かぼちゃの疫病に効く農薬や疫病対策とはどうすべきなの?

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かぼちゃ

夏野菜といえば、トマトやナス、キュウリ、ピーマンなどがよく知られています。

 

ハウス栽培が多くなり、夏野菜もいつでも手に入れることができるようになりましたが、旬のものは価格も安く栄養価も高いのが特徴です。

 

夏に旬を迎えるかぼちゃは、肥料もよく吸収し、土を選ばずよく育つので、家庭菜園初心者にもおすすめです。

かぼちゃは比較的育てやすいのですが、気をつけなければならない病気の一つに疫病があります。

 

かぼちゃの疫病とはどのような病気なのか、疫病に効く農薬、そしてかぼちゃの疫病対策について解説していきます。

 

 

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かぼちゃの疫病とは

かぼちゃの疫病とはどのような病気なのでしょうか。

かぼちゃの疫病は、フィトフトラ菌という、糸状菌の一つが引き起こす病気です。

 

病気の初期では、かぼちゃの葉に褐色の部分や水にしみたような部分ができ、徐々に広がっていきます。

多湿の状態では、褐色の部分に白いカビも発生します。

 

 

褐色の部分は、葉だけではなく、実にも広がり、茶色の病変となって現れてきます。

疫病は、あまり広がっていない場合は良いのですが、多発するとかぼちゃの株が枯れてしまいます。

 

 

いったん発病してしまうと、糸状菌がかぼちゃの葉の細胞を殺すことで広がっていくので、治療をすることはかなり困難な病気の一つです。

 

疫病の原因となる糸状菌は、もともと土の中に存在するもので、土からの感染の他に、大雨の際の冠水により、かぼちゃの葉や茎などに付着することが原因となります。

 

特に、糸状菌の胞子は、水の中を泳ぐという特徴があり、長い間冠水したままにしておくと、疫病は簡単に広がっていきます。

かぼちゃの疫病が好む環境は、高い温度と湿度で、発生時期としては6月から8月となります。

ちょうどかぼちゃが勢いよく生長する時期と重なるので、注意していないとせっかく育てたかぼちゃが全滅してしまうということにもなりかねません。

 

 

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かぼちゃの疫病に効く農薬とは

かぼちゃの疫病に効く農薬について解説していきます。

参考にしてみてください。

 

 

【GFワイドヒッター顆粒水和剤】

GFワイドヒッター顆粒水和剤は、水に希釈して散布するタイプの農薬で使いやすいのも特徴の一つです。

有効成分は、ベンチアバリカルブイソプロピルという薬剤とTPNという薬剤を混合した殺菌剤です。

ベンチアバリカルブイソプロピルは、疫病の他にベト病にも効果を発揮し、予防、治療効果があります。

 

 

TPNは多くの病気に対して、予防効果を発揮してくれる薬剤です。

この2種類の成分は、それぞれ有する作用が異なる殺菌成分のため、効果的にかぼちゃの疫病に対応することができます。

 

 

特筆できる特徴としては、薬剤の成分が植物の体に浸透する「浸達性」があるので、雨が降った際に、有効な成分が流れることがすくないことです。

 

 

トマトの例では、散布したのち21日後でも、効果が持続していることが確認されています。

かぼちゃの例では、疫病、べと病のほか、うどん粉病にも効果があるほか、糸状菌やカビ菌が原因の病気に広く使用することができます。

 

 

かぼちゃなどのウリ科の野菜の他に、トマトやナスなどのナス科、キャベツやハクサイなどのアブラナ科の野菜にも効果を発揮します。

 

 

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かぼちゃの疫病対策は

かぼちゃの疫病対策について解説していきます。

かぼちゃの疫病は、糸状菌の感染によるものなので、感染初期の葉を見つけたら、感染した葉をなるべく早く取り除きましょう。

 

 

取り除いた葉は、畑の隅に放置せずに、ビニール袋などに入れ廃棄しましょう。

畑の端っこのほうに、そのまま置いておくと、糸状菌が広がり、ほかの株にうつっていく可能性があります。

 

 

発生してすぐの場合には、ほかの葉に伝染していない可能性があるので、株全体に広がるのを防ぐことができます。

 

 

疫病は主に、雨による冠水が原因で広がっていくので、かぼちゃを植えている家庭菜園の排水には気をつけるようにしましょう。

 

 

たくさんの雨が予想される場合には、家庭菜園をよく観察し、株の周りで水のたまりやすい場所がないか点検し、きちんと排水ができるようにしましょう。

 

 

かぼちゃの周りを周りより少し高めにすることで、かぼちゃの周囲に水がたまることを抑えることができ、疫病対策とすることができます。

 

 

まわりからの泥はねを抑えるために、敷き藁を株の周囲に施したり、マルチを設置すると予防効果があります。

風通しを良くすることも、かぼちゃの疫病の予防に役立ちます。

 

 

一度疫病が発生すると、また発生する可能性が高いので、連作を避け、別の種類の野菜をそだてるようにしましょう。

 

 

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まとめ

1.かぼちゃの疫病に効く農薬や疫病対策とはどうすべきなの?

かぼちゃの疫病とはどのような病気なのか、疫病に効く農薬、そしてかぼちゃの疫病対策について解説していきます。

 

 

2.かぼちゃの疫病とは

かぼちゃの疫病は、フィトフトラ菌という、糸状菌の一つが引き起こす病気で、かぼちゃの葉に褐色の部分や水にしみたような部分ができ、徐々に広がっていきます。

褐色の部分は、葉だけではなく、実にも広がり、茶色の病変となってあらわれ、かぼちゃの株が枯れてしまうこともあります。

 

糸状菌は、もともと土の中に存在し、大雨などの冠水で広がります。

発生時期としては6月から8月となります。

 

 

3.かぼちゃの疫病に効く農薬とは

GFワイドヒッター顆粒水和剤は、ベンチアバリカルブイソプロピルという薬剤とTPNという薬剤を混合した殺菌剤で、予防、治療効果があります。

薬剤の成分が植物の体に浸透する「浸達性」があるので、雨が降った際に、有効な成分が流れることがすくなく、効果が持続します。

 

 

4.かぼちゃの疫病対策は

かぼちゃの疫病対策としては、感染した葉の早めの取り除き、排水をよくすること、高畝、敷き藁やマルチの使用、連作を避けること、などがあげられます。

 

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