カブにつくアブラムシに効く農薬や対策方法と予防方法はどうする？

カブはアブラナ科に属している野菜で、育てやすい野菜の一つです。

春まきや、秋まきで収穫できるのがカブの特徴ですが、アブラナ科の野菜は暑さに弱いので、涼しくなる時期に生長する秋まきのカブの方が育てやすく、初心者にはおすすめです。

気温が下がってくると、害虫の動きも活発でなくなるのですが、気をつけなければならない害虫もおり、その一つがアブラムシです。

カブにつくアブラムシに効く農薬や対策方法そして予防方法などについて解説していきます。

参考にしてみてください。

カブのブラムシに効く農薬とは

カブのアブラムシに効く農薬、特に小カブに効果の高いものについて解説していきます。

【アーリーセーフ】

希釈して使用するタイプの農薬で、天然ヤシ油由来の成分を使用しているので、有機ＪＡＳ規格にも適合し、安全性の高いのが特徴です。

アブラムシの他、コナジラミやハダニ、うどんこ病にも効果があり、収穫前日まで使用可能です。

【ベニカマイルドスプレー】

スプレータイプの容器で販売されており、購入してすぐに使用でき、手軽に使用できるのでおすすめです。

還元沈殿糖化物という自然由来の成分を使用しており、アブラムシを包んで退治する安全性の高い農薬の一つです。

アブラムシの他、コナジラミ、ハダニ、うどんこ病などにも効果を発揮します。

【家庭園芸用オルトラン粒剤】

浸透移行性の殺虫剤で、カブの株元に散布しておくだけでよく、使い勝手の良い農薬です。

アブラムシなどの吸汁性害虫に効果を発揮し、効果が持続する他、隠れているアブラムシも退治することができます。

【ベニカ水溶剤】

水で希釈して散布するだけで、成分が葉から吸収されるので、殺虫効果が持続する浸透移行性の農薬です。

アブラムシのような吸汁性の害虫の他、葉を食害する害虫にも効果を発揮します。

【ベニカベジフルスプレー】

ベニカベジフルスプレーは、スプレータイプになっているので購入してすぐに使用できます。

幅広い害虫に使用できるほか、即効性と持続性があり、アブラムシでは約１ケ月効果が持続します。

【家庭園芸用マラソン乳剤】

家庭園芸用マラソン乳剤は、薬害が比較的少なく広範囲の害虫に使うことができる代表的な殺虫剤です。

カブなどのアブラナ科の野菜のほかに、ウリ科、ねぎなどのユリ科などにも効果があります。

カブのアブラムシ対策は

カブのアブラムシ対策について解説していきます。

カブのアブラムシ対策の第一としては、捕殺があります。

小さいので見つけにくいのですが、カブの葉などを良く観察して見てください。

カブの葉の裏などに潜んでいることもあります。

アブラムシを捕殺するといっても、手でつかまえるのは難しいかもしれません。

アブラムシを見つけたらハケなどを使うとうまく捕まえることができます。

ガムテープなども効果的です。

ガムテープを使うことで、広い範囲のアブラムシを一気に捕まえる事が出来ます。

アブラムシが付いたガムテープは、そのままビニール袋などにいれて廃棄してしまえば、手を汚すことも無いので、清潔にアブラムシを退治することができます。

他の方法としては、水を勢いよくかけることです。

アブラムシはとても小さな害虫なので、水をかけるだけでもカブから取り除くことができます。

アブラムシを農薬を使わずに、退治する方法としては、牛乳の散布があります。

牛乳を２％程度に水で希釈して、アブラムシに散布すると、アブラムシは窒息して死んでしまいます。

牛乳が乾いたら、水で洗い流してしまうと良いでしょう。

牛乳は結構臭いを出しますし、牛乳がカブに残っているとカビが生えてしまうことがあります。

カブのアブラムシを予防するには

カブのアブラムシを予防する方法について解説していきます。

アブラムシは銀色に光るものを避ける性質があります。

ホームセンターなどにキラキラテープなどという名前で、銀色のテープが販売されているので、カブに近いところに張っておくと、アブラムシが近寄りにくくなります。

マルチングを使用すると、乾燥や雑草対策もできるのですが、銀色のマルチングを使うと、アブラムシの飛来を抑えることができます。

銀色のものとしては料理用のアルミホイルなども効果があるので、余ったものをカブの周りに置いておきましょう。

アブラムシは黄色い色にひかれると言われています。

黄色の粘着板はホームセンターなどで販売されているので、カブの近くに置いておくと、アブラムシ対策になり良いでしょう。

木酢液などもアブラムシの飛来を抑える効果があります。

木酢液はホームセンターなどで販売しているので、適量に希釈してカブに散布しておくと良いでしょう。

防虫ネットも効果があります。

ただしアブラムシはとても小さいので、目の細かいものを選び使用すると良いでしょう。

アブラムシは、カブの周囲の雑草から飛来することもあります。

カブの周囲に雑草がある場合には、こまめに刈り取っておくとアブラムシ対策となります。

まとめ

１．カブにつくアブラムシに効く農薬や対策方法と予防方法はどうする？

カブにつくアブラムシに効く農薬や対策方法そして予防方法などについて解説していきます。

２．カブのブラムシに効く農薬とは

カブのアブラムシに効く農薬としては、アーリーセーフ、ベニカマイルドスプレー、家庭園芸用オルトラン粒剤、ベニカ水溶剤、ベニカベジフルスプレー、家庭園芸用マラソン乳剤などがあります。

３．カブのアブラムシ対策は

カブのアブラムシ対策としては、ハケなどを使ったり、ガムテープにくっつける捕殺、水で洗い流す方法、希釈した牛乳を散布する方法などがあります。

４．カブのアブラムシを予防するには

カブのアブラムシを予防するには、キラキラテープ、銀色のマルチングやアルミホイルを使用すること、黄色の粘着板を使用することなどがあげられます。

他の予防方法としては、木酢液の散布、防虫ネットの使用、雑草の刈り取りなどがあげられます。