じゃがいものぽろしりの特徴と育て方はどうすべき?収穫量はどれ位?

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じゃがいも

家庭菜園の季節が近づくと、ホームセンターなどでは色々な種や苗が販売されますよね。その時、ひとつの野菜の中に沢山の名前があるのに驚きませんか!

子どもが大好きな野菜で、家庭菜園ビギナーでも比較的育てやすい「じゃがいも」ですが、有名な種類でよく種芋が販売しているのは「男爵」や「メークイン」ですよね。

今回はそのじゃがいもの種類で「ぽろしり」という名前のものについて、ご紹介をしたいと思います。この「ぽろしり」の特徴や育て方、収穫量についてお伝えをいたしますので、最後まで読んでくださいね。

 

 

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じゃがいものぽろしりの特徴は

じゃがいもの品種「ぽろしり」の特徴ですが、病害虫に強く、でんぷん価が低めで、男爵やメークインと比べて糖分が少ないという特徴を持っています。糖分が低いのにはある理由が隠されています。いったいどんな理由でしょう?

この「ぽろしり」は実はある有名メーカーが作ったじゃがいもなんです。みなさんはじゃがいもで思い浮かべるお菓子は何でしょうか?

ぽろしりはポテトチップスで有名なお菓子メーカーの「カルビー」が「ポテトチップス」を専用に開発したじゃがいもの品種なんです。

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先ほど、このぽろしりは男爵やメークインと比べて、糖分が少ないとお伝えいたしました。この糖分が少ないことによって揚げた時に焦げにくく、変色しにくいんです。

普通、じゃがいもは貯蔵すると、糖分が増えて甘くなっていきます。糖分が高いじゃがいもはあげると焦げてしまい、

おいしく揚がりません。なので、糖分の低いぽろしりはまさにポテトチップスにうってつけですね。

ぽろしりの形は楕円形で、表面がなめらかです。皮も薄く、剝きやすいのもポテトチップスに加工する時に良いですよね。

このぽろしりという名前は北海道の平取町と新冠町にまたがる幌尻岳(ぽろしりだけ)が由来となっています。幌尻はアイヌ語で「ポロ(大きい)」「シリ(山)」という意味があります。

 

 

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じゃがいものポロシリの育て方は

では、ここではじゃがいものポロシリの育て方についてご紹介をしていきます。ポテトチップス専用に作られたじゃがいもの育て方にはどんなポイントがあるのでしょう。

まず、皆さんにご紹介したいものがあります。さきほどこのポロシリはポテトチップスで有名なメーカー、カルビーが開発したじゃがいもの品種であることをご紹介いたしました。

なんと、種芋だけではなく、じゃがいもを育てる専用の土まで開発をしていたのです。その名も「ポテトバッグ」。ポテトチップスうすしお味をモチーフとしたパッケージで、袋をそのままプランターとして使うことが出来ます。

じゃがいも専用の土といっても、ココヤシピート(ヤシの殻)を主原料としているので、とても軽く、栽培後は燃やせるごみとして処分することが出来ます。マンションや家庭菜園をするスペースがなかなか取れない方でも、このポテトバッグを使えば気軽にジャガイモ栽培を楽しめることが出来ます。

このポテトバッグは、ホームセンターや通販で購入することが出来ます。通販で購入するときはポロシリ(2個入り)とセットで販売しているものもあるのでとても便利です。

ポテトバッグを使用して、ポロシリを育てる場合は、ポテトバッグの裏面に栽培方法が書かれています。種芋の植え方だけではなく、芽かきの方法や収穫のタイミングも書かれていますので、しっかりと読んでから栽培をしましょう。

ポテトバッグには2つ種芋を植えます。じゃがいもは種芋の上にどんどん芋がなりますので、なるべく底の方に、対角線上に植えるのがポイントです。

また、ポテトバッグはポロシリ専用というわけではありません。他の芋ももちろん育てられますので、ご自分の好きなじゃがいもでチャレンジするのもおススメですよ。

 

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ぽろしりの収穫量とは

ポテトバッグを使用し、ぽろしりの種芋2つを育てた時の収穫量は1袋60gのポテトチップスに換算すると、5~6袋程度です。・・・と言われてもどれくらい収穫できるかピンとこないですよね。

ポテトチップス60g1袋に使われるじゃがいもは中くらいの大きさで、2~3個です。ということは収穫量は10~18個くらいです。1つの種芋から最大9個とれると思うと家庭菜園は「やめられない、とまらない」ですね。(このキャッチコピーはかっぱえびせんでしたね。)

また、収穫量はあくまでも目安です。栽培する地域や気候、環境によって前後することはご了承ください。上手に育ててたくさん収穫しましょう。

では、上手に育てるためのポイントを最後にお伝えしたいと思います。ぽろしりを育てるポテトバッグは良く日の当たる場所へ置きましょう。ポテトバッグは地べたにそのまま置いてもよいですが、水はけをよくするために何か台の上に置くといいと思います。

種芋は植える前に日光に当てて「芽出し」をしてから植えた方がいいでしょう。芽出しは植え付けの2~4週間前にじゃがいもを日に当てて、あらかじめ芽を出すことです。この作業をすることで、植え付けた後の発芽率と生育が良くなりますよ。

次に水やりのタイミングです。植え付けの後は表面が乾燥する前にお水をあげて下さい。見た目で判断付かないときはポテトバッグをもってみて、軽く感じたらあげましょう。

発芽後は土が乾いてからが水やりのタイミングです。生育期は気温も上昇する季節ですので、葉や芽がしんなりしていたら、水を上げるようにしましょう。

芽かきは芽が5㎝くらいになったら行います。芽かきは元気な芽を2~3本だけ残し、他の芽を取る作業です。この作業をすることで、じゃがいもを大きく育てることが出来ます。じゃがいも栽培には必要な作業ですので、必ずするようにしましょう。

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まとめ

今回はじゃがいもの品種で「ぽろしり」をご紹介いたしました。ぽろしりの特徴や育て方、収穫量についてもお伝えさせていただきました。

今回ご紹介した内容で、皆さんがぽろしりを知って頂き、「ぽろしりを育てみたい。」と思っていただけたら、本当にうれしいです。

最後にポテトチップスの豆知識をご紹介いたします。みなさんはポテトチップスが1年間で何袋作られていると思いますか?実は1年間で約10億袋も作られているんです。(2020年実績)

1日だと約333万袋です。いかがですか?私はこんなに作られているんだと驚きました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。皆さんのぽろしりがおいしいポテトチップスになりますように。

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