染をしたじゃがいもの管理(芽かきなど)をする際、触った手や処理をしたはさみについた汁を介してウイルス感染をすることです。ですのでモザイク病は人の手で広げてしまうこともあります。
3つめの「アブラムシ」は感染したじゃがいもの汁を吸ったアブラムシがほかのジャガイモの汁を吸った時にアブラムシの口針を介してウイルス感染することです。モザイク病の主な感染源はこのアブラムシです。
では、この後に感染の大きな原因であるアブラムシの対策についてご紹介をいたします。対策方法を確認し、愛情込めて育てているじゃがいもを病虫害から守りましょう!
ジャガイモの病害虫対策とは
まず、お伝えしなくてはいけない事実があります。ジャガイモがウイルス病にかかってしまったら、残念ながら治りません。ですので、ジャガイモがウイルス病にかかってしまったら他のじゃがいもを守るためにその株はすぐに抜いて処分をします。
抜いた株はその辺に放置するのはぜったいにNGです。そこからアブラムシが健康なジャガイモに移ってしまうかもしれません。ですので、ビニールにいれて密閉して処分ししてください。
では、じゃがいもについたアブラムシの対策方法をご紹介いたします。アブラムシをジャガイモから守る方法はどんなものがあるのでしょう?
・ガムテープやブラシで除去
ジャガイモについているアブラムシをガムテープでペタペタとくっつけて退治したり、ブラシで払いましょう。指でつぶしてもOK。(抵抗がなければ)
・水で洗い流す。
バジルにアブラムシがついているのを見つけたら、強めの水をシャワーして、アブラムシを洗い流しちゃいましょう。
葉裏についていることが多いので、見逃さないようにしましょう。
ここまでは比較的にアブラムシの発生が少ない時の対処方法です。アブラムシは繁殖力がすごくてあっという間に増えます。ですので、しっかりと対処するには農薬を使うのがおススメです。
・ジャガイモにおすすめの農薬は
住友化学園芸 「ベニカマイルドスプレー」
スプレータイプの農薬ですので、原液をじゃがいもの株に向けてスプレーします。食品成分が作られていますので、安心して使えます。収穫前日まで使え、使用回数に制限もないことから安心して使えることがわかります。
その時の状況によって、アブラムシ対策の方法を選択してくださいね。
ジャガイモの病害虫予防は
最後にジャガイモの病害虫予防についてご紹介をいたします。ここでお伝えするのは「アブラムシ」の予防方法です。アブラムシを寄せ付け無ければ、モザイク病になる原因を予防することが出来ます。
それでは具体的な方法をご紹介いたします。ここでご紹介するのはアブラムシの性質を利用した予防方法です。そこまで難しいものはありませんので、是非試してみて下さいね。
・キラキラでアブラムシを寄せ付けない!
アブラムシはキラキラしたものが苦手です。ですので、ジャガイモの周りにキラキラしたものを吊るして寄せ付けないようにするんです。
そのキラキラしたものですが、ホームセンターで売っている反射テープをジャガイモの株の周りに吊るします。もしおうちにいらなくなったCDやDVDを吊るしてもOKです。
また、シルバーマルチを利用してもいいでしょう。ジャガイモを栽培するときに黒マルチを使用する方もいらっしゃるかと思います。それをシルバーマルチに替えます。そうすることで、地面がキラキラしてアブラムシを寄せつけません。
もし、プランターで育てている方がいらっしゃいましたら、シルバーマルチの代わりにアルミホイルを敷いてもOKです。ここでもおうちにあるものを活用してアブラムシ予防をすることが出来ます。
しっかり予防して、おいしいジャガイモを沢山収穫しましょう。
まとめ
今回はじゃがいもの病気についてお伝えをいたしました。
ジャガイモによくある病気は「モザイク病」で、その病気の感染源やなった時の対策方法、ならないための予防方法をご紹介いたしました。今回の内容が皆さんのお役になったら本当に嬉しいです。
最後に「モザイク病になったじゃがいもはたべられるのか?」ということについてお伝えをしたいと思います。
結論「食べられます。」
モザイク病になったじゃがいもは食べられます。ですので、感染した株を抜いた時に育っているじゃがいもがあった場合は捨てずに食べられることが出来ます。
決して来年の種芋にすることはしないでくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。皆さんの育てたじゃがいもが豊作でありますように。
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