玉ねぎの育て方で葱坊主は切るべき?ネギ坊主は食べられる?

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今回は玉ねぎの育て方について、皆さんにお伝えをいたします。玉ねぎを家庭菜園で育てていると、芽の先端に「葱坊主」が出来たことはないでしょうか。

 

この葱坊主の取り扱いについて、詳しく説明をしていきたいと思います。このネギ坊主ってどのように扱えばいいの?切った方がいいの?そのままでいいの?食べられるの?など色々な疑問についてご紹介を致します。

玉ねぎは色々な料理に使われ、常備野菜としてストックされている方も多いのではないでしょうか。使用頻度が高い玉ねぎを家庭菜園で作ることが出来たら、本当に便利ですよね。

 

上手に栽培するポイントをご紹介いたしますので、是非最後まで読んでくださいね。

 

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玉ねぎの育て方で葱坊主が出てきた

玉ねぎの育て方で頭を悩ませるのは「葱坊主」です。この葱坊主ですが、いったい何者なんでしょうか?葱坊主は「玉ねぎの花」です。ではなぜ、玉ねぎの花が出来てしまうのでしょう?

葱坊主が出来ている状態というのは、玉ねぎが「とう立ち」している状態です。とう立ちは花を栄せて、種を作る生殖活動です。この生殖活動をすると子孫を残すことに栄養を使う状態なので、可食部の食味が落ちてしまいます。

では、玉ねぎに葱坊主が出来てしまう原因はどこにあるのでしょうか。

 

葱坊主が出来る原因

「植え付け時期が早すぎる」

 

玉ねぎは秋に植えて、冬を越し、春から初夏にかけて収穫をします。個の植え付けが早すぎると生育が止まる冬までに育ちすぎていしまいます。

 

 

生育が再開する春に玉ねぎが育ちすぎていると、栄養が球に行かずとう立ちに使われ、葱坊主が出来てしまいます。

 

 

それを防ぐためには、植え付ける苗の大きさが大切です。植え付ける苗は6~14mmまでの大きさにしましょう。5mm以下だと冬に冷害にあいやすく、15mm以上だと冬までに生長しすぎで葱坊主が出来やすいので外します。

 

 

また、乾燥させすぎたり、肥料不足になった時のもとう立ちしやすくなる傾向があります。毎日観察し、乾燥をしないようにチェックをしましょう。

 

 

追肥は2回行います。1回目は2月中旬から3月上旬、2回目は3月下旬を目安に行います。反対に肥料のあげすぎも生育が早く葱坊主が出来やすくなるので、注意です。

 

 

苗を植え付けるときに、適切な大きさのものを選ぶこととしっかりと観察することが大切なポイントですね。

 

 

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玉ねぎのネギ坊主は切る方がいい

では、出来てしまった玉ねぎのネギ坊主ですが、どうしたらいいのでしょう?もしネギ坊主が出来たら、「すぐに切る」これがポイントです。

なぜ、ねぎ坊主を見つけ次第すぐに切らなくてはいけないのでしょうか?ネギ坊主をそのままにしておくと栄養が花を咲かせるためにネギ坊主に吸い取られて、球の肥大に栄養が使われなくなり、小さな玉ねぎになってしまいます。

また、ネギ坊主を放っておくと玉ねぎの中に硬い芯ができて食べられなくなってしまいます。

そして、ネギ坊主が出来た玉ねぎは早く収穫するようにしてください。残念ながら、大きな玉ねぎは収穫することは出来ませんが、小さい球で食べられることが出来ます。

 

時間が経過すると、先ほどもお伝えしたように中に硬い芯が出来て食用には向かなくなります。割り切って、ネギ坊主が出来てしまったら、ネギ坊主を切って、早めに収穫しましょう。

 

ネギ坊主をそのまま生育させ、花を咲かせて種を採取し、次の栽培に使うこともできます。種が黒くなった後にネギ坊主ごと刈り取ります。

 

そのままにするとはじけてしまい、せっかくの種が飛んで行ってしまうので、注意が必要です。その後、10日間ほど、風通しの良いところで乾燥をさせます。

 

乾燥したら、ネギ坊主を手でもんで種を取り出しましょう。

ですが、これは上級者レベルです。しっかりと栽培して収穫をするのであれば、販売している苗から栽培するのがいいでしょう。

 

 

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ネギ坊主は食べられる?

さて、玉ねぎに出来てしまったネギ坊主ですが、切って処分するしか方法は無いのでしょうか?実はこのネギ坊主食べられるんです。

 

ではここではおすすめのネギ坊主レシピを皆さんにいくつかご紹介を致します。

 

【おすすめレシピ① 天ぷら】

・材料

ネギ坊主(蕾)・・・2個

小麦粉(薄力粉)・・・・20g

水・・・・適量

塩・・・・適量

 

 

・作り方

①小麦粉に塩をほんの少し加え、水に溶き、天ぷら衣を作る。

②ネギ坊主に天ぷら衣を付ける

③170度の油でカラリとネギ坊主を揚げる。

 

 

【おすすめレシピ② 酢みそ和え】

・材料

ネギ坊主(蕾)・・・・10~12個

味噌、酢・・・・各大さじ1

醤油、砂糖・・・・各小さじ1/2

いりごま・・・・小さじ1

塩・・・・適量

 

 

・作り方

①塩を加えた熱湯で、ネギ坊主がしんなりするまで茹でる。

②茹でたネギ坊主をお好みの大きさに切る。

③味噌、酢、醤油、砂糖を混ぜ合わせ、その中に茹でたネギ坊主を入れて、からめる。

 

 

その他にも、甘酢漬けやゴマみそ和え、炒め物に使用したりなど、色々な料理に使えちゃいます。気になる方はレシピサイトで検索してみてください。

 

 

ただ捨てちゃうだけだともったいないです。出来てしまったものは仕方がありません。それを有効活用して、おいしく頂きましょう。これも一つの立派なSDGsですね。

 

 

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まとめ

今回は玉ねぎの育て方の中で、「葱坊主」が出来てしまった時の事についてお伝えをいたしました。なぜネギ坊主が出来てしまうのか、それを防ぐために注意することはどんなことかなどポイントを押さえられたでしょうか。

 

ネギ坊主は見つけ次第、切って処分をするとお伝えいたしましたが、実はそのまま育てて、種を作ったり、ネギ坊主を収穫し、色々なレシピに使えるなんて以外ではありませんでしたか?

 

ネギ坊主が出来てしまうと、本来の目的の大きくておいしい玉ねぎを作るということは達成できませんが、それが出来たことによって、処分だけではなく、次の使い道を考えられるのも家庭菜園のいいところですね。でもやっぱり大きくておいしい玉ねぎ作りたいですね。

今回のポイントをしっかり押さえて、大きく甘い玉ねぎを沢山つくりましょう。

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