炭疽病が発病した葉っぱは治らんらしいから、除去したらほとんど葉っぱ無いんだけど
よくみたら、下の方の葉っぱ、クシュクシュになって消え去ってた
死んだな😭#家庭菜園 #炭疽病 #きゅうり pic.twitter.com/y5zOAz5g3F
— キンタマフィア (@kinta_mafia) June 23, 2022
きゅうりは家庭菜園で特に人気のある野菜の一つで、生長の早い時期には毎日食べきれないほどの実を収穫することができます。
きちんと施肥をして水を切らさなければどんどん生長するのも特徴ですが、病気には気をつける必要があります。
きゅうりの病気の一つとしてカビ菌の一種が原因となる炭疽病が知られています。
炭疽病は、黄褐色や黒褐色の病変部を起点として、枯れ始めますが、株全体が枯れてしまうこともあります。
きゅうりの炭疽病に効く特効薬や農薬、そして炭疽病の対策について解説していきます。
きゅうりの炭疽病の特効薬は
きゅうりの炭疽病に効果の高い農薬として家庭園芸用トップジンMゾルをご紹介します。
炭疽病に効果のある農薬は複数種類販売されていますが、特効薬と言ってよい効き目でおすすめできる農薬の一つです。
【家庭園芸用トップジンMゾル】
水で希釈して散布するだけでよいので使い勝手が良いのが特徴の一つです。
有効成分のチオファネートメチルは、浸透移行性を有しており、散布した薬剤が葉や茎から野菜の中に入っていきます。
強い殺菌作用で、きゅうりに入ったカビ菌を退治する殺菌作用に加え、カビ菌のきゅうりへの侵入を抑えてくれる予防作用を兼ね備えており、発症前、発症後にも使用できます。
きゅうりの苗や株へ散布することで効果を発揮しますが、きゅうりの種をこの農薬で処理することで、炭疽病の発症を抑えることができます。
きゅうりの他に、家庭菜園で人気のあるトマトやナス、たまねぎなどの野菜、果樹類に加え花卉類にも使用することができます。
炭疽病の他に、カビ菌を原因とする広範囲の病気に使用でき、菌核病などにも効果的に使用することができます。
使用するにあたっては、希釈倍率や、使用時期、総使用回数を守るとともに、決められた保護具などを的確に使うようにしましょう。
キュウリの炭疽病に効く農薬は
キュウリの炭疽病に効く農薬をいくつかご紹介していきます。
それぞれ特徴があり、予防効果や治療効果のあるものがあります。
【モスピラン・トップジンMスプレー】
モスピラン・トップジンMスプレーは、スプレー容器で販売されており購入してすぐに使うことができます。
予防と治療に効果があり、浸透移行性があるため効果が持続します。
うどんこ病の他、アブラムシやコナジラミの殺虫効果も期待することができます。
【サンケイオーソサイド水和剤】
サンケイオーソサイド水和剤は、カビ菌が原因の多くの病気に有効な保護殺菌剤で予防効果が期待できます。
キュウリの炭疽病の他、褐斑病、つる枯病にも有効で、収穫前日まで使うことができます。
水で希釈して散布するだけなので、使い勝手もよくおすすめの農薬です。
【STダコニール1000】
STダコニール1000はカビ菌を原因とする多くの病気の予防効果のある総合殺菌剤です。
耐光性、対雨性にたけており、残効性もあるので長い間、キュウリを炭疽病から守ってくれます。
様々な病原菌に抵抗性がつきにくいのも特徴となっています。
【GFベンレート水和剤】
GFベンレート水和剤は、希釈して散布するタイプの農薬で、浸透移行性を有しています。
病原菌がキュウリに入ってくるのを抑える予防効果に加え、病原菌を退治する治癒効果を持っています。
カビ菌が原因の多くの病気に効果的な上に、野菜の他、果樹や花卉類にも使用することができます。
キュウリの炭疽病対策は
キュウリの炭疽病対策について解説していきます。
参考にしておいしいキュウリ栽培に役立ててください。
炭疽病は、カビ菌が原因の病気なので、湿度が高くならないようにすることが大切です。
キュウリの種をまく場所や定植する場所は、水が溜まらないように水はけを考慮した場所にしましょう。
水はけのよい場所が準備できない場合には、キュウリを育てる場所を高畝にすることで、キュウリの周りに水が停滞しないようにすることができます。
風通しにも注意しましょう。
キュウリは風通しの良い場所で育てることをおすすめします。
株間も十分に確保し、株間の湿度を低く保つようにしましょう。
水やりの際には、キュウリの葉ではなく根元に水やりを行うようにしましょう。
カビ菌が原因の病気は、胞子によって伝染していきます。
炭疽病の病変を見つけたら、病変のある葉を早めに取り除き、ビニール袋などに入れて捨ててしまいましょう。
そのままにしておくと、胞子が飛び、キュウリの他の葉や、他の株に伝染することがあります。
炭疽病のカビ菌は、土壌中に潜んでおり、雨による泥はねで伝染します。
キュウリを植える際にはマルチングを行い、泥はねが起こらないように気をつけることをおすすめします。
まとめ
1.きゅうりの炭疽病に効く特効薬や農薬と炭疽病対策はどうする?
きゅうりの炭疽病に効く特効薬や農薬、そして炭疽病の対策について解説していきます。
2.きゅうりの炭疽病の特効薬は
家庭園芸用トップジンMゾルは、浸透移行性を有しており、強い殺菌作用で、治療と予防に効果があります。
カビ菌を原因とする広範囲の病気に効果があるほかに、野菜や果樹花卉類にも使用できます。
3.キュウリの炭疽病に効く農薬は
キュウリの炭疽病に効く農薬としては、治療と予防に効果のあるモスピラン・トップジンMスプレーやGFベンレート水和剤があります。
予防効果が期待できるものとして、サンケイオーソサイド水和剤、STダコニール1000があります。
4.キュウリの炭疽病対策は
キュウリの炭疽病対策としては、湿気を低く保つために、水はけの考慮、高畝、風通しを良くすること、根元への水やりなどがあげられます。
胞子による伝染を防ぐために、病変のある葉の早めの除去、ビニール袋での廃棄、マルチングなどがあげられます。
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