さつまいものネキリムシの農薬やネキリムシ対策はどうする?

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さつまいもさつまいも

家庭菜園やプランターでも人気のさつまいもの定植に向く季節は、十分地温が上がる5月初めから6月末にかけてです。

いろいろな料理にも使うことができ、育てやすいのが特徴のさつまいもですが、育てる上で気をつけなければならない病気や害虫があります。

害虫の一つがネキリムシです。

ネキリムシとはどのような害虫なのか、ネキリムシに効果の高い農薬や、ネキリムシの発生を抑える対策などをご紹介します。

参考にしていただき、おいしいさつまいもの栽培に挑戦してみてください。

 

 

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さつまいものネキリムシとは

さつまいものネキリムシとはどのような害虫なのでしょうか。

ネキリムシとは、カブラヤガ、タマナヤガなどヤガ類(夜蛾)の幼虫の総称です。

 

せっかく植えた苗や、育った苗などの根元付近をすっぱりと切ってしまうのでその被害は甚大です。

ネキリムシと呼ばれていますが、実際には根を切るのではなく茎の部分を切ってしまいます。

 

ネキリムシは、さつまいもの他に、キャベツ、じゃがいも、大根やたまねぎなど多くの野菜の害虫として知られています。

昨日までは元気に育っていると思っていたさつまいもが翌日には根元からすっぱりと切られてしまっていたら、とても残念に感じることでしょう。

ネキリムシは、夜行性で昼間は土の中に潜っていますが、夜になると地表に出てきて、野菜の根元を切ってしまうので、見つけるのはとても難しく厄介な害虫の一つなのです。

活動する時期は4月から11月までで、ほぼさつまいもの生育期間と同じなので、被害は比較的長く続きます。

ネキリムシの成虫であるヤガ類の蛾が、さつまいもの葉などに卵を産み付けると、4から5日で孵化します。

孵化したばかりの幼虫は、小さく被害も小さいのですが、さなぎになる前の幼虫は40mmほどまでになり、サツマイモの根元を切り食害します。

特に硬くなった茎は好まず、定植後あまり時間のたっていない柔らかい部分を食害します。

 

 

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さつまいものネキリムシに効く農薬は?

 

さつまいものネキリムシに効く農薬としてはサンケイダイアジノンとネキリベイトがおすすめです。

サンケイダイアジノンもネキリベイトも、ネキリムシに効果的な農薬なのですが、使い方が少し異なります。

サンケイダイアジノンは、地中にいるネキリムシへの接触による殺虫効果や、ネキリムシを近づけない忌避効果があります。

土の中のネキリムシを殺虫するのが目的なので、サツマイモの苗の定植前に、畑全体にサンケイダイアジノンを散布し、土と混ぜておくか、定植する苗の近辺にのみ混ぜておく必要があります。

サンケイダイアジノンは、予防的にも用いネキリムシの被害を抑える効果があります。

 

ネキリベイトは、定植前にサンケイダイアジノンなどの農薬を、土に混ぜ込まなかった場合にも使用することができる農薬です。

 

ネキリベイトは、さつまいもの株元に散布することで効果を発揮します。

株元に散布しておくと、ネキリムシを土中から誘い出し、薬剤を食べさせることで退治します。

効果はとても高く、即効性があり、サツマイモを植えた後でも使用できる使い勝手の良い農薬です。

サンケイダイアジノンも、ネキリベイトも使用回数や使用量をきちんと守っておけば比較的安全に使用できる農薬ですが、取扱説明書をよく確認して使うように心がけることをお勧めします。

 

 

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さつまいものネキリムシ対策とは?

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家庭菜園をしている人には農薬を使いたくない人もいるでしょう。

また、ホームセンターなどで販売している農薬でも量が多く、使い切らないという人もいるでしょう。

農薬を使う前のさつまいものネキリムシ対策をご紹介します。

基本的なネキリムシ対策は、捕殺です。

ネキリムシは夜行性なので、朝に畑を見回って、苗が根元から切られていたら、ほぼネキリムシの被害と考えればよいでしょう。

 

ネキリムシは、比較的浅い土中に潜んでいるので、掘り返して捕殺すると良いでしょう。

株元にいない場合もあるので、少し広めに探したほうが見つかる可能性が高くなります。

 

 

直接触るのが苦手な人は、ピンセットやハシなどでつかむことをおすすめします。

ネキリムシは、成虫が飛んできて卵を産み付けるので、防虫ネットなども効果があります。

 

さつまいもは、つるが伸びて防虫ネットに入りきらなくなることもあるのですが、苗が小さいうちだけでもかぶせておくと良いでしょう。

 

マルチングをしておくと、ネキリムシが土の中に入っていきにくくなるので効果的です。

 

ネキリムシは、野菜のほかに雑草なども食害します。

雑草が、さつまいもの近くにあると移ってくる可能性が高くなるので、サツマイモ畑の周りの雑草は刈っておくようにしましょう。

 

 

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まとめ

1.さつまいものネキリムシの農薬やネキリムシ対策はどうする?

さつまいもは育てやすく人気がありますが、気をつけなければならない害虫としてはネキリムシがあります。

ネキリムシとはどのような害虫なのか、ネキリムシに効果の高い農薬や、ネキリムシの発生を抑える対策などをご紹介します。

 

 

2.さつまいものネキリムシとは

ネキリムシとは、ネキリムシとは、カブラヤガ、タマナヤガなどヤガ類(夜蛾)の幼虫の総称です。

夜行性で昼間は土の中に潜っていますが、夜になると地表に出てきて、野菜の根元を切ってしまうので、見つけるのはとても難しく厄介な害虫の一つなのです。

 

 

3.さつまいものネキリムシに効く農薬は?

さつまいものネキリムシに効く農薬の中でもサンケイダイアジノンとネキリベイトがおすすめです。

サンケイダイアジノンは、定植前に土の中に混ぜ込んで使います。

ネキリベイトは、定植後のさつまいもの株元に散布しておくと、ネキリムシを効果的に退治することができます。

 

 

4.さつまいものネキリムシ対策とは?

サツマイモのネキリムシ対策は、基本的には捕殺です。

朝、畑を見回り、切られている苗を見つけたら、株周辺を掘り返し捕殺しましょう。

防虫ネットやマルチングも効果があります。

畑の周りの雑草からネキリムシが移ってくることがあるので、良く刈っておきましょう。

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